梅雨明けとともに、猛暑到来です。暦の上では秋なのですが、これは毎年のことですので、言わない約束というところでしょうか(;^ω^) さて、約束といえば、次回、このセグメンテーションのフレームワークについて深堀することも可能ですので、ご希望があれば編集部までお問合せくださいませ。
と、先月分を締めくくっていたところ、公開直後に、早速リクエストが届きましたので、お約束通り、今回もセグメンテーションについて綴ってみます。
セグメンテーションとターゲッティング
弊社のお客様から決まって飛び出す質問に、そもそも、セグメンテーションとターゲッティングは、どこがどう違うのか?というものがあります。
確かに慣れないと混同しやすいかもしれません。「市場細分化」という異名がある通り、身もふたもない表現をすれば、セグメンテーションとは、(細かく)分けること。
☆ターゲッティングについては、次回以降のお楽しみということで・・・(;^_^A
そして、STPという3つのプロセスをセットで考える上で、トップバッターを担うS(セグメンテーション)ですが、ここでボタンをかけ間違えると、後々の全てのプロセスに影響を及ぼしてしまうという、戦略立案の前提ともいえる重要な位置づけなのです。
故に、「何事も最初が肝心」ということで、目的に基づき、ニーズ・ウォンツに関わる特性に想いを馳せながら(インサイトを働かせながら)、「量は質を担保する」という格言通り、とにかく沢山アウトプットしていきます! ある意味、多様な感性を要求されますので、一人で抱えるのではなく、可能な限り、チームで取り組んでいただくことをオススメします。
実例
実際、採用ブランディングでお手伝いしたお客様の事例を振り返ると、
- 保護者からの金銭援助レベル
- 運が良いか悪いか
- 礼儀
というセグメント・テーマから、それぞれ、
- 小遣いナシ、小遣いアリ(1万円未以下、3万円未満、3万円以上)、仕送りアリ、仕送りナシ
- 特に運がイイ、運がイイ、運が悪い、気にしない
- 挨拶、御礼、感謝の言葉、謝罪の言葉、大きい声、なし
とう項目を導き出したりしていました。
事業承継のタイミングでお手伝いした製造業のお客様のケースでは、
- マズローの欲求段階説
- 社外活動
- 社外ブレーン
というセグメント・テーマから、こちらもそれぞれ、
- 生存、安全、社会、承認、自己実現、他者実現
- 地域ボランティア活動、町内会、マンション理事会、高校同窓会、大学同窓会、異業種交流会(ここだけでも沢山出てきましたが、今回詳細は割愛させていただきます)
- 経営コンサルタント、公認会計士、弁理士、弁護士、サプライチェーン上流管理職
という項目が出たりしました。
また、BtoB専業からBtoC分野へ新事業展開されるという課題を持ったお客様では、地元の主婦層を想像しながら、
- 一か月あたりの家族遣いでの外食費
- 掃除で重要視するもの
- 発注方法
というセグメント・テーマから、
- 外食しない、3千円未満、5千円未満、1万円未満、2万円未満、3万円未満、3万円以上
- 綺麗さ、丁寧さ、価格、安全、早さ、特にこだわりがない
- 電話、ネット(フォーム)、ネット(メール)、ネット(アプリ)、FAX、ハガキ、訪問
という項目が炙り出されました。
おかげさまで、何れのケースも、良い成果に繋がったのは、嬉しい限りでしたね。とにかく、前述の通り、先ずはアウトプットが大切です。一人で難しく考えすぎず、チーム単位で楽しみながら取り組んでみては如何でしょうか!
今回もお役にたてれば幸いです。
ではでは!