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中途採用した社員が社風に馴染めない…そんな時どうする?【2】

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第2回 社風に馴染めてなさそうな中途入社者のフォロー法

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こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

中途入社した後は、誰でも多かれ少なかれ今までの職場との違いに戸惑いを感じます。しかしここで「この会社の社風には馴染めなそう・・」と感じても、多少の違いなら馴染もうと努力し、表面的には何とか取り繕おうとするのが一般的です。

だからこそ、傍目からみて「馴染んでないようだ」とわかるようでは、「そのうち時間が経てば慣れるだろう」では済まされない状態になっているかもしれません。

かといって、率直に「社風がどうも合わなくて」と相談してくれる人はほとんどいません。そんな時にはこんなフォローをしてみませんか。

 

最初に中途入社者の現状をチェック

入社後1~2ヶ月経ったところで、人事担当としてまずは直属の上司にそれとなく「最近入社した○○さん、どうですか?」と聞いてみましょう。また、もし配属先の部署に個人的に相談したり雑談できたりする同僚、後輩、先輩がいれば、その人にも聞いてみてください。その時の第一声、聞いた直後の表情がポジティブであれば心配ありませんが、それが「うーん、ちょっとねぇ…」というネガティブなものだったり、表情に陰りが見えたりしたら注意が必要です。

他にも、業務や用事のついでに配属先の部署にいったら、中途入社者が職場での次のような状態になっていないか、目配りをしてみましょう。

  • 職場の同僚や上司との会話がいつまでもよそよそしい。
  • ランチタイムや休憩時間に一人でいることが多い。または、一人で社外に出ることが多い。
  • 入社後、職場の上司や同僚との飲み会なども、特に行っていなそうだ。
  • 「最近入社した○○さんは、ちょっと…」という否定的な評判を聞く。
  • 職場の上司や同僚があまり関心を持っていない様子だ。

当てはまるものが1つくらいなら、その人の個性とも言えますが、複数当てはまるようであればできるだけ早いタイミングのフォローが必要といえます。

 

相談してもらえるような場や雰囲気をつくりだそう

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この場合のフォローは、昼食や夕食、飲みなどに誘い、職場を離れて話ができる場で行うのがおすすめです。

中途入社者が、「仕事とプライベートな時間を分けたい」あるいは、「就業後に会社の人とは出かけたくない」というタイプなら、ぜひランチに誘いましょう。仕事の合間のランチタイムであれば、負担感も少なく、時間も1時間と限られているのでフォローする側の気持ちもいくらか楽になります。

周囲に昼食できるような店がない場合、あるいは社食で食べるのが当たり前の場合は、「中途入社者のフォロー面談」という名目で配属先の上司に了解を得て、1時間くらいの面談時間を設けられないか、確認してみましょう。

ただし、このような場面でも「社風にあまり馴染めない」というのは、なかなか他人に相談しにくい内容です。「実は、職場にあんまり馴染めてなくて」と自分から相談し、解決方法を模索できるのはかなりレアケースかもしれません。

かといって、「慣れましたか?」と率直に聞いても、「はい」か「ええ、まあ」程度の答えが返ってくる程度だと思います。そこで、「最近はどんな仕事をしているんですか?」など答えやすい質問や近況などの雑談をしながら、「職場は以前と比べてどうですか?」「上司の○○さんはどうですか?」などの質問で、中途入社者が上司や職場、仕事の進め方などについてどう感じているかを確認してみてください。

もし上司がクセのあるタイプだったり、社風に馴染んでないのが見た目にも明らかだったりする場合は、「ちょっと上司の○○さん、クセのあるタイプですがどうですか?」など中途入社者の状況に共感しながら問いかけてみると、より答えやすいかもしれません。

当たり障りのない答えが返ってきても、答えるまでに「間」があったり、表情に陰りが見えたりしたら、それは少し突っ込んで聞いてみる必要があるサインです。深く掘り下げようとしても曖昧にされることもありますが、それでも「話を聴く姿勢」を示しましょう。

 

決めつけ、否定、「上から目線」ではなく共感でアドバイスを

中途入社者の話を聴くときに意識したいのが、相手を決めつけたり、相手の話を否定したり、「上から目線」でアドバイスしたりしないようにすることです。

たとえば「こういう答え(反応)が返ってくるだろう」と決めつけすぎていると、それは相手にも雰囲気で伝わります。すると、それ以外のことがなかなか言い出しにくくなってしまいます。どんな話でも聞く余裕を持って接するように心がけましょう。

社風に馴染んでいない理由は人それぞれいろいろあり、すぐに解決できることはおそらくそう簡単にはありません。しかし、自分の話を否定せずにしっかり聞いてもらえたというだけでも、きっと心は軽くなるはずです。

 

入社後は一声かけて相談できる関係作りを

ただし、入社後にほとんど接点がないまま昼食や夕食に誘ったら、「何があるんだろう?」と警戒される可能性もあります。

ただでさえ相談しにくいことを相談しやすいようにするためにも、入社直後から数か月はぜひ日頃から中途入社者にちょっとした一言をかけるよう心がけてください。「○○さん、おはようございます」などの挨拶や他愛もない雑談でも、「何かあったら話しやすい関係」が築けるでしょう。

挨拶や声かけで、相手を気遣う姿勢は伝わります。「ここの社風は自分に合わないかも…」と思っている中途入社者にとっては、その気遣いが感じられるだけでも随分違うはずです。中途入社者のフォローは、日常の何気ない一言が意外に効いてくるのです。

 

さて、実際に現場にあまり社風に馴染めていない中途入社者がいたら、こうしたフォローだけでなく、周囲や本人にももう少し働きかけていきたいですよね。そこで次回は、より社風に馴染めるようにするにはどんな働きかけが考えられるか、それをまとめてみたいと思います。

 

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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