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採用力UP講座 中小企業ならではの転職者採用成功のコツとは

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。暑かった夏から、少し過ごしやすい季節となってきました。皆さんは、新卒活動で少し疲れを感じている頃かもしれませんね。今回は、転職者採用に関して考えていきたいと思います。

転職者採用は、欲しい人材をピンポイントで確保できるメリットがあるため、どうしても「職務経験」にだけ目を向けがちです。人材不足が進む中、欲しい経験をズバリ持ち得ている人材を確保することは、ますます難しくなってきています。人材確保を優先するあまり、本来の転職者採用メリットをうまく活用できていないということはないでしょうか。気を付けるべきポイントを整理していきましょう。

 

第二新卒への期待を持ちすぎてしまう

実は「第二新卒」に明確な定義がないといわれています。通常、「入社後三年未満で離職している」という求職者を指しています。年齢が25歳までと若いことからか、伸びしろへの期待をもつ採用担当者は多いようです。私自身、第二新卒の世代に対する転職支援を専門に行ってきた経験からも、採用担当者の「まだ染まっていない初々しさ」への期待を強く感じました。基本的なビジネスマナーに関して、前職である程度教育を受けていると想像できることも、中小企業にとってメリットと感じるようです。

つまり、第二新卒者には「ある程度ビジネスマナーを身に着けた初々しい若者」という印象を持っているという事です。実際の「第二新卒」に対して、少し冷静にチェックしてみましょう。

第二新卒者の中では、1年未満で離職している割合が一番高くなっています。離職理由は様々なため、一概に決めつけはできませんが、早期離職している会社には「育てる」意識があまりない場合が多く、実はあまり教育をしっかり施されていない場合があることに、注意する必要があります。会社に対する不信感を持っている場合が多く、初々しさより会社に対する「疑心暗鬼」に満ち溢れている方のほうが、圧倒的に多いことにも注意しましょう。

「新卒の代わり」のイメージだと、第二新卒者は無条件に「良い人材」と映ってしまうかもしれません。面接で確認すべきことを整理していきましょう。

育てられたい意識が強すぎないか

前職であまり「育てられた」経験がないと感じている求職者ほど、教育してもらえるかどうか、とても気にしています。もちろん、育てること自体は必要ですが、自ら努力しようとしない人材を受け入れてしまうデメリットを、意識する必要があります。前職でのある意味不幸な経験は、皆さんにとって全く関係のないものです。育てられたい意識のある第二新卒者は、ある意味新卒者より手がかかります。しっかり確認する必要があります。

我慢ができるか

新卒入社ではないため、どうしても「ほったらかす」時間ができてしまいます。また、「自分でなんとかする」ことも当然ですが求められます。特に、一見つまらないという仕事を、しっかりやってもらえるかどうかは、とても大事なポイントです。入社後、具体的にどのような仕事からスタートすることになるのか、きちんと説明したうえで、その仕事に意欲的に取り組めるかどうかは、面接で見極めるポイントとなります。

 

職務経験を狭くとらえすぎてしまう

転職者採用では、なんといっても「職務経験」への期待が大きくなります。ただ、残念ながら求める「職務経験」にピタリと合う人材は、なかなか見つけられないものです。これは、転職者の気持ちになってみるとよく理解できます。転職で何かを「変えたい」と思う転職者の内、「仕事内容」を変えたいと希望する方が一番多いため、これまでの経験と全く同じ仕事は避ける傾向にあることが影響しています。少し乱暴に表現すれば、求める職務経験と全く同じ職務経験のある人材は、ほぼいないと考えたほうが良いという事です。

求めている仕事を具体的に説明しよう

新卒者との大きな違いは、転職者は「職務」を十分理解できる力を持っているという事です。こちらから求めている職務を具体的に説明し、転職者がどのように理解したかを、面接でしっかりチェックしましょう。できない仕事にやみくもに応募する転職者は、第二新卒者を除けば実はとても少ないものです。書類審査は、職務経験のチェックというより、どのような仕事をしてきた人なのか、きちんと表現できるスキルがあるかどうかをチェックすべきです。

意欲的かどうか

職務経験から十分できる人材と感じると、採用担当者は「口説いてでも欲しい」気持ちになるものです。しかし、十分確認すべきは、本人が「意欲的に取り組もうとしているか」です。出来る人材より、「出来る人材になろうと努力する人材」が、良い人材なのです。特に経験を十分積んでいる世代に対して、採用担当者がどうしても口説きたくなる時ほど、注意して意欲を確認しましょう。

 

中小企業向き人材を見極めよう

中小企業には、向き不向きがある程度あるように思います。メンバーとの距離感であったり、職務範囲であったり、中小企業ならではの必要なスキルがあります。整理しておきましょう。

職務範囲を柔軟にとらえることができるか

中小企業での働き方は、部署や職務を超えて多くの業務を行うことが多くあります。過去の前例にこだわることなく、相手に合わせ柔軟に考え方を変える必要もあるでしょう。特に、職務範囲に関して柔軟にとらえる力があるかどうかは、中小企業で働くために必要なスキルとも言えます。条件面にこだわる転職者は多く、ある意味当然のことではありますが、「変化」への耐性をしっかり見極める必要があります。

自ら周りに働きかける力があるかどうか

転職者は、「ほっておける人材」であることが最大のメリットです。手がかからない転職者であるかどうかは、職務経験だけではなく、今いるメンバーとの関りを、自ら持つことができる力も重要なスキルとなります。また、ただただ迎合するだけではなく、良い意味で「さざ波」を起こせる人材であることも大切です。自律した人材であることをしっかり見極める必要があります。

いかがでしたか?これからの転職者採用に、ぜひ役立てていただければと思います。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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