名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.37

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

ジモ採るをご覧の皆様、こんにちは。田中ヒロユキです。年度が改まり、早2週間。

私ごとのご報告ですが、先月3月末で大学を退職し、あらたな道(元いた道とも言いますが)に進路を変更しました。つまり、もうキャリアセンターの中の人でも、大学教員でもありません。ただのアラフィフです(笑)。以上、ボクの転職の話題でした。ところで最近、退職代行がホットワードで、ボクの周りでは3月だけで退職代行を使い社員、もしくは派遣スタッフが辞めた…という話が4件ありました。読者の皆さまはいかがでしょうか?

退職代行については、少し前NHKの現クロでも取り上げられていました。

退職代行を使われると業務の引き継ぎなどが一切できなくなってしまいます。例えば進行中の案件を抱えている営業マンが代行で辞めてしまうと社員証や鍵、ノートPC、社外秘の書類など諸々が返却されるのにもタイムラグが生じます。

また、退職代行はサービスなので費用が発生します。安くても3万円ほどでしょうか。電話一本掛けてくるだけ(に見える)なのにサラリーマンの月のお小遣い分お金が消えます。世の中に存在している(場合によってグレーゾーンな)サービスですから、使う使わないは個人の判断しかありません。まぁボクなら確実に 自分で「辞めます」って言いますが。

それでは今回の記事に参りましょう。

 

大切なのは本質

19卒もそうでしたが、今期は更に合同企業説明会に学生がなかなか集まらない…といった声が聞かれます。気になったのでGoogle大先生の検索バーに「合同企業説明会 学生が集まらない」と入力してみました。すると…。

ヒット数がヤバいですね 笑。それと採用支援のページやコラムが山の様に出てきます(あ、このコラムもそうか)。その切り口をザッと拾ってみると、

  • 第一印象(ファーストインプレッション)が大事
  • プレゼンテーションを磨きましょう
  • 呼び込み要因を増やしましょう
  • ブースの設営とブースやツールの見た目(色彩心理学的な切り口)
  • 会場選定の巧拙
  • SNSを活用しましょう

…といったメッセージが並びますね。

で、そういった記事をさらに読み進めると、自社が売りたい商品や商材のセールスページ、商品説明ページに飛ぶ…という設計になってます。大人って怖え… 笑。

ついで言うと、上記で箇条書きにしたものは全てが戦術にあたります。戦略ではない。もちろん採用の本質でもありません。が、本質や戦略を現場で実践する時にはそれらを体現したものとなります。

採用担当者のプレゼンがどんなに上手でも、入社や応募の動機形成にはならないのはご理解いただけると思います。全然喋れないのも困りますが、絶対条件ではなく必要条件くらいのものです。

一番大切なのは

  • 貴社のビジネスは何のために行われているのか?
  • 貴社のメンバーは何にコミットして行動するのか?
  • 貴社で働くと何を成し遂げられるのか?何を得られるのか?
  • 給料を払う、仕事を与える、休みを与えるの他に、貴社が社員のためにしていることは何か?それは何故か?
  • 社内で一人前と認められるにはどれだけの時間と経験が必要か?
  • 上記の全ては今の時代、20代の若者に届く、もっと言えば刺さる内容になっているのか?

…を整理し、適切でないならば練り直すことです。

 

合同企業説明会を一言で言うと…

突然ですがここで合同企業説明会に話を絞っていきましょう。一般論にすぎませんが企業が最初に学生、候補者と出会う場所。それが合同企業説明会。

先に結論を書きますが、合同企業説明会を一言で言うと合コンでありグルメフェス です。一言じゃなくなりましたが…。マス対マスの構図ですね。

グルメフェスって「伊勢エビラーメン食べたいなー。でも他にも美味しいモノも食べてみたい!」という動機で来場しますよね。合同企業説明会も「気持ちの上では働きたい会社がある…」もしくは「こんな会社で働きたいなぁー」と考えつつ「他にも何かいい企業があるかもしれない」と、淡い期待を抱いて会場に足を運ぶ学生、もしくは転職希望者が存在します。そこに各出展企業の皆さまが待ち構えていて、「どうぞどうぞ、お掛けください」となる。この構図が合コンやグルメフェスに似ているのです。

合同企業説明会に参加している学生たちは良くも悪くも、何をしたいのか?自分にどんな社風の企業が合っているのか?が定まっていない蓋然性が高いのです。

だからこその合コンでありグルメフェスです。有名大学卒の人、高額所得が想定される職業の人、社会的ステータスが高そうな人、あるいは伊勢エビや松阪牛のような高級食材に人だかりができるのは当たり前と言うか、構造的に避けがたいもの。その一方で、初めて見聞きする企業の話にだって気軽に参戦できる。つまり、どんなサイズの企業にもチャンスがあるリアルな出会いの場。それもまた合同企業説明会の良いところなのです。

話を進めます。

合同企業説明会を利用する各出展企業さんたちは

  1. 自社製品やサービス、商材と自社とが結びつけられて認知されている
  2. 自社製品やサービス、商材の認知度はあっても自社と結びついていない
  3. 自社製品やサービス、商材は認知されていないが、会社のことは認知されている
  4. 自社製品やサービス、商材も自社のことも知られていない

の4つに分類ができます。

※更にそこに、働きたいか働きたくないか?が加わってくるのですが、ここでは一旦置いておきます。

多くの企業が陥る思考ですが、自社の製品やサービスはよく分かっています。取り扱っているんだから。でも来場者は知りません。それが普通です。ところが、会社説明のプレゼンテーションに立つ社員さんが、「○○ってご存知ですか?…あ、あまりご存知ないようですね。でも大丈夫です」とか「実は自分も入社するまでよく分かっていなかったんですけどねー」みたいなやり取りをされます。この部分、ボクはメチャクチャ不毛だと考えるのです。プレゼンテーションの定石として必要なことは分かっているんですけどね。

それよりも自社製品、サービス、商材を大学生に分かる表現、中学生に分かる表現、親戚のオジさんオバさんに分かる表現に分けて説明すること。何しろ合説で話を聞いてくれるのは通りすがりの人です。寅さんのバナナの叩き売りの口上でもって歩いている来場者を立ち止まらせるパワーが必要です。

ラーメン屋さんやカレー屋さんなら「〇〇さん(有名な芸能人)来店しました!」と書いておけば通りすがりの人を集客することくらいはできるでしょう。でもあなたは会社の人としてやってるわけです。

通りすがりの人に難しいこと言っても伝わりません。一流企業に納品していても通りすがりの人は自分のことに結び付けられません。関係ありません。最初から第一志望の企業に就職したのであればともかく、そうでないのならこれを読んでいるあなたにも今の来場者と同じような経験があったはずです。

大切なのはあなたがここで働いてる偶然性。それが必然性に変わった流れ=ストーリー。何がキッカケとなって自分ゴト化したのか?それは内発的なのか外発的なのか?とか。仮に、外部の力によって今の会社で働くことになったとして、そのことを自分がどのように捉えているのか?当時の自分はどうだったのか?の伝え方や中身次第ではあなたの会社で働くことは魅力に変わります。

会社は得体の知れない「法人」という組織ですが、中で働くのは社員一人ひとり、血の通う人間。あなたという人間はどんな思いで働いている人間なのか?あなたの周りであなたを支えてくれる他の社員さんたちはどんな人間なのか?その集合体であるチームや部署、会社はどんな人たちの集まりなのか?

会社を説明するってそういうことです。ただ製品やサービス、商材を紹介したり納品先を紹介するだけならホームページで十分じゃないかと考えるのです。

いい人を採る道:採用を担当する皆さんが自社で働く偶然性と必然性を整理する。

ライター紹介

田中ヒロユキ

http://jinzaisaiyou.jp/

株式会社 人材と採用 代表取締役
企業の採用、採用工程設計、採用広報を支援しています。大学キャリアセンターに籍を置いていたことをフル活用中。
2015~2019年 名古屋経済大学 准教授 キャリア科目3科目、6クラスを毎年担当。2011~2014年 東海学園大学 外部講師 キャリアデザイン他2科目を担当。アジア出身外国人留学生の採用事情に明るい。
1971年 愛知県生まれ 愛知大学卒業

関連記事

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.39

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.39

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.38

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.38

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.36

【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.36

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。