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採用基礎力UP講座 把握力編~“内定辞退”は悲劇なのか~

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こんにちは。キャリアコンサルタント大山です。シリーズでお送りする、①魅力発掘力②把握力③発信力 で構成される「採用基礎力」。

第四弾は、採用担当者の皆さんにとっては大変に頭の痛い、「内定辞退」への対処法について、「把握力」を切り口に考えていきます。

 

「内定辞退者」を減らすことが必要なこと?

そもそもなぜ「内定辞退者」への対処法が必要なのでしょうか?迷っている内定者を、口説いて入社させる等「引き留めること」は本当に正しい対処法なのか、じっくりと考えてみましょう。

採用活動の最終目的は、採用決定した方に、自社への入社を意思決定してもらうことです。採用プロセスの内「選考」~「内定」までは、皆さん企業側が、求職者より強い立場でいられるはずです。これは、プロセスを先に進めるいわば「決定権」を、皆さんの方がより強く持っているからです。

しかし、「内定」~「入社決定」までのプロセスでは、急に「決定権」が求職者に移ります。皆さん採用企業側は、相手の意思決定を「待つ姿勢」が求められるわけです。

早くプロセスを進めたい皆さんにとって、この「待つ姿勢」は、苦痛を感じることが多いのではないでしょうか。ましてや待った挙句の「内定辞退」は手痛いしっぺ返しのように感じるはずです。何とかしてこの事態を防ぎたくなる心境が、口説きや引き留めといった行動につながっているのだと思います。問題は、求職者にとって強気な時期のため、「引き留められた=下手に出られた」という誤った印象を残すことです。これは、入社後も影響を与える出来事になり、会社に対して「強気な姿勢のまま」働く人材を生みだしてしまう危険性があるのです。

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「内定受諾」の意思決定をサポートすべき求職者とは

少しでもよい環境・条件で働きたいと願うことは、当然のことですが、ただただ天秤にかけ皆さんを振り回す求職者がいることも事実です。

まだ働いてもいない人材に振り回されないよう、求職者を見極める「把握力」が必要です。意思決定をサポートすべき求職者には、こんな特徴があります。

 

1.「不確実なこと」を受け入れることが出来る人

内定を受諾するための情報として、働く条件や報酬は大切な情報です。特に転職活動においては、よりよい条件を求めることは、むしろ必要なことです。

しかし、採用側である皆さんにとって、まだ働いてもいない人に確実な評価をいきなり与えることは難しいはずです。入社後の自分に「確実な保証」ばかり求めてくる求職者には、注意する必要があります。不確実なことを受け入れることが出来る人であれば、保証できることできないことを明確に伝え、何を期待して採用決定したのかを丁寧に伝えることで、意思決定につながりやすくなります。

 

2.質問に答えたら、不安を消すことが出来る人

意思決定する際に、不安はつきものです。内定を伝えた後の求職者からの質問は、より具体的で細かいものが多いはずです。質問は、解決したい不安から出ていることが多いため、丁寧に答えていく必要があります。丁寧に答えることで不安が減り、内定受諾への意思決定サポートにつながっていくはずです。
ところが、質問に答えても答えても次から次に、同じようなことを聞いてくる求職者がいます。解消したい不安が明確ではないため、質問にいくら答えても不安解消につながらないためです。質問への答えを、どのように受け留め、さらに意思決定の参考にしようとしているのかを、しっかりと見極める必要があります。

 

3.サポートに限界を感じたら

意思決定をサポートすべき人を把握するには、少し時間がかかるかもしれません。途中で、求職者ペースで振り回されているように感じたら、要注意です。

今自分がしているのは、意思決定のサポートなのか、引き留めなのか確認してみましょう。必死に引き止めたくなる人材は、実は少ないのが現実であることも、冷静に思い出す必要があります。

 

4.「内定辞退」は絶対に避けるべき悲劇ではない

時間とコストをかけた採用の、最終段階での「内定辞退」は、皆さんにとって心からがっかりし腹立たしく感じることだと思います。自分の採用力に対して、自信が持てなくなる出来事でもあるはずです。

しかし、求職者の意思決定を全てコントロールすることは、残念ながらできないことです。「内定辞退」は、絶対に避けるべき悲劇ではありません。むしろ、早い段階で早期離職を阻止できた出来事なのかもしれません。

 

いかがでしたか?

「去る者は追わない」は、採用担当者の持っておくべき心持です。ぜひ、内定受諾へのサポートの際に、参考にしていただければと思います。

これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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