名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

他社と迷う就活生に入社してもらうための方法(後編)

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

前編では、他社と迷う就活生との基本的なコミュニケーションとして、まずはしっかり相手の話を聴く重要性と、話の聞き方のポイントをご紹介させていただきました。とことん、しっかり話を聴くことを基本に、自社に入社を決めてもらうためには次のようなアプローチを意識してみましょう。

 

コミュニケーションの「頻度」を増やす

他社と迷う就活生に入社してもらうために、最も重要なのがコミュニケーション頻度を上げることです。メールも便利ですが、できる限り電話でも就活生にコンタクトを取り、コミュニケーションをとる機会を増やしていきましょう。「しかし何もないのに、頻繁に連絡するのは…」と思うかもしれませんが、連絡を取るきっかけはいろいろあります。

【他社と迷う就活生に連絡を取るタイミング例】

  • 迷っている他社の選考日程を聞いておき、最終面接の後で「どうだった?」と状況や気持ちを確認する。
  • 話を聴く中で、「他社の人事に会う」などのポイントになる出来事があれば、その後の気持ちの変化を確認する。
  • 自社のオフィスや工場見学を案内する。
  • 就活生と気の合いそうや先輩社員や、就活生が憧れそうな先輩社員を紹介し、「話を聴いてみない?」と誘ってみる。
  • 先輩社員と面談したら、その後に感想を聞く。

特に「オフィスや工場の見学は、すでにやってしまった」「他社の状況はあまり話したがらない」という場合におすすめなのが、人事以外の先輩社員との面談です。

自社の社員と就活生の「つながり」を増やし、「この会社の社員はみんないい雰囲気だな」と思ってもらえたら、就活生の気持ちも入社へと大きく傾くでしょう。さらにもし、就活生がその先輩社員と意気投合でき、「あの先輩と一緒に働きたい!」「あの人みたいになりたい!」となれば、それが入社の決め手になることもあります。

間違っても、他社と迷っている就活生に対して「●日まで返事を待っています」と回答期日だけを決めて、あとは連絡を待っているだけ…という「待ちの姿勢」にだけはならないようにしましょう。

 

懸念点を聞き出し、それに合わせた情報提供をする

しかし、ただコミュニケーションの頻度を上げればよいというわけではもちろんありません。そのコミュニケーションのなかで、就活生の入社を決められずにいる懸念点を聞き出し、それをカバーするような情報提供をしていくことが必要です。たとえば、就活生の話を聴きだしていった際に、「福利厚生制度や研修制度、育休制度が整っていないことが気になっていそうだ」とわかったとしましょう。

(ちなみに、これもそのままストレートに「福利厚生制度がちょっと不安で…」と就活生が話すわけではありません。様々な話を聴いているうちに、「(他社は)出産してからも、働いている女性が多いみたいなので・・・」とか「(他社は)いろいろなことが学べそうだと思って…」のような、漠然とした台詞から始まり、掘り下げていくと明らかになる…といった具合です)

そのような制度を急に作ることはできませんが、「今は整っていないけれど、今後は整えていきたいと思っている。ぜひ一緒に作っていってほしい」と、今後に向けた思いを伝えることはできます。他にも「制度こそ整っていないけれど、こういう事例はある」と事例ベースで社内の現状を伝えることもできるでしょう。

懸念点をカバーするような情報提供ができれば、就活生の迷いも吹っ切れる可能性があります。だからこそ、懸念点を聞き出すアプローチが肝になってくるのです。

 

ストレートに熱意を伝える

そしてもちろん、欠かせないのが「ぜひ、入社してほしい」という熱意をストレートに伝えることです。どんなにその就活生を高く評価し、「絶対入社してほしい!」と思っていても、それは言葉にしなければ相手には伝わりません。

  • 面接を始め、今までのコミュニケーションから、就活生のどんな点を、どのように評価しているのか。
  • どんな期待をしているのか。入社したらどんな成長ができるのか。

このような「評価」や「期待」でもいいですし、直球で「ぜひ一緒に働きたいと思っている」と一社員としての気持ちを伝えるのもいいでしょう。

企業の担当者としてのコミュニケーションではなく、「人と人」とのコミュニケーションとして思いが伝われば、「そこまで言ってくれるなら」と「熱意」が決め手になることもあります。

本当に入社してほしい就活生であれば、ぜひ試してみてください。

ただし、懸念点が残っている状態で、「ぜひ入社してほしい」と言われても、懸念点がある以上、なかなかその言葉は心に響きません。このアプローチは、就活生の話を聴いて、相手の懸念点をクリアにしてからにしましょう。

 

自分と本気で向き合い、真剣に話を聞いてくれる人がいる。それは時には、企業の規模や知名度、待遇や福利厚生などを超えて就活生の心を動かし、入社を決意する決め手になることもあります。就活生が他社と迷っているときには、コミュニケーションのスタンスや頻度を見直し、本気で向き合って相手の話を聴き、思いを伝えていけば、その思いはきっと届くのではないでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

関連記事

【2019卒採用】中小企業が秋までに採用を終えるための3つのポイント

【2019卒採用】中小企業が秋までに採用を終えるための3つのポ…

他社と迷う就活生に入社してもらうための方法とは?(前編)

他社と迷う就活生に入社してもらうための方法とは?(前編)

ITエンジニアの中途採用選考、適切な方法とは?

ITエンジニアの中途採用選考、適切な方法とは?

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。