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第4回 中途採用した社員を育成するためのフォローアップ(4回シリーズ)

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中途採用社員への教育の考え方

第4回 中途採用した社員を育成するためのフォローアップ(4回シリーズ)

連載の最終回となる第4回は、中途採用した社員へのフォローアップ面談がテーマです。

「新人でもあるまいし。」

「20代ならともかく、経験豊富な30代、40代にそんなもの必要ないのでは。」

と感じるかもしれませんが、どんなに経験のある人でも、入社後に上手く仕事を進めているように見えても、今後さらに活躍してもらうために効果的なのがこのフォローアップ面談です。中途採用した社員への教育の締めくくりでもある、フォローアップ面談の必要性と共有すべき内容について確認していきましょう。

 

フォローアップ面談はなぜ必要なのか?

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中途入社した社員は、入社後の数か月は新しい職場で多かれ少なかれストレスを感じています。仕事に対する考え方や進め方の違い、新しい人間関係、「経験者だから早く成果を…。」というプレッシャー、入社前のイメージと実際の業務とのギャップなど、職場や仕事に慣れるまで様々な焦りや戸惑いを感じているかもしれません。このようなモヤモヤした思いやストレスを放置しておくと、本来の能力をなかなか発揮できなくなります。それが悪化すれば、「こんなはずではなかった。」と早期退職の原因となってしまうことさえあります。

何かトラブルを抱えたり、早期退職をしたりするのを防ぐためには、中途入社した社員の話をしっかり聴き、現状を確認することが必要です。フォローアップ面談は、その機会となるのです。

 

配属後のフォローアップ面談は誰が行うのか

配属後のフォローアップとは、配属してから1~3ヶ月後に中途採用した社員に対して行います。落ちついて話ができ、話の内容が外部に漏れないようなスペースを確保しましょう。面談するのは直属の上司か、もしくは人事担当です。直属の上司であれば、「職場で抱える問題点が解決しやすい」「今後の業務上の期待が伝わりやすい」というメリットがあり、人事担当であれば「業務で直接関わらない分、本音が言いやすい」というメリットがあります。

もし直属上司と何か問題があるようであれば、人事担当が行うほうが望ましいでしょう。状況に応じて判断してください。

 

フォローアップ面談で確認すべき内容とは

フォローアップ面談の目的は、中途入社した社員の現状を確認し、お互いに今後の方向性をすり合わせることにあります。そのために面談では、以下の4つのポイントを確認していきましょう。

➀今までの仕事に対する評価

まずは中途採用した社員に、入社してから今までの仕事・働きに対する評価を伝えましょう。期待に沿っているのか、いないのか。考え方の方向性は合っているか。働き方が、求める水準に達しているのか、いないのか。良くも悪くもきちんとフィードバックしていきます。ただし、中途採用した社員の仕事ぶりによっては評価を伝えるタイミングにも考慮が必要です。

期待通り、または期待以上で「褒める内容」や「ポジティブな評価」が多いのであれば、面談の最初に伝えることで相手はリラックスし、その後の話もしやすくなります。しかし、期待した働きができていなく、働き方や仕事に対して指導やアドバイスが必要な場合には、面談の最初に厳しい内容を伝えてしまうと、中途採用した社員は自分の抱える課題を言いにくくなってしまう可能性があります。評価が低い場合には、なぜ成果が挙げられていないのか相手が抱える問題を確認する意味でも、次の「②職場に馴染んでいるか、困っていることはないか」「➂意欲的に仕事に取り組めているか」を確認してから評価を伝えるとよいでしょう。

②職場に馴染んでいるか、困っていることはないか

フォローアップ面談は、中途採用した社員が何かトラブルや仕事上の悩みを抱えていないかを確認する大切な場でもあります。職場の同僚とのコミュニケーションはうまくいっているか、仕事を進める上で困っていることはないかを聞いてみましょう。特に周囲とのコミュニケーションが重要な業務では、周囲とのコミュニケーションはうまくとれているか、「話しかけにくい」などの遠慮を感じていないか、確認が必要です。

このテーマはあまり真剣に聞いてしまうと、「些細なことだし我慢しよう。」と言葉を飲み込んでしまう可能性があります。しかしそれが実は、心に引っかかる重要な問題であることも少なくありません。中途採用した社員は、まだ会社に慣れていない自分が意見を言っていいのかと遠慮する傾向があります。「気になっている些細なこと」を言えるように、「大丈夫ですか?何か困っていることなどありませんか?」とできるだけ気軽に、話しやすい雰囲気を心がけてみてください。

➂意欲的に仕事に取り組めているか

さらに、「仕事に対してどのように感じているか。」「入社前に思い描いていたイメージと現実のギャップはあるか。」などの質問を通じて、仕事に対する意欲も確認していきましょう。「入社前に聞いていた(描いていた)仕事のイメージと違う」というギャップに、入社直後なのに転職を考える、または「転職に失敗した…。」とやる気を失う転職者は少なくありません。ギャップを感じている場合にも、今の仕事に向き合って打ち込めるように、軌道修正していきましょう。

➃今後の目標と期待のすり合わせを

フォローアップ面談では、「今後」についても共有する必要があります。中途採用した社員が今後この職場で何を実現していきたいと考えているのか、それが企業の方向性や組織が期待する役割と一致しているのか、すり合わせておきましょう。そして面談の最後には、「今後の期待」を忘れずに伝えてください。人は期待されるとその期待に応えようと努力し、期待通りになろうとする傾向があるからです(ピグマリオン効果)。

今までの仕事の成果が期待通りでない場合は、期待の言葉を探すのも難しいかもしれません。それでもこれから少しでも成果を上げてもらうために、中途採用した社員にしっかり「期待」を伝えて面談を締めくくりましょう。

 

フォローアップ面談終了後も数か月は気配りを

フォローアップ面談が終了すると、中途採用した社員の教育は一段落します。しかし中途入社した社員は、環境変化のなかで多かれ少なかれ、焦りや孤立感、戸惑いやストレスを抱えています。それは転職につきものであり、職場に馴染むために必要なプロセスですが、ストレスがあまりにも大きいと仕事に支障をきたし、思うように能力が発揮できなくなってしまいます。そうならないためにも、入社後数か月間は中途採用した社員の状況を気にかけるようにし、必要に応じて上司としてサポートができるよう意識していきましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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