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採用基礎力UP講座〜把握力 学生の就職活動における行動特性を知る〜

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こんにちは。キャリアコンサルタント、有限会社オフィスパティの大山です。2019年卒学生向けの採用が、3月からの採用説明会を皮切りにいよいよスタートします。

中小企業の採用担当の皆さんにとって、採用活動のスタート時期は、大手企業にばかり目が行く学生の多さに、焦りを感じやすい時期だと思います。国や大学等教育機関も、学生に幅広い選択をするよう促してはいるのですが、スタート時の行動特性にはあまり変化がないように感じます。

今回は、「把握力」を切り口に、学生の行動特性を考えていきます。

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将来より「1年後」が気になる

新卒入社者が企業で戦力になるまでの期間について、学生の希望をアンケート調査すると、「半年から1年未満」が最も多い回答です。(『就職白書2016』(㈱リクルートキャリア)より)

採用担当の皆さんが思っている以上に、「早く戦力になること」を希望している学生は多く、長いスパンで育てようとしている企業側とは、スタート時点でギャップが存在している事となります。

インターネットでわからないことをすぐに解決できる環境で育ち、情報処理能力が高い反面、コツコツと自ら経験を積み上げていく成功体験に乏しく、早く答え(成果)が出ないと感じると、失敗と考えがちです。入社後1年までの過ごし方がその後の社会人生活の「ベース」である、という発想に乏しい学生であることを理解し、「働き方」を説明していく必要があります。

 

「一人で行動」より「皆で一緒に行動」するほうがよい

若者ファッションのトレンドは「無地」。ファストファッションの流行で、「人と同じ」であることに、あまり違和感がない世代といわれています。また、人より先んじて行動する意識より、皆で一緒に良い結果につなげたい意識が強く、仲間同士の情報交換に積極的で、さらに仲間情報を強く信頼する傾向があります。

本来、自分の将来を決定する活動である就職活動は、「一人での活動」のはずですが、特に就職活動スタート時期は、友人と一緒に集団で活動する方が、不安の解消にもつながり「よいこと」と考えている学生は多く存在します。

 

「評価すること」に慣れている

就職活動に関して、学生同士の情報交換サイトは多数存在します。採用担当者の皆さんにとっては、憤りを感じる内容も多数あるかと思います。

文部科学省が進める大学改革の柱に、教員の質向上があります。その方策の一つに、学生による教員評価があり、多くの学生が教員を評価することが当然という経験をしています。

学生にとって、講義の形式と似ている会社説明会は、評価目線を持ちやすいものです。悪意なく、わかりやすく説明されることを当然と思い、自ら理解できなかった理由を説明者の責任と簡単に考える傾向にあります。さらに、採用初期段階の行動特性は、ほぼ学生各々の個性との関連性が低いという点にも、注意する必要があります。

採用開始時期の学生の行動特性は、「不安」が引き起こすものです。対処すべき「不安」について考えていきましょう。

1.「働く姿の具体化」は対処すべき「不安」

『就職白書2016』(㈱リクルートキャリア)によると、学生が就職活動中に知りたいことの1位は、「具体的な仕事内容」です。3位は、「企業・各種団体等が求めている具体的な能力・人物像」、4位には「仕事のやり方・進め方」と、会社での自分の姿を具体的に理解したい強い希望が感じられます。(ちなみに、2位は「採用選考の基準」です。この項目は、知ることが出来なかった最もギャップが大きかった項目でもあります。)

「総合職採用」の場合、配属によって業務内容は当然変わるわけですが、その前提を強く伝えすぎると、効果的ではありません。会社にはどのような仕事が存在するのか、いくつか部署をピックアップし、仕事内容を具体的に丁寧に説明する事は、特に採用開始時期には効果的な方法です。

2.日程等の優先順位への「不安」は本人判断

採用活動の初期段階は、学業やアルバイトなど、採用活動日程とのバッティングに悩む学生は多く、学生の事情に配慮したくなるかもしれません。確かに、大学での出席管理は年々厳格になる傾向ですし、奨学金返済のため親からのお小遣いを当てにせずアルバイトを熱心にする学生も増えています。

さらに、企業同士の説明会日程がバッティングすることも多く、情報を得られない「不安」を強く感じる学生も多いようです。ただ、この不安は、本人の判断で解消するしかない不安です。皆さんが配慮すべき不安とは区別する必要があります。

 

いかがでしたか?

採用活動の初期段階に、ぜひ参考にしていただければと思います。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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