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2020年卒就活生の動きはどうなる?その動向を考える【前編】

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全国的に厳しい暑さのなか、2019年卒採用の第2クール真っ只中ではありますが、各社では夏のインターンシップが開催されており、2020年卒の新卒採用活動はすでに始まっています。「まずは目の前の2019年卒採用から!」という人事採用担当者の方もいらっしゃるかとは思いますが、早期化傾向が強まる新卒採用では、早めにトレンドを掴んで動き方を考えることが採用成功のポイントになります。

そこで今回は、来年の2020年卒採用に向けた動向を整理してみたいと思います。

 

ポイント①就職内定率の推移からみえる2つのこと

今年の2019年卒採用活動では、採用情報解禁日である31日時点の内定率が9.8でした。さらにこの他に、「確実に内定・内々定を取得できる見通し」と答えた就活生が5.5。あわせて、2019年卒就活生の15.3%、まさに20人中3人が解禁日の時点で内定をほぼ確実にしている状況で、この数値は前年度から5.0ポイント上昇しました。

それは31日時点に限ったことではなく、41日時点、51日時点、61日時点の内定率も前年度よりも数ポイント高まっています。(株式会社リクルートキャリア・就職みらい研究所「201831日時点内定状況」(就職プロセス調査))

これは2つの傾向を表しています。

まず1つは、企業の採用スケジュールが年々早期化し、内定を出すタイミングが早くなっているということです。2020年卒採用では「3月に採用情報解禁、6月に選考開始」という経団連のスケジュール自体に変更はなく、また、この採用スケジュールの早期化の流れが止まる要素もありません。そのため、今までの傾向を引き継ぎさらに採用スケジュールと内定出しの早期化が進むでしょう。

そして2つめが、3月の情報解禁から説明会を経て面接という通常ルートではない「裏選考ルート」での内定が増加しているということです。売り手市場のなか、人材を確保するために経団連が決めた採用スケジュールでなはく、インターンシップからのフォローなど、「裏選考ルート」(裏ルートや、別ルートとも)と言われる独自の採用スケジュールで新卒採用を行う企業が増えています。

東京オリンピック開催にむけ、好景気が続くと予想される2020年卒採用は、38.1万の求人が未充足となる2019年卒採用と同様の売り手市場になるといわれていますので、この動きもまたさらに強まるでしょう。

 

ポイント②インターンシップとその後のフォローがますます重要に

採用スケジュールが早期化し、3月の採用情報解禁日から約1ヶ月程度で一気にエントリーと説明会の開催が進む今の状況では、学生は31日時点で応募企業をある程度絞り込んでおかないと、乗り遅れてしまいます3月の採用情報解禁日から情報収集するのでは遅いからこそ、学生はその前に志望する業界や企業について情報収集をするために、大学3年の夏からインターンシップに参加します。

結果として、就活生の約8割が31日時点ですでに応募企業を絞っているのが今の就職活動。(楽天みん就 20179月定例学生アンケート)。企業は、その「絞り込み」に入れなければ、第1クールの応募対象にはならず、応募母集団形成に苦労することになります。そこで企業も早い段階から就活生に企業理解、仕事理解を深め、応募意欲を高めてもらえるよう、積極的にインターンシップを開催し、積極的にインターンシップ参加者をリクルーターがフォローするようになりました。また、企業説明会とほぼ変わらない1Dayインターンシップの開催も増えています。

企業と就活生、双方の事情から、新卒採用活動、そして就職活動において、年々インターンシップの重要性が増しているのです。株式会社マイナビの 「2019年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」をみてみると、その傾向がデータに表われています。

2014年にはわずか32.1%と、3人に1人が参加する程度だったインターンシップ参加率が右肩上がりで伸び、わずか5年後の2019年卒には、参加率78.7%と約8割の就活生が参加するようになりました。

参加率だけでなく、参加社数もこの5年で1.7社から4.0社へと倍増しています。今後のインターンシップの開催を予定している企業は増加傾向にあるため、おそらく2020年卒はさらに右肩上がりになり、志望企業を絞ってから3月の本番を迎えるという動きが加速するでしょう。

 

ポイント③ダイレクトリクルーティング、SNS…就活生の活動が多様化

また、ここ数年は長らく就職活動の中心だった大手の就職情報サイトではなく、その他の手段(SNS、口コミサイト、新卒紹介、ダイレクトリクルーティングなど)を活用する「就職ナビ離れ」が進み、ダイレクトリクルーティングサービスや、新卒紹介エージェントに登録する就活生が増えてきています。

「就職情報サイトは登録すると、説明会の案内が一気に送られてきて大変」「よい情報だけでなく、先輩や同じ就活生の口コミ、エージェントなど、企業側が発信する情報だけではなく、第三者の客観的な情報が参考にできる」などがその理由ですが、この傾向は2020年新卒採用でも続くでしょう。

このように新卒採用スケジュールの早期化、採用手段の多様化が進む2020年卒採用では、中小企業も新卒採用成功にむけて今までのやり方を見直したり、新しい取り組みを試したりする必要が出てくるかもしれません。

後編ではこの動向を踏まえ、2020年卒の新卒採用のポイントを考えてみたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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