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採用力UP講座  定着対策を効果的にすすめるコツとは

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。改めて、社内人事構築についてじっくりと取り組むチャンスです。今回は、多くの企業で取り組まれている「定着支援」について、考えていきます。

苦労して入社まで何とかこぎつけることができた人材が、たった数年で退職により流失してしまう現実は、皆さんにとっても何とか変えていきたいと感じる、大きな課題であるはずです。皆さんはどのように取り組んでいますか?

 

定着支援のターゲットは「新入社員」のみ

多くの企業で、定着支援のターゲットを「新入社員」としています。コストをかけ入社を促した人材ですから、ある意味当然かもしれません。入社後の研修に工夫を凝らし、入社後も先輩社員の手厚いOJTに加え、上司には部下の定着を業務課題として与える等、全社を挙げ新入社員の定着支援に力を入れている企業は多いはずです。しかし、先輩社員たちにかなり負荷をかけるこのような取り組みが功を奏すことなく、定着支援に上手く繋がらないと嘆く企業担当者の声を多く聞きます。いったい何が問題なのでしょうか?

新入社員の評価を重視しすぎ?

入社後のOJT教育等、研修プログラムへの満足度を図るアンケート結果を重視しすぎていませんか?高校時代から、教師の指導に対する満足度調査を日常的にアンケートで答えている世代である彼らは、率直にアンケートへ回答することにためらいはほとんどありません。答えにくい質問だろうと、遠慮しつつ項目を考える人事担当者と、むしろマイナスを率直に答えることがよいことだと考える新入社員には、かなりギャップがあります。

さらに、研修プログラム成功を測る指針を、指導を受ける新入社員の満足度とすることは、新入社員に研修の目的が新入社員の満足度であるという、誤ったメッセージを発してしまう危険もあります。会社が期待した効果は新入社員の成長です。自らの成長を自己評価させるなど、アンケート項目には工夫が必要です。

先輩社員はひたすら「育てる側」なのか

先輩社員は、通常の自分の仕事にプラスされる業務として、新入社員教育をとらえています。もちろん、新入社員教育の必要性は、十分理解されています。自分自身も育てられたという記憶は、少し面倒なこの新入社員教育であっても、必要な業務であるとの納得につながっています。

しかし、自分の記憶している新入社員教育よりはるかに手厚い内容と感じた時、自分にかかる負荷を冷静に考え、不公平感から大きな不満を感じているかもしれません。育てる側になったことを、前向きにとらえられない先輩社員を増やさないための、対策は必要です。

 

定着支援のターゲットは全社員

定着支援のターゲットは当然のことですが、全社員が対象です。

新入社員に偏りすぎた制度設計は、よくできる先輩社員の負担増につながりやすく、一番のエース社員のモチベーション低下になるため大問題です。再度、ターゲットは全社員であることを確認し、自社の重点層を見極めていく必要があります。

ロールモデルの発見支援を考える

新入社員には、目指したい先輩社員を発見することで、働く意欲や高まったり、働き方のイメージが明確化する効果があります。新入社員自らロールモデルを発見できるように、先輩社員との接点を多く持てる機会を作ることを考え、新入社員自身に汗をかいてもらい、自ら発見できるようなプログラムを検討していきたいものです。

OJT研修での新入社員の身に着けるべき目標を明確にする

OJT研修は、現場にその運用を任せることで、現場のペースに合わせた研修ができるメリットがある一方で、部署により運用がバラバラになりがちです。さらに具体的なスキル習得が目標となるため、特にスロースタータータイプの新入社員の場合、本人も教える先輩社員・上司にとっては、かなりしんどい指導となる可能性があります。

新入社員のOJT研修は、今後仕事を覚えていくスキルの習得が大きな目的です。具体的な仕事を通じて、仕事内容を理解するコツ、質問する力を身に着ける、失敗したときの対応力を身に着けることが、OJT研修の大きな目的であることを、人事担当の皆さんからしっかり伝えていくことが重要です。

先輩社員・上司への研修・フィードバックこそが重要

新入社員を育てる「先輩社員・上司」こそが、本当に会社を支えている大切にすべき人材です。会社の方針を理解し、育てることを通じて、自身の成長につなげていけるように、コア人材を育成することこそが、最も定着支援には重要です。会社を育てる一員となっていく人材が育てば、新入社員にとっての良いロールモデルになるはずです。

いかがでしたか?これからの転職者採用に、ぜひ役立てていただければと思います。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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