名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

採用力UP講座 “今どき学生”を正しく理解しよう

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。3月1日からいよいよ新卒学生向け採用が本格化しました。

昨年に引き続き「売り手市場」と言われており、採用担当の皆さんにとっては、学生の確保に関して厳しい状況は続いていくかもしれません。

改めてではありますが、皆さんは“今どき学生”を、正しく理解しているでしょうか?「なんか今の学生“イマドキ”だよね。」この言葉は、採用担当者の皆さんなら、一度は使ったことのある言葉だと思います。

多くは、評価としてはイマイチな学生に対して使われています。社会人と比較すると、学生の未熟さは気になってしまうものですが、マイナスイメージを根拠なく持ってしまうのも危険です。よく在る「今どき学生像」について考えていきましょう。

 

今どき学生は働く気があんまりないから・・・

独立行政法人日本学生支援機構(平成28年度調査)によると、大学・短大学生は、「2.6人に1人(38.5%)」が奨学金を借りています。これは、10年前と比較すると1.5倍です。高校生においても、「11.0人に1人(9.1%)」が奨学金を借りています。

奨学金は、学生本人が返済をしていく必要のあるものですから、「今どき学生」は、卒業と同時に、300600万の借金を背負うことになるわけです。奨学金を借りている学生にとっては、返済が確実にできるためにも、就職活動を真面目に取り組もうと考えています。働くことを真剣に考える学生の多さを理解する必要があります。

また、残業時間や休日日数の多さを気にするのは、決して働く気がないからではないことも理解する必要があります。既に社会人である我々にとっては、残業時間を減らし生産性を高めていくという考え方は、「働き方改革」というとらえ方になりますが、今どき学生にとっては、その働き方が「当たり前の事」と、教えられているという違いに過ぎません。

 

今どき学生は勉強ができない

筆記試験をしてみると、基本的な教養が欠落している学生が目につく場合があります。原因は、大学入試で推薦が増えたことや、大学入試科目数が減ったこと等様々議論されているようです。

大学によっては、1年生で基礎学力を「学び直し」させることを力を入れたり、SPI対策を徹底的に行っている大学が増えたりすることで、以前のような惨憺たる成績の学生は減ってきているようにも感じます。

さらに、大学での学び方の変化についても理解しておく必要がありそうです。大学の学びと言えば、研究者である教授が、学生に対して講義する形式を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

今どき学生の学びのスタイルは、グループワークなど学生が参加しながら学びを進めていく「アクティブラーニング」が増えてきました。一方通行型の講義スタイルより、双方向型の学びスタイルに慣れている学生が多いという事です。勉強が出来ないというより、学び方のスタイルが変わっていることを、きちんと理解する必要があります。

 

今どき学生はITに強いはず

中学校からパソコンを学ぶ機会があった今どき学生は、当然ITに強いというイメージを採用担当の方は多く持っているはずです。しかし、実際は大学生の多くがパソコン操作に不安を持っています。

NECパーソナルコンピュータが実施した平成26年の調査では、自分専用PCを約7割の学生が所持していると答えているものの、PCスキルに自信のない学生が7割もいるという結果でした。講義の発表でプレゼンテーションソフトを使うことが多いため自信はあるが、表計算ソフトには特に自信がない等、学校教育で学んだ経験があるからこそ、知識をアップデートしていない不安感を持っている学生が多いようです。

実際、新入社員のPCに関するエピソードとして「マウス操作もわからない新人がいた」「マウスでなく、画面をタッチするとカーソルが動くと思い込んでいる」といった回答もあり、最新機種を導入している訳ではない職場環境では、苦戦する事も予想されます。

全くの初心者という訳ではないのですが、認識のずれには注意する必要があります。

いかがでしたか?

皆さんの今どき学生像は正しく認識されていましたでしょうか。若者に対する批判は、どの時代にもあることです。

「最近の若者は、あまりに言葉が乱れており嘆かわしい。何から何まで〇〇を使うが、とてもみっともないことだ」

まさに今どき学生に大人が言いたくなる言葉ですね。この言葉を発したのは清少納言です。平安時代から、言葉を乱れさすことは、若者の得意分野だったのかもしれませんね。

まだまだ未熟な学生に対して、「出来ていないこと」ばかり目を向けてしまうのは、もったいないことです。ぜひ、これからの可能性に期待し、「出来ること」に目を向けた採用活動を進めていただければと思います。

これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

関連記事

採用力UP講座  定着対策を効果的にすすめるコツとは

採用力UP講座  定着対策を効果的にすすめるコツとは

採用力UP講座 中小企業ならではの転職者採用成功のコツとは

採用力UP講座 中小企業ならではの転職者採用成功のコツとは

採用力UP講座 2019卒の秋採用に備えよう

採用力UP講座 2019卒の秋採用に備えよう

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。