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転職者の入社の決め手、給与以外に何がある?【2】

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第2回 「仕事内容」が決め手になる会社・ならない会社

こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

転職者にとって、入社の「決め手」となるのは「給与」よりも「勤務地」。そして「給与」と同様に、「社風」も重要な「決め手」となる。

このシリーズの第1回では、転職エージェントの最大手リクルートエージェントが行った「第14回転職世論調査」(2008.5)をもとに、給与以外に転職の「決め手」となる項目を紹介しました。さて、そのランキングでは、「勤務地」「給与」「社風」に続き、「企業規模」「仕事内容」「企業の将来性」が転職者の入社の決め手になるという結果でした。

企業規模は人事担当がどうすることもできませんが、「仕事内容」や「企業の将来性」は人事担当によって転職者に与える印象が全く違うと知っていますか?どう伝えるかで「仕事内容」や「企業の将来性」が「決め手」になる会社もあれば、必要な情報がきちんと伝わらず「決め手」にならない会社もあります。

それはどこで変わってくるのか。第2回はその分かれ道がテーマです。

 

「仕事内容」は転職者の志向にマッチして初めて決め手になる

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1つの求人に応募してきた複数の応募者に、もしかして、仕事内容を全く同じように説明してしまっていませんか?

「そりゃ、同じ仕事内容なんだから、同じ説明しないと不公平でしょ」

というご意見もおっしゃる通りなのですが、実は転職者の志向に合わせてちょっとした「マイナーチェンジ」が必要なのです。

たとえば成長意欲が旺盛なタイプなら、具体的な業務内容に加えて、その仕事を通じてどのように成長できるか、2~3年後にはどんな仕事を任せていきたいかなど、「仕事を通じて得られる経験や描けるキャリア」を強調するといいでしょう。他にも今までの経験の何を評価し、どの経験が仕事に活かせるのかを明確に伝えるのが響くタイプもいれば、同じ仕事の内容でも仕事の進め方を説明することで魅力を感じてくれる人もいます。

ただこれは、転職者の志向にあわせて伝えて初めて「決め手」となるものです。志向にあっていなければ、同じ情報が決め手どころか、内定辞退を招く致命傷になることさえあります。たとえば、仕事を通じて得られるやりがいを熱く語ったときに、熱血タイプには効果的かもしれませんが、冷静なタイプには「そんな根性論言われても…」と引かれてしまう可能性があります。

では、それをどうやって見極めたらいいのか。それは次のポイントに尽きます。

 

転職者の話をきちんと聴けていますか?

選考プロセスでは、転職者が何をしてきたのか、これからどんなキャリアを考えているのか、転職者の話を聞くことは多いものです。しかし、転職者がきれいにまとめた言葉以外のところに、転職者の心を動かす「決め手」となるような条件があることがよくあります。

たとえば、実は今までの職場が朝令暮改の職場で上司とうまくいかないのが本音の退職理由だったので、仕事の進め方や上司のタイプまで含めた仕事内容が重要だったとか。

お客様に喜んでもらうことが好きなので、できるだけ顧客対応の裁量権が広く、自分の考えでお客様に対応できるか職場で働きたいとか。

 

面接で転職者から質問があるケースもありますが、質問がなくわからないケースもあります。そこで、転職者が本当に気になる些細なことを質問しやすい、または話しやすい雰囲気を作るために、相手の話をきちんと聴く「傾聴の姿勢」を意識していきましょう。

傾聴の技法はいろいろとありますが、特におすすめなのが次の4つです。

【今すぐできる傾聴のポイント】

  1. 相手の顏を見て話を聴く。
  2. 時にはうなずきや、相槌、質問などを入れながら聴く。
  3. 相手の話を否定しない。
  4. できるだけ笑顔、または明るい表情で聴く。

これらの技法は簡単ですぐに実践できますが、効果は抜群です。

人事担当が傾聴の姿勢で接すれば、転職者も「実は重要なこと」を話しやすくなります。「実は重要なこと」がわかれば、「決め手」となる情報も伝えやすくなります。

 

「企業の将来性」も転職者に合わせて伝え方を変えていますか?

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また「企業の将来性」についても、これも転職者の志向でどのように伝えるのが「決め手」になるのかが変わります。

たとえば、自社が町工場から始まって創業55年、大手自動車部品メーカーを取引先に持ち、業績も比較的安定している中小の自動車部品メーカーだったとしましょう。

この企業の将来性を

「大手自動車部品メーカーと長年の取引があるので、業績は安定しています」

と伝えて安心感を与えるのが効果的なタイプもいれば、

「大手企業と一定の取引があるので業績は安定していますが、将来的には大手企業に頼り過ぎない顧客開拓が必要だと感じています」

と問題意識を共有することが効果的なタイプもいます。

「企業の将来性」も伝え方はいろいろです。不安定な要因も、捉え方によっては将来の可能性を秘めているともいえます。不安要素をあえて正直に話し、「だからこそ、あなたの力が必要なんです」と企業側の思いを伝えたほうがやる気になるタイプもいるでしょう。

これも転職者の話をきちんと聴き、志向を掴んでいれば「決め手」となるような伝え方ができるのです。

 

「仕事内容」が決め手になる会社とは?

「仕事内容」や「企業の将来性」が「決め手」になるような会社は、何も魅力的でおもしろそうな仕事をする求人を出した会社や成長の可能性に溢れた会社ではありません。

人事担当が転職者の話をしっかりと傾聴し、「仕事内容」や「企業の将来性」がその転職者に「決め手」となるように伝えられた会社なのです。そして調査項目にはありませんでしたが、実は人事担当をはじめとする企業側の対応そのものが、「入社の決め手」になることも少なくありません。

最後の第3回では、転職者にとって「決め手」となるような選考プロセスの対応についてご紹介します。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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