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採用基礎力UP講座 把握力 ~求職者との「意識のズレ」対策~

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こんにちは。キャリアコンサルタント大山です。

シリーズでお送りする、①魅力発掘力②把握力③発信力 で構成される「採用基礎力」。第九弾は、特に年度末まで活発になる中途採用者との間で生まれがちな、求職者との「意識のズレ」対策を、把握力を切り口に考えていきます。

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アンバランスな年齢構成を今のうちに解消しておきたい、事業拡大をにらみ優秀な人材を確保したい等、年度末に向けて中途採用活動が活発化する時期を迎えました。

当初年度計画にはなかった、急な人材確保が必要になることもあり、採用担当の皆さんにとっては、目標時期までに必要な人材を確保できるか、ゴールを気にしながら毎日業務を行っている事と思います。良い人材と早く出会いたいと努力しているにもかかわらず、応募してくる求職者が想定よりかなり少なかったり、期待している応募者の予想外の反応に対して、苛立ちを感じたことはありませんか?

これは、皆さんと応募者との間の微妙な「意識のズレ」が主な原因と考えられます。いったい何がズレているのか、を把握しズレを修正することで、より良い採用活動に結び付けていくために、具体的な事例をヒントに考えていきます。

 

1.「業界経験者募集案件」への応募者が少ない

採用担当者にヒアリングすると、中途採用の条件を考える際、自社社員となるべく「似ていること」を優先し、採用条件の詳細を決定する担当者が多いと感じます。これは、「似ていること」=自社に早くなじみ即戦力となる というイメージを持ちやすいことが理由です。確かに、同じような仕事を経験している事は、不安少なく採用することができ、採用後教育はほぼ不要であるため、低コストでよい人材の採用につながりそうです。また、転職者にとっても知っていることが多いため、ストレスを感じることが一般的な転職者より少なく仕事を始められることから、双方にとって良い条件であると考えられがちです。

ところが、この「業界経験者募集案件」、実は転職者にとってあまり人気のある条件ではありません。特に、初めて転職を考える転職者に、この傾向は強いようです。なぜでしょうか?

多くの転職者は、「何かを変えたい」と考えて転職活動をスタートさせます。変えたい一番人気の条件は、「業界を変えること」です。転職者が転職を考えるきっかけとなった出来事は、業界特性と関係があることがほとんどです。会社を辞めたくなった理由が、業界と結びついている転職者にとって、「業界を変えること」は大変重要な条件であるため、「業界経験者募集案件」は、魅力のない案件ととらえるわけです。

業界経験者案件に必須の条件があります、それは給与条件や昇進条件等に魅力があることです。業界経験者は、業界内の給与条件をよく知っています。十分な対策が必要です。

 

2.「面接回数を1回で」と提案すると辞退される

在職中の転職希望者は、面接を受けるために有給休暇を取得する必要があるため、普段以上の有給取得に苦戦します。採用担当者としては、なかなか面接日程が決まらないため、面接回数を当初予定より減らし、円滑に採用活動を進めようと考えたくなります。

しかし、多くの場合転職者には、この提案は不評です。

これは、離職者であっても同様です。きっと早く働き始めたいだろうと考え、面接回数を1回に設定すると、じっくりと慎重に考えたい離職者にも不評です。次こそは安定的に働きたいと考える転職者にとって、面接でのやり取りで会社の良しあしを見極めようと考える大切なチャンスを減らされることは、大きなマイナスです。

とはいえ、採用スケジュールを早く進めたい場合は、面接回数を1回とせざるを得ない場合もあるでしょう。その場合は、転職者が十分見極めることが出来たと感じられるよう、時間を確保等工夫する必要があります。

 

3.ある程度以上の学歴を採用条件にしているが上手くいかない

採用担当者の皆さんの目標は、「よい人材を採用する」です。よい人材を見極めるための条件として、学歴や出身大学レベルを一定以上としている会社は、比較的多いはずです。特に、年齢が若く就業年数が少ない場合、何ができる人なのかわかりずらい為、判断する何らかの条件が欲しくなるようです。

いわゆる良い学歴の求職者は、確かに魅力的な人材です。学生時代に学ぶ経験をきちんとしている事を、働く場でも活かしてくれるのでは、と期待したくなります。特に、中小企業の採用担当者の皆さんは、高学歴者に弱い傾向があるようです。しかし、高学歴者へ過剰な期待をしすぎないよう、注意する必要があります。

また、いわゆる良い学歴の求職者の中には、十分時間があり様々な機会が平等に提供される学校という環境だからこそ、力を発揮できたというタイプの方がいます。特に中途採用の場合、環境を自ら整える力がより求められます。学歴は、その人物を形成している一部であることには間違いありませんが、求職者の過去の姿であるということも、冷静に判断する必要があります。

 

いかがでしたか?

中途採用に対して、どこか上手くいっていないと感じることがあった場合、ぜひ参考にしていただければと思います。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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