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第2回 中途採用者にこそ理念とミッションを語ろう(4回シリーズ)

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中途採用社員への教育の考え方

第2回 中途採用者にこそ理念とミッションを語ろう(4回シリーズ)

あなたの会社では中途採用した社員を、入社当日から現場に配属してしまっていませんか?

「そりゃ経験者なんだから、早く仕事に慣れて成果を出してもらわないと。」もしそう思う気持ちがあるなら、現場配属前に時間を取って必ずしておくべきことがあります。

それが中途採用した社員への経営理念とミッションの共有です。面倒に感じるかもしれませんが、「急がば回れ」とはまさにこのこと。入社直後にきちんと経営理念とミッションを共有することが、中途採用した社員が早く能力を発揮し成果を出すことに繋がります。4回にわたって中途採用社員への教育についての考え方を紹介するこの連載の第2回では、中途採用した社員に経営理念とミッションを語るメリットを詳しく紹介していきます。

 

経営理念とミッションを中途採用者に語るメリットとは?

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中途採用した社員に経営理念とミッションを語る。それも、できる限りしっかりと思いを込めて語れる経営者か、経営層が語る。経営者や経営層の時間を中途採用した社員のために割くことは難しいかもしれませんが、一人一人の社員の役割が大きい中小企業だからこそ、経営者がそれだけの時間をかける価値があります。そして経営理念やミッションだけでなく、

・企業の歴史

・企業の商品やサービスが社会に必要な理由(企業の存在価値)

・企業が社会に提供する価値

・目標やビジョンとその背景

なども合わせて伝えることで、中途採用した社員と自社の価値観、方向性を共有することができます。それによって期待できるのが、次のようなメリットなのです。

 

➀職場に馴染みやすくなる

経営理念やミッション、企業の歴史、企業の商品やサービスが社会に必要な理由や、企業が社会に提供する価値をきちんと理解することで、中途採用した社員は自社をより深く理解できるようになります。そして、前職の企業で染みついた価値観や意識をリセットし、この企業の社員としてどのように仕事を進めるのが望ましいかを理解していきます。「前の会社ではこうだった。」が通用するのかしないのか、どのように振る舞えば社内で受け入れてもらえるのか。企業が大切にする価値観がわかれば、中途採用した社員はそれを自分なりに考えられるようになります。

また、経営理念やミッションを深く理解しておけば、現場での実務についても「なぜこの業務が必要なのか?」を理解しやすくなり、業務を覚えやすくなります。職場での立ち回りがわかり、業務も理解しやすくなる。結果として、中途採用した社員は職場に早く馴染めるようになるでしょう。

②社内で仕事を進めやすくなる

企業の商品やサービスが社会に必要な理由や、企業が社会に提供する価値を理解していれば、社内で仕事を進める際の「判断軸」ができます。

お客様から求められていることは何か。

お客様に提供すべき価値は何か。

何を優先すべきなのか。

それに対する自分の認識が社内の認識と一致していれば、周囲とも連携しやすくなります。反対にその共有がうまくできておらず、前職の経験や知識から自分の考えで判断してしまえば、周囲とズレが生じてしまうでしょう。

「中途入社してきたアイツは、どうもわかってない。」

「なんか、言うことがずれているんだよな。」

という事態は、自社の価値観と中途採用した社員の価値観のすり合わせができていないのが原因です。価値観のすり合わせは、中途採用した社員が職場で孤立しないためにも、大切なことなのです。

 

③成果を出しやすくなる

企業が大切にしている価値観やミッションがわかれば、中途採用した社員もそれに合わせてどのように自分の経験を活かし、能力を発揮すればよいのか考えられるようになります。また、目標や目的の共有は中途採用した社員のやる気も高めます。結果として、企業の求める方向性に沿った提案や働き方、質の高いサービスの提供など、仕事の成果も出しやすくなるでしょう。

 

ミッション共有で社員教育に成功している事例紹介

このように入社した社員への経営理念とミッションの共有は、その後の中途採用した社員の仕事に大きな影響を与えます。これを徹底して行って成功している企業として有名なのが、質の高いサービスと離職率の低さで知られるスターバックス コーヒー ジャパンです。

スターバックス コーヒー ジャパンでは、入社時に学生アルバイトも正社員も分け隔てなく延べ80時間、約2ヶ月にわたって研修を受けます。これだけの長い時間をかけて教えているのが、企業のミッションや歴史です。コーヒーの淹れ方や商品知識を覚える前に、現場で働く前に、一人一人に企業のミッションをしっかり伝えて価値観を共有することで、配属直後からミッションに沿った質の高いサービスができる人材を育成しています。そして時間をかけて企業の価値観、ミッションを共有することは社員のやる気にも影響します。それが離職率の低さにも繋がっているのです。

また、オリコン日本顧客満足度ランキングの生命保険部門で高い満足度を得ているプルデンシャル生命保険(総合3位、アフターフォロー部門1位)でも、中途採用した社員には自社の存在理由を徹底して伝えることから始めています。スターバックス コーヒー ジャパン同様に、商品知識や販売テクニックを学ぶのは自社のサービスが社会に必要な理由を理解してからとなっています。

このように経営理念やミッション、企業の存在価値を徹底して共有する教育を行う両社の業績は、堅調に右肩上がりで推移していることも見逃せないポイントといえるでしょう。

 

経営理念もミッションも何度でも繰り返し伝えよう

経営理念もミッションも現場に配属された後では、目の前の業務に追われてしまい、きちんと話す機会もなくなってしまいます。だからこそ、入社直後で現場に配属される前にきちんと時間を取って共有することが大切なのです。ただし、一度じっくり語ればそれで理解し共感できるものではありません。折に触れて繰り返し何度も伝えていきましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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