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採用力UP講座 「第二新卒」を正しく理解しよう

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。
採用担当の皆さんは、「第二新卒」という言葉、もちろんご存知ですね。
もしかしたら、採用する際のキーワードとしてお使いかもしれません。または、もしかしたら、苦労して採用した人材を「第二新卒転職」で流失してしまった、苦い経験をなさっているかもしれませんね。

最近の転職エージェントHPでは、「第二新卒転職」の有利さを強くアピールしているものを多く見かけます。
私自身約15年程前、「第二新卒」マーケットが出来始めた頃、それまで転職者としてほぼ市場価値のない、社会経験3年未満の若年層に対する転職支援をしていました。その経験から、様々な理由で続けられないと考える若年者を、単純に「甘い」という一言で、切り捨てることはできないと考えています。

しかし、「第二新卒」をどこかブランド化した見方をする昨今の風潮には、強い懸念を感じています。「第二新卒」について、正しい理解を深めていきましょう。

 

第二新卒とは

2004年頃から、入社後3年未満の転職者に対して「第二新卒」という言葉が使われ始めました。当時は、大学卒業後正社員として安定的な就職をしていないとされた「フリーター」や、就職活動が上手くいかないまま卒業した「既卒」という概念と異なるものとして、転職支援市場で、「就職後3年未満で転職を考えている」もしくは「転職を目的に3年未満で離職した」若年者を指していたものです。

 

第二新卒当事者の誤った考え方

最近の転職エージェントPRの影響か、「第二新卒転職」であれば有利な転職ができると勘違いしている若年者が増えてきています。実例を挙げていきましょう。

試用期間中に転職することを有利と考えている

試用期間を、その言葉通り「お試し期間」ととらえているため、まだその会社の社員になりきっていない方が「有利」と考えています。社会人経験の浅さからの勘違いであることは間違いないのですが、ほぼビジネスマナーにおける「基本レベル」の経験しか積んでいない職務スキルであるにもかかわらず、なぜか自己評価が高いままであることが特徴です。
「事前説明と実態が違う」が転職理由で一番多く、ひどい会社に入社したという意識を強く持っています。

大企業にリベンジ転職できると誤解している

人手不足というニュースが多いせいか、大企業であっても採用に苦戦しているという実態を過大解釈し、大企業に就職できると誤解している場合があります。
特にこの地域では、人材不足を埋めるためか、数年間の期間限定契約社員求人案件が多くみられます。直接雇用であるために、「正社員雇用」への狭き門をあまり理解しないまま、転職する若年者は多いものです。

「第二新卒」での転職がベストであるとの誤解

第二新卒の年齢を過ぎると、途端に転職案件が減ると誤解をしている若年者は増えています。確かに未経験転職の場合は、ある程度の若さを求められることは多いようです。しかし、そもそも職務スキルを重視するはずの転職者には、通常5年から10年程度の職務経験への期待があるはずです。最近の「第二新卒」を意識した求人案件数が増えてきたことも、この誤解を広げている原因かもしれません。

 

第二新卒採用について注意すべきポイント

「第二新卒採用」は、多くの企業で行われています。かつて、働き続けられないことに対して多くの企業が懸念を感じ、最も転職案件が少なかった時期があったことから考えると、転職状況は大きく変化してきました。新卒採用への苦戦のカバーとして第二新卒採用を考えるには、注意すべきポイントを把握しておく必要があります。

「経験が浅いこと」を歓迎しすぎていないか

第二新卒は職務経験が浅いことが特徴です。職務スキルがないマイナスはあるものの、前社に染まりすぎていないことも事実です。この「染まっていないこと」を事実です。この「染まっていないこと」を必要以上に歓迎し、新卒で採用できなかった人数を、カバーするための採用をしていませんか?

どんなに短くても、前社についてほとんど理解していないままの転職者には、注意すべきです。就職先で働き続けられなかったことについて、誰かのせいにするだけの「他責社員」では、転職後の活躍が心配です。職務経験が浅いことはしかたのないことですが、これまでのことをきちんと振り返ることができない、考えが「浅い」社員には、注意する必要があります。

学歴に注目しすぎていないか

新卒採用時になかなか応募がない大学を卒業した人材は、魅力的に見えるかもしれません。私自身、第二新卒支援の際、募集企業からの学歴への具体的な注文の多さを感じたものです。
第二新卒は、新卒と同様、学生時代へ目を向けた採用をせざるを得ない場合もあります。しかし、学歴にのみ注目した採用では、皆さんにとって「有利な採用」とならない場合があります。

もちろん様々な事例がありますが、出身大学への期待にやや伴わない印象の人物が、第二新卒転職者にいるのも事実です。どんなに短くても「会社員としても経験」をきちんと確認しておく必要があります。

 

いかがでしたか?

そろそろ、1年半~2年半の職務経験の「第二新卒者」が、転職市場に出てくる時期です。良い人材を見極める参考にしていただければと考えています。

これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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