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【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.35

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ジモ採るをご覧の皆様、こんにちは。キャリアセンターの中の人 田中ヒロユキです。2月も半ばを迎え、(一応の)採用活動解禁まであとわずかとなりました。これまで準備されてきたこと、突発的に降ってきたことなどいろいろあるかと思いますが、ここまできたらやれることをやるしかありません。付け焼き刃の活動がダメなのは学生も企業も同じなのです。

もし今のタイミングで他の企業さんが取り組まれている採用活動をご覧になり「ウチもあっちのやり方がいい~~💢」(某アルバイト求人媒体のCMっぽく)とか考えても、すぐにマネしてはダメですよ。詳しい説明はここでは省きます。もし機会があれば、名大社さんの営業マンに尋ねてみてください。

さて、それでは今日の記事です。昨年、更にその前から感じていたことについて書きます。

 

中小製造業の人員不足

大学のキャリアセンターにいても、それ以外の場所に顔を出す際にも、製造業の街、愛知、岐阜、三重で中堅・中小製造企業が技能系社員の不足に陥っていることを強く感じます。

まぁ、もともと現業系業務請負会社で営業も採用もやっていましたし、自分で経営していたこともありますので、ポストバブルからリーマンショック前後の製造企業様には本当にお世話になりました。この場を借り、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。また、この辺りのことはボクの実感などという不明確なものだけでなく、各種調査データでかなり明確になっています。その各種調査データとやらをザッと並べるだけでも

  • 日本商工会議所 人手不足などへの対応に関する調査
  • 中小企業庁委託調査  中小企業・小規模事業者の 人材確保・定着等に関する調査 作業報告書
  • 内閣府マンスリートピックス

…といった調査結果は製造業界(もちろん他業界もですが)の人手不足を明確に表しています。

マクロレベルでは、現業系人材派遣各社の受注単価の上昇、国内の大学で学ぶアジア出身留学生と卒業後の在留資格について製造企業からお問い合わせをいただく機会がガチで増加している点などからもわかります。つまり、多くの中堅・中小製造企業では「技能系社員=つまり作業員」が足りていない現状があるわけです。

このコラムをご覧になっている経営者、採用担当者さんからは「そんなものお前なんぞに言われんでも分かっとるわ!」とお叱りを受けそうですが、じゃあその解消に向けて取り組んでいることはなんですか?とお尋ねすると

  • 中途社員、新卒社員を募集している
  • 製造工程の省人化を進めている
  • 技能実習生を受け入れている
  • 現業系派遣会社から人材を受け入れている

…といった対応が多く挙がってきます。これらは「対処療法」と呼ばれる類のもの。本当にやらなくてはいけないのは「原因療法」なんですけどね。

 

原因療法

じゃあその「原因療法」とはなんぞや?と言いますと、これまでこのコラムで散々触れてきたわけです。

  1. ウチの社員はなんでウチで頑張ってくれているのか?を把握する
  2. その理由は積極的なものか、あるいは消去法でウチが選ばれているだけか?を把握する
  3. 消去法で選んでいる人たちや現場で働く派遣社員が離脱しない思考、行動をしているか?つまり、働く人のエンゲージメントを向上させる施策があるのか?無いのであればなぜ無いのか?明確にする。
  4. いい仕事、いい品質のために社員とその家族を大切にする、エンゲージメントを向上させる必要がある、と頭を切り替える。
  5. 今頑張っている社員が報われる制度、評価制度、報奨制度はあるのか?
  6. その制度はちゃんと活用されているのか?活用しやすくするためにどうするのか決める。
  7. 賃金制度の見直しを行っているか?行う予定があるか?
  8. KYT活動、QC活動などばかりでなく、本当に働き手のためになる働きやすい環境整備とは何か?それを実現できているか?できていないとしたらどのように導入するか?内省的に自社の活動を省察する。
  9. 若手社員が早く戦力化できる育成施策を作る。同時に教え方、育て方を学ぶ。

えーと…他にもありますけどそろそろ長くなってきたので止めます(笑)。

こんなにあるのか…という印象でしょうか?ご覧になっている皆様の社内で何がどのレベルで行われているのかが分からないので、全てが必要なケースもあれば一部に留まるケースもあろうかと思います。

 

人口減少、モノが溢れていて作っても売れない

それ程までに「人口増加、モノが無いので作れば売れる。働き口がなかなか見つからない」時代から「人口減少、モノが溢れていて作っても売れない。働き口が無くても最低限生きることくらいならできてしまう」時代への転換が進んでいるのです。

しかもです。日本では30年(場合によってはそれ以上)も前の製造加工設備を直しながら仕事をしている一方で、新興国では最新鋭の機材を導入し高い生産性を実現していたりする。それに加えて日本より賃金が安かったりするのですから、日本の製造加工企業は堪ったものではありません…。

一方で、革新的な商品の開発に成功したとしても、就業環境や就業規則などが旧態依然の状態から更新されていなければ労働災害、賠償請求、良くてもネットで炎上といったリスクもネット以前の時代と比べたら圧倒的に高い…というのが今の時代。

つまり、御社の体制も考え方も各種制度も現代に合わせて、あるいはさらに先行く形でイノベートする、「原因療法」に真剣に取り組む最後のチャンスですよという話です。

まぁ、技能実習生の受け入れで生産活動が行える業界・業種はまだマシとも言えますし、彼らを受け入れることで「原因を直視する」ことを怠ってしまう…とも言えますけどね。この辺りのことはまだまだ流動的ですし、今回の記事の本論からは外れるのでまた別の機会に触れます。

いい人を採る道:社員も非正規社員も辞めない会社を作ってみてはいかがでしょう。

ライター紹介

田中ヒロユキ

http://jinzaisaiyou.jp/

株式会社 人材と採用 代表取締役
企業の採用、採用工程設計、採用広報を支援しています。大学キャリアセンターに籍を置いていたことをフル活用中。
2015~2019年 名古屋経済大学 准教授 キャリア科目3科目、6クラスを毎年担当。2011~2014年 東海学園大学 外部講師 キャリアデザイン他2科目を担当。アジア出身外国人留学生の採用事情に明るい。
1971年 愛知県生まれ 愛知大学卒業

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