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転職者の入社の決め手、給与以外に何がある?【1】

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第1回 「給与」よりも大事な転職の決め手とは?

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こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

各社の中途採用意欲が高い今は、企業がぜひ入社してほしいと思う人材は複数の企業から内定をもらっています。そんなときに「給与を比べられたら、給与のいい会社には太刀打ちできない…」と思ってしまうことはありませんか。

しかし、転職者にとって入社の決め手となるのは給与だけではありません。給与よりも大事なこと、給与と同じくらい大事なことがあるのです。

そこで、「給与以外の入社の決め手」について、今回から3回シリーズでつづってみたいと思います。

 

転職時に最も重視することは○○!

「やっぱり、転職するなら給与のいい会社でしょう」

そんなイメージがあるかもしれませんが、実は転職者が転職時に最も重視する項目は、「給与(年収)」ではありません。

転職エージェントの最大手リクルートエージェントが行った「第14回転職世論調査」(2008.5)によると、転職時に最も重視する項目は「勤務地」。

続いて「年収」、「社風」、「企業規模」、「仕事内容」までが上位5位の理由となり、それぞれの項目を4割の人が「重視する」と答えました。

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つまり、転職者にとって入社の決め手となるのは給与以外にも、「勤務地」や「社風」「企業規模」「仕事内容」などということです。

私の感覚では、最も重視する「勤務地」は、既婚者ほどそれを重視する傾向があります。大手企業は、数年で転勤が当たり前の業務もありますので、中小企業で「転勤がない(あるいはその可能性が限りなく低い)」ことは、大きなアピール材料になるといえます。

(ただしこれは同時に、「勤務地」が折り合わない方は、内定を出しても入社してもらえるのはなかなか難しいともいえるでしょう。)

 

「転勤が嫌だったから」で大手企業から中小企業へ転職する人も

実際に、「転勤したくないから」という理由で転職活動を始める方も多いですし、「転勤がないから」という理由で大手企業から中小企業に転職する人もいます。

たとえば私が最近お会いしたのは、一級建築士の資格を持ち、名前を聞けば誰でも知っているような超大手のゼネコンで設計業務をしていたAさん(30代男性)。

彼は3~4年で全国を転勤する生活に疲れ、以前から住みたいと思っていた地方にIターンし、地元の注文住宅工務店へ転職しました。中小企業への転職で年収は大幅に減少しましたが、それでもAさんは言いました。

「確かに給与もよかったし、知名度も抜群の会社でしたが、いつまでも家族を転勤に付き合わせる生活に、そこまでしてこの仕事がやりたいのかと疑問が出てきてしまいました。収入とやりがいの満足度のバランスは難しいですが、私の場合は『お金が先』ではなかったです」

Aさんは今、「飲みに行ったら、居酒屋でお客様に会う」ような、地域密着の環境で仕事をすることに大手企業時代では感じなかったやりがいを感じています。

Aさんのような感覚は、決して特別なものではないのです。

 

注目すべきは3位の「社風」!

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また注目すべきは、転職の際に重視する項目として3位になった「社風(42.4%)」です。パーセンテージを比べても、2位の「年収(46.4%)」と大きな差がありません。

「年収」や「企業規模」と違い、「社風」であれば企業規模も給与水準が関係なく、中小企業がその魅力を発揮できます。

ただしこの「社風」は、「年収」や「勤務地」に比べて明確な数字や言葉で表現できないため、転職者は面接官や人事担当の対応、面接で訪問したときの会社の雰囲気など、選考プロセスでの限られた接点でその会社の社風を判断します。

だからこそ、「選考プロセスを通じて、転職者にどれだけ社風を感じてもらえる機会を作れたか」が重要なポイントとなります。

転職者への対応が事務的であれば、「つまらなそうな社風だな」と思われますし、人事担当や面接官がイキイキとパワフルであれば、「活気がある社風だな」と伝わるでしょう。さらに面接以外にも、職場見学や工場見学、同じ職場で同僚となる人との面談など、面接の時間以外に「社風」を感じてもらう接点を多く作ることで、採用がうまくいっている中小企業も少なくありません。

「社風も転職者にとっては重要な要素であり、アピール材料になる」ことを踏まえ、人事担当がそれを意識的に転職者に伝えていくことで、自社の社風が転職者の「入社の決め手」になることも十分考えられるでしょう。

 

「仕事内容」や「将来性」は面接でのコミュニケーション次第

この調査で5位となった「仕事の内容」と「企業の将来性」は、何をよしとするかが転職者の価値観によって大きく異なります。また同じ「仕事内容」でもその任せ方、働き方によっても異なりますし、「企業の将来性」も同じ状況をどのように伝えるかで転職者の受け止め方は全く違うものになります。

では転職者にとって、入社の決め手となるように「仕事の内容」や「企業の将来性」をつたえるにはどうしたらよいのか。

これについては、次の第2回で詳しくまとめてみたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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