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採用力UP講座 知っていますか?「キャリア教育」とは

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あけましておめでとうございます。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

新卒採用の面接で、「自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」について考えた結果、御社を応募しました」と、ハキハキ話す学生に出会ったことはありませんか?よく聞いてみると、大学のキャリア教育講座で学んだ「自己理解」の内容を踏まえての発言とのこと。「キャリア教育」が、教育機関で行われているのは何となく聞いているけど、学校でどんな教育をしているのか、実は知らないという皆さんも多いのではないかと思います。現在のキャリア教育について、紹介していきましょう。

 

大学のキャリア教育は「就職のノウハウを学ぶこと」?

大学でキャリアという言葉がついた講座が出始めたのは、今から10年ほど前だったと思います。その内容は、それまでの資格対策講座をそのまま取り入れたものや、元塾講師を招いたSPI対策講座など、就職活動に必要なスキルを身に着けることを主眼としたものでした。当時は、必須科目となっているという事は少なく、講師も外部講師が単発で行うため、一貫した教育とはなっていませんでした。

文部科学省により、2011 年春から全国の大学、短大にキャリアガイダンス(教育課程の内外を通じて社会的・職業的自立に向けた指導等に取り組むための体制の整備)が義務づけられました。これは、2008 年秋のリーマンショック以降の経済状況の悪化に伴い、大学生等の雇用環境も悪化した影響も大きいとみられています。また、就職に苦戦する学生に対して、根本的に対策をとりたいという高いニーズもあり、キャリア教育に本腰を入れる大学が増えてきました。

キャリア教育では、「社会的・職業的自立、学校から社会・職業への円滑な移行に必要な力」の養成を目指し、具体的には以下の4つの力を養成するとしています。

「人間関係形成・社会形成能力」

多様な他者の考えや立場を理解し、相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝えることができるとともに、自分の置かれている状況を受け止め、役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画し、今後の社会を積極的に形成することができる力。

「自己理解・自己管理能力」

自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」について、社会との相互関係を保ちつつ、今後の自分自身の可能性を含めた肯定的理解に基づき主体的に行動すると同時に、自らの思考や感情を律し、かつ、今後の成長のために進んで学ぼうとする力。

「課題対応能力」

仕事をする上での様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立ててその課題を処理し、解決することができる力。

「キャリアプランニング能力」

「働くこと」の意義を理解し、自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」を位置付け、多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら、自ら主体的に判断してキャリアを形成していく力。

現在でも一部の大学(と思いたいところです・・・)では、就職のノウハウを教えることを中心とした「キャリア〇〇」という講座名で、キャリア教育が行われているようですが、多くの大学で、キャリア教育は、体系的に行われています。

 

小学校から「キャリア教育」がスタート

平成23年に中央教育審議会において、キャリア教育を「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育」と定義しました。学習指導要綱の改正を経て、現在は「キャリア教育」は小学校から高校まで一貫して行われています。

キャリア教育が目指すもの

  1. 一人一人のキャリア発達を支援します
  2. 学ぶことや働くこと、生きることの尊さを実感させ、学ぶ意欲を向上させます
  3. 将来の社会的自立・職業的自立の基盤となる資質・ 能力・態度を育てます
  4. 望ましい勤労観・職業観を育てます

小学校におけるキャリア発達課題

  • 小学校生活に適応する。
  • 身の回りの事象への関心を高める。
  • 自分の好きなことを見つけて、のびのびと活動する。

中学校におけるキャリア発達課題

  • 友だちと協力して活動する中でかかわりを深める。
  • 自分の持ち味を発揮し、役割を自覚する。

高等学校におけるキャリア発達課題

  • 自分の役割や責任を果たし、役立つ喜びを体得する。
  • 集団の中で自己を生かす。
  • 社会と自己のかかわりから、自らの夢や希望をふくらませる。

現在の小学校1年生が、高校卒業時や大学卒業時に就職活動を始める時期は、12年~16年後となります。恐らく今以上に少子高齢化は進み、社会を支える働き手は減っていくこととなることでしょう。「働き方」への考え方も、大きく変わっているかもしれません。子供達は、変化が大きく起こる将来に向けて、教育の場で少しずつ準備を進めています。

採用する側の企業も、労働人口が大きく変わる将来に向け、少しづつでも準備をしていく必要がありそうです。
どうしても目の前の課題に対処をすることを優先しがちですが、今こそ、採用側も意識改革をし、少しづつでも準備をしていく必要があります。

新し年を迎え、ぜひ少し長いスパンで計画を練っていただければと思います。

いかがでしたか?これからの採用計画策定に、ぜひ役立てていただければと思います

これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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