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採用力UP講座 2021年卒学生の就職準備に向けたリアルを知るために

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。元号が変わったことが印象的だった今年もあとわずかで終わり、間もなく新しい年を迎えます。新卒大学生向けの採用活動は、これから本番を迎えます。

2021年卒大学生向けの就職支援は、履歴書・ESの個別添削へのニーズが高い時期となり、既に終盤を迎えようとしています。意欲的に相談に訪れる学生への相談に対応していると、2021年就職に向けた学生の準備状況のリアルが様々見えてきます。今回は、特に採用担当の皆さんに参考になりそうな、リアル情報をお伝えしていきます。

 

インターンシップ参加により「業務・職務」理解が促進されている

インターンシップを、単位として認める大学が増えていることも関係しているようですが、複数企業のインターンを経験している学生が増えています。インターン内容も、業界の概要説明で終わることなく、実際の職場で「業務体験」や「職務理解」を深める機会を持てているようでした。

理系でなんとなく化粧品業界の研究職のイメージをもち、インターンシップに参加した女子学生A子の事例について、紹介していきましょう。

A子は、実際の研究職が行う業務体験や社員との交流を通じ、勉強したことを活かせると具体的に理解できた一方で、何か物足りない印象をもって戸惑ったといいます。そんな時、それまであまりイメージしていなかった「営業職」の社員との交流を持ったところ、自分には部屋の中にいる「研究職」より、より顧客と近い人と関わる「営業職」に適性があるように感じ、「営業職」にチャンスがある企業研究を進めるようになりました。大学生活で、学生連盟に加盟する部活のマネージャーとして、連盟活動を他大学の学生と協力しながら調整や交渉を行った経験を、営業職への適性としてアピールできないかと考えながら、ES対策を進めています。これは、インターンシップ参加が、本人の特性を深めた良い事例です。

 

家庭で親世代のサポートを上手く受けている学生の存在

これまで、就職活動に親が関わる事は、ややマイナスにとらえられていたように感じます。安定という価値観の押し付けであったり、本人の選択を応援できない行動をとる等、学生本人の自立を阻むような動きをする等、就職支援をしている中では、親対策が必要な場面が増えてきた印象でした。就職支援の中でも、親に向けたセミナーを企画したり、企業も親との情報共有を意識した対応を進めるなど、正しい情報を伝える努力をしているものの、負担が増えた感がありました。その成果が少しずつ出てきたのかもしれないのですが、親世代から「企業」や「業界」の情報を上手く得ている学生が存在しています。

好奇心一杯で、初めてのことや人と積極的に関わってきた男子学生のB君について紹介していきましょう。テーマパークでアルバイトをしているB君は、持ち前の明るさや人懐っこさで、アルバイトリーダーの役割を任されています。アルバイト代を短期留学費用に充てるなど、自分なりに学生時代の充実に工夫をしています。友人が大企業のことを話題にしていることが気になり、家族に相談。父親が働いている企業のグループ会社について、具体的な業務情報を聴いたところ、空間をデザインする企業に関心を持つようになりました。B君は、企業理解のためのコツがわかったように感じ、今は企業規模にこだわらない情報収集を企業HPに直接アクセスすることで進めています。わからない業界や職種は、家族のサポートで理解を深めることもある良い事例です。

 

学生は不安と不安と不安で構成されている

日本財団の「18歳意識調査」(9カ国調査)によると、日本の若者の不安を表す結果が出ています。国の将来像に関して「良くなる」という答えはトップの中国(96.2%)の10分の1。「自分は責任がある社会の一員だと思う」と、他国が80%を超える中で最も低い44.8%。将来の夢を持っているという問いに対しても、他国が90%を超える答えをする中で、最も低い60.1%である一方、どのようにして国の役に立ちたいかの答えは、他国とは異なり1位が「きちんと働き納税する」という生真面目な一面もあり、将来働かなくてはいけないと考えながらも、将来に夢を見いだせないという結果となっています。

意欲的に働くイメージを持ちきれないまま就職活動をせざるを得ない学生は、不安と不安と不安で構成されていることも知っておく必要がありそうです。

いかがでしょうか?

今積極的に動いている学生はいわゆる優秀層にあたる人材が多く、彼らに皆さんの会社と早い段階でコンタクトできるかどうかは、皆さんにとっても重要です。対応すべきポイントは以下の通りです。

1、インターンシップでは複数の職種についての理解を促す

実際の職務を複数というところがポイントです。特にA子さんのような理系学生は、学修内容に近い職務以外を知るチャンスが少ないようです。また、企業概略に時間を割くより、会社を構成している職務理解を進める方が効果的です。

2、業界理解を意識したインターンシッププログラムを作る

今の時期は他社との差別化は難しく、もどかしく感じることも有るかもしれません。大企業のインターンシップが人気である理由は、「大手企業へのあこがれ」だけではなく、業界理解がしやすいというメリットにもあるようです。自社の業界内での立ち位置や他業界との関連を、きちんと理解するプログラムは、学生にとって、業界を詳細に理解するために役立つこととなります。業界理解を促すことにポイントにおいて、プログラムを企画していく必要がありそうです。

いかがでしたか?これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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