名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

中途採用した社員が社風に馴染めない…そんな時どうする?【1】

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

第1回 最初は「馴染めない」ことを前提にフォロー!

0913-1

こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

中途採用した社員が、どうもイキイキしていない。周りともうまくコミュニケーションが取れていないみたいだし、社風に馴染めていないのかもしれない…。

「入社直後で緊張している」ということもありますが、その状態が続くようだと採用した人事としては非常に気がかりですよね。これでは本人の能力も発揮されませんし、何より1人1人の存在感が大きい中小企業では、職場全体の士気にも影響しかねません。

そこで、今回から「中途採用した社員が社風に馴染めないときにどうするか?」を5回シリーズでじっくりとご紹介。

ちょっとした配慮で乗り切れる問題から、会社改革が必要なケースまで、様々な角度から考えてみたいと思います。

 

社風にすんなりマッチする中途入社者はレアケース?

面接では、「社風に合うかどうか」も考慮してジャッジしたはずの中途採用。

ですが、中途採用した社員が入社直後から社風に馴染んでくれたら採用は大成功と大喜びしてもいいくらい、最初から社風にマッチするケースはそう簡単にはありません。

この社風に馴染めるかどうかは、中途採用のほうが難しい問題かもしれません。

なぜなら他社で働いた経験がある中途入社者は、企業や働く環境に対して自分なりの「ものさし」(判断基準)ができています。

今まで働いてきた企業や職場環境に比べて、良くも悪くも必ず違いはあります。少なくとも数か月はその違いに多かれ少なかれ戸惑いながら、業務や職場のルールを覚えて、今の職場の社風や価値観を受け入れようと努力することになるでしょう。

つまり中途採用の前提として、中途入社者が社風に馴染めないのは珍しくありません。ある程度長い目で見守っていきましょう。

 

「中途入社だから」と本人に任せきりになっていませんか?

0913-2

とはいえ、中途入社者にあまり慣れていない部署・職場だと、新しく職場に向かえた中途入社者に対して、

  • 「中途入社なんだから、手取り足取り教えなくても自分でどうにかするだろう」
  • 「もう社会人なんだから、職場に馴染む努力は自分からすべきだ」

と職場や社風に馴染むのは本人の努力次第とばかりに、「放置」して本人に任せきりになっていることがあります。あるいは外部から入ってきた中途入社者を、

「どれくらいの能力なのか、お手並み拝見」

とばかりに、警戒・敵対して突き放してしまう上司や同僚もいるでしょう。

もちろん、社会人として自分が転職した職場に馴染む努力をするのは当たり前のことですし、新卒入社者のように手取り足取り教える必要はありません。

しかし、社会人経験があるからといって、知っている人が誰もいない初めての職場で自ら進んでコミュニケーションをとれる人ばかりでもありません。今回が初めての転職の場合は、なおさらでしょう。

周りの人間をよく知らない初めての職場では、「話しかけよう」と思っていてもコミュニケーションのタイミングがわからない、きっかけが掴めないでいることもあります。そんなときに周囲から声をかけてもらえれば、自分からも話しかけやすくなり、職場に早く馴染めるようになります。

社風に少しでも早く馴染んでもらえるためにも、中途入社者の努力任せにせず、周囲からも声をかけるよう、受け入れ部署に一言声をかけておきましょう。

 

「中途入社だから」と相談できずに悩んでいることも…

一方、中途入社者も「職場でうまくコミュニケーションがとれない」「どうも社風に馴染めない」と思っていても、「新卒入社じゃないんだし、自分でなんとかしなきゃ」「せっかく転職したんだし、なんとかがんばらなきゃ」と抱え込んでしまうことも少なくありません。

特に「職場でコミュニケーションがとれない」「社風に合わない」というのは、誰かに相談しても「社会人なのに甘えている」「そんなのは自分でどうにかしろ」と言われがちな類の悩みでもあるため、なおさら言いにくかったりします。

しかし、だからといって「誰にも相談できない」状況が続くと、その悩みを解消する場がなく悶々とした結果、「自分には合わないから、早いうちに辞めよう」と誰にも相談せずに結論付けてしまうのです。

人事採用担当としては、「何も相談がないから大丈夫だろう」ではないこともあることを頭に入れておきましょう。

 

試用期間中は特に気配り・目配りを

以上を踏まえると、「中途入社者が社風に馴染まない」から最悪の「馴染まないから、退職します」という事態にならないためには、配属後も試用期間中(試用期間がない場合には2~3ヶ月くらい)くらいは、現場に馴染めているかどうかちょっとした機会に気配り、目配りをするのが重要です。

ただし気配り、目配りといっても大げさなことではなく、本当にちょっとしたことで十分なのです。

  • たとえば、中途入社者が配属された部署に用事があって行ったら、部署の人とうまくやっていそうか、気にして見てみる。
  • 社内で会ったら、一声かける。
  • 時には、昼食や飲みに誘ってみる。

そしてそのなかで「あれ?」と気になることがあれば(あるいは気になることがなくても)、是非ざっくばらんに「どうですか? 慣れましたか?」と聞いてみてください。

そこで「うーん、実は…」と相談してくれる人もいれば、悩みや気になることがあってもそれを口にしない人もいるでしょう。しかしたとえ相談できなくても、「自分を気にかけてくれる人間が社内にいる」というのは、とても心強い思いがするはずです。

入社直後の中途採用者にとって人事採用担当は、社内で最も多くコミュニケーションをとり、最も身近に感じられる存在です。中途入社者が早く社風に馴染めるよう、孤立しないよう、入社後少しの間は一番の味方として気配り、目配りをしてみてください。

さて、では実際に声をかけたら「実はどうも社風に馴染めなくて・・・」と相談されたら、人事採用担当としてはどうしたらいいのでしょうか。

次回はその点をまとめてみたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

関連記事

Uターン転職者に響くキーワードとは?

Uターン転職者に響くキーワードとは?

内定者とのつながりをグッと深める!内定者フォローのポイントとは

内定者とのつながりをグッと深める!内定者フォローのポイン…

早めに気づいておきたい!社員が退職を考えているサインとは?

早めに気づいておきたい!社員が退職を考えているサインとは?

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。