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【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.31

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ジモ採るをご覧の皆さま、こんにちは。キャリアセンターの中の人 田中ヒロユキです。10月1日に台風がやってきて内定式が延期になった…などの報道がありましたね。皆さまの企業ではいかがでしたでしょうか?

内定式直前に内定辞退が相次いだ企業さまもあるようで、今週も本学キャリアセンターは企業さまの訪問が続いております。

 

外国人留学生の採用について

さて最近の人出不足を反映してなのか、事業戦略的な理由からなのか、「外国人留学生の採用について教えてもらいたい」といった旨のお話を頂きます。

※詳しくお話を伺うと前者であることが多いのですが、このパターンはうまくいきません。詳細後述。

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので念のためにご説明しますと、私が勤務する名古屋経済大学には現在 14カ国 499名の外国籍留学生が在籍しています。留学生の在籍比率は22.4%で全国でも8位となります。

一部を除いて95%が東、東南アジア諸国からの留学生であり、在籍の多い順で国を紹介しますと…

  • 在籍人数1位  ベトナム社会主義共和国   245名
  • 同2位  中華人民共和国 155名
  • 同3位  ネパール連邦民主共和国 59名

以下省略

といった具合で、私立大学では東海4県で一番の規模です。もしかするとお近くのコンビニエンスストアや居酒屋などで働いている外国人アルバイトは本学の留学生かもしれません(笑)。様々なバックグラウンド、価値観を持つ彼らの多くは日本で日本企業への就職を希望し、日本人学生同様に日本式の就職活動も行います。

もちろん人数が人数なので課題も多いのですが、彼らの向学心、向上心は日本人学生をはるかに上回ります。そのため、日本人学生が驚くような難易度の高い企業から総合職として内定も頂いています。皆さまならご存知の通り、学生にとっての就職活動は総合力を問われるもの。難易度の高い企業さまの選考で、他大学の日本人学生と内定を奪いあえる彼らは本学にとって頼もしい存在になっているのです。

 

外国人留学生の採用を成功させる

外国人留学生採用は場当たり的な動きでは全く上手くいきません。むしろ、日本人よりも難しく、綿密な準備や経営戦略との整合性が必要…とお考えください。そのためにも外国人留学生の採用について知っておく必要があります。

また、技能実習生との違いを把握されないまま、アジアからの学生=後進国からやってきた人材=単純労働力不足の切り札…というお考えの経営者さまも少なからずいらっしゃいます。お一人おひとりのお考えを新たにしていただくのは非常に難しいことです。

ここで非常に大まかですが、技能実習生と大学、専門学校に籍を置く留学生との違いを整理してみます。

技能実習生 留学生(大学) 留学生(専門学校)
最長5年間 技能実習生として就労できる 卒業すると同時に就職するか、国外へ出る。卒業後の在留は更新延長が可能。 同左
期間満了後は帰国 退学すると日本での就職はできない。就労開始後、在留資格の延長、更新が可能。 同左
仕事内容は雇用される事業所により規定される 卒業後は高等教育(大学、短大)で学んだ分野を活用する仕事に従事できる。母国で修めた専門分野も含む。技術、人文知識、国際業務という3つの在留資格を取得でき、その範囲であれば職務は自由だが、特に研修期間中の取り扱いに注意。 卒業後は専門学校で学んだ分野を活用する仕事に従事できる。母国で修めた専門分野も含む。技術、人文知識、国際業務、介護の在留資格を取得でき、その範囲であれば職務は自由だが、特に研修期間中の取り扱いに注意。
仕事は現在のところ、単純作業が中心 就職する場合、単純作業はできない(マニュアル化しやすい小売の店頭業務、工場内の製造加工工程、飲食店の調理などは認可されない) 同左
労働力不足の解消を目的に導入することが多い 自社の事業運営上、外国人留学生採用の必要性、妥当性を会社側が書面で説明する必要がある 同左

いかがでしょうか。

少し長くなってしまいましたが、技能実習生と大学や専門学校を卒業する留学生とでは日本としてどう扱いたいのか?は明確に異なることがお分かりいただけるでしょうか。まとめますと、アジアからやって来ている技能実習生も留学生も人です。働く場所も住む場所も選びます。彼らを事業上のパートナーと見なすのか、ただの駒と見なすのかは経営者や採用担当者。

それぞれの在留資格が切れる時、更に日本に関わりたい!日本人ともっと働きたい!と思ってもらえるか、日本なんて2度と来ないよ!と言われるかは、皆様の今の関わり方次第なのだ、と言えます。

外国籍、とりわけアジア系人材についての認識が皆さまの中でどのようなものなか?を知る手立ては私には無いのですが、事実として、彼らの目的(働く=稼ぐ、学ぶ=将来的に稼ぐ金額のベースを上げる)はそれぞれだけれども、日本を選びたい人はそもそも多数派ではないという事実を覚えておいていただきたいのです。

 

いい人を採る道:外国籍人材を引き寄せる会社になるか、逃げられる会社になるかは経営者次第

ライター紹介

田中ヒロユキ

http://jinzaisaiyou.jp/

愛知大学文学部文学科卒業
大学卒業時は未内定で、1冊100円の求人誌で探した営業会社で営業を担当。それがいわゆるブラック企業で1年足らずで退社。
次は【人を管理する側】で働こうと人材派遣業界へ。労働者派遣法初めての改正自由化の時期をはさみ、10年籍を置く。

06年、独立。株式会社ウィングを起業。製造業、事務、医療機関などを中心に人材の採用と仕事へのマッチングに携わる。
同時に08年以降、企業の採用コンサルティング、採用企画を手掛け、企業がほしい人物像と経営戦略とを掛けあわせるサポートを行う。
また起業と同時に、仕事や場を選ぶことが人生に与える影響、リスタートする人としない人との差に興味を持ち、キャリアデザインについて学び始める。
現在は名古屋経済大学においてキャリア教育・就職支援専門の教員として就活生から怖れられつつ、一部から頼られている。理由は「採用担当者さんの100倍厳しい」から。
JCDA会員 (2009年資格習得による)
名古屋経済大学 キャリアセンター副センター長 法学部 准教授
株式会社ウィング 代表取締役

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