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中途採用した社員が社風に馴染めない…そんな時どうする?【5】

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第5回 「社風に合う人」に入社してもらう方法

こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

社風に合うかどうかを判断するのは一般的には企業側ですが、それに加えて応募者自身が「この会社の社風に自分は馴染むかどうか」と入社前に自分で判断できれば、より確実に「社風に合う人」に入社してもらえると思いませんか?

もちろん、実際のところは入社してみないとわかりませんが、ある程度なら「入社前」でも判断できます。

そこでこのテーマの最後となる今回は、「中途採用した社員が社風に馴染めない」状況が極力起こらないようにするために、「社風に合う人」に入社してもらうために、選考プロセスで応募者に社風を伝える方法をまとめてみました。

 

社内イベント、研修、朝礼の様子などの写真をみせる

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社風はホームページに文章で紹介する文字情報や、面接時などに言葉で説明する情報ではなかなか伝わりにくいものです。そこでできる限り写真を使い、視覚的に雰囲気が伝わるよう、社風を「見える化」していきましょう。

社内イベント(BBQや社員旅行などのレジャー、地域清掃などの地域貢献活動など)、社内研修、社員総会、朝礼など様々なイベント毎に写真を撮影し、それを企業の採用HPなどで紹介したり、資料としてまとめて面接時に渡したりすれば、応募者に社風を視覚的に伝えることができます。

そしてそれらの写真の説明として、そのイベント・活動をなぜ行っているか、参加している社員はどのように感じているかなど、簡単に説明をつけるとよりわかりやすいでしょう。多くの写真があれば、それだけ社内の雰囲気が伝わりますし、応募者もこの会社で自分がやっていけそうかどうか、判断しやすくなるはずです。

 

工場やオフィスは社員がいるときに案内を

そして選考プロセスでは、ぜひ応募者が入社の返事をする前に、できるかぎり社員が働いている時間帯に工場やオフィスなどの社内の案内をしましょう。

案内する際には、どこが何の部署かという説明だけでなく、

  • 社内の張り紙などの説明(張っている目的、使い方)
  • 休憩時間の過ごし方
  • オフィスのこだわり(もしあれば)
  • 社員がよく利用する箇所

なども説明し、社内の日常が応募者にもよりイメージできるようにしましょう。社内には、言葉ではうまく説明しきれないような「社風」がいろいろ表れています。

たとえば、私が以前訪れた地方のある部品メーカーでは、毛筆で書かれた社訓が、「常に目につくように」と階段や壁など社内の至るところに貼ってありました。それをいいなと思う人もいれば、気にしない人もいます。しかし、「社訓など今まで聞いたことがない」という環境で働いていたら、そのギャップに違和感を持つかもしれません。

さらにまた別の精密部品メーカーでは、工場の敷地内にバスケットボールのコートがあり、昼休みは社員が集まってそこでバスケットボールをして体を動かしていました。これも、「昼休みに体を動かすのはおもしろそう」と思うタイプには大きな魅力となるでしょうし、「自分はそういうのはちょっと苦手」と思うタイプなら、事前にそれでも入社したいと思えるか考え直すきっかけになります。

他にも社内の張り紙や休憩時間の使い方には、社内の人間にとっては当たり前になっている「社風」が表れています。この「ちょっとしたところ」に「社風と応募者のミスマッチ」があり、応募者にとって「自分にはこういうのはちょっと・・・」というポイントがあるかもしれません。

社内を案内すれば応募者は自分でその「ちょっとしたところ」に気が付き、「それでも入社したい」と思えるかどうかを考えらます。多少馴染めない社風があったとしても、それが事前にわかり、考えて入社を決めているなら、働く覚悟は全く変わってくるでしょう。

 

配属先の上司や同僚と事前に面談する機会をつくる

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中途採用であれば、多くの場合配属先はすでに決まっている状況かと思います。そこで、もし可能であれば、ぜひ内定前後に配属先の上司や同僚と事前に、面談する機会をつくってみましょう。

上司は面接官として顔を合わせていればそれで充分ですが、「配属部署での現状と課題」「入社後にどんな仕事を任せたいと思っているか」などの情報共有をする場があってもいいでしょう。

また、同僚との面談は「職場の仕事内容や会社の様子を気軽に聞いてください」というカジュアルな場がおすすめです。お互いの雰囲気を入社前に確認することが主目的なので、いずれも30分~1時間程度の短い時間で十分ですし、時間の都合がつかなければ上司か同僚かいずれかと面談できればそれで充分でしょう。

この面談でお互いに雰囲気が合えば、応募者は入社のモチベーションが高まり、現場も受け入れが楽しみになると思います。この時に「ちょっと合わないかな」と感じても、少しくらいの程度なら心の準備ができますし、よほど合わなければ「入社してから馴染めない」となる前に応募者は「辞退」という選択肢を選べます。

選考プロセスから一手間かかりますし、すべてのケースで行う必要はないかもしれませんが、特に「スペックはぴったりだけど、社風に馴染めるかどうか…」と迷った場合に行うと、大きな効果を発揮すると思います。

 

「大変なこと」も「面倒くさいこと」もきちんと伝える

そしていずれの手段でも、「いいこと」ばかりを伝えず、大変なことや面倒くさいこともきちんと伝えていきましょう。入社前と入社後にギャップがあればあるほど、「思っていたのと違っていた」というショックから、中途入社者は「こんなはずではなかった」「馴染めない」と違和感を持つようになってしまいます。

特に「ぜひ採用したい」と思う人材に対しては、つい自社の魅力を語ってしまいがちですが、例えば

「営業目標に対してはマネジメントが厳しいですが、達成すればインセンティブが月に○万円もらえます」

などプラス情報と合わせながら、マイナス情報もきちんと伝えておけば、それを受け入れられる「社風に合う人」が入社を決めてくれるようになります。

「社風」というと漠然としていて、一見実態が掴めないようなものに感じますが、実際に目で見て、社内を歩き、社員と話すなど「社内を体験」してもらえば、確実に伝えることができます。体験型で社内情報を提供し、マイナス情報も事前に伝えることで、「社風に合う人」が入社してくれる確率はぐんと高まると思います。ぜひお試しください。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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