名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

新入社員研修のプログラム・スケジュール作成のコツ【前編】

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

社員に対して行う、最初の能力開発でもある新入社員研修。

毎年定番の研修だからこそ、「去年の新入社員研修はこんな感じだったから、今年も同じようにやっておけばいいか」「とりあえず、ビジネスマナーをやって、あとはOJTで…」ではなく、新入社員が力強い成長を遂げられるような、「今年の」研修の在り方を、ゼロベースで考えてみましょう。

 

「どんな人材に成長してほしいか?」から研修を考える

 

新入社員研修のプログラム・スケジュールの作成は、「新入社員にどんな人材に成長してほしいのか?そのために、研修で何を学んでもらいたいのか?」を関係者に確認することから始まります。

経営層や人事部の人材育成方針だけでなく、前年に新入社員を受け入れた現場が感じた課題や、今年新入社員を受け入れる現場の期待などを確認しながら、人材育成の方針をすり合わせていきましょう。

特に、前年に新入社員を受け入れた現場に、「もっと研修でこういうことを学んでおいてほしかった」ということがなかったか、研修で何を学んだ状態で配属されればよりOJTがより効果的に進められるのかなど、前年の課題をヒアリングしておくと、研修プログラム設計に大いに参考になるでしょう。

 

新入社員研修は「ゴール」を明確に

関係者に人材育成の方向性が確認できたら、次にそのような人材を育成するにあたって、新入社員研修では何をどこまで学ぶことをゴールとするのか、目的を明確にしていきます。新入社員研修は

  1. 学生から社会人へと意識の転換を図る。
  2. 社会人としての基本行動やビジネスマナーを身につける。
  3. 組織の一員として、会社の様々なルール、コンプライアンスを学ぶ。
  4. 仕事を始めるために必要なスキルアップを図る。

などの目的が考えられますが、これらをどのレベル、どの範囲まで新入社員研修でカバーしたいかによって、プログラムやスケジュールは変わってきます。

たとえば、1から3までは、新社会人として欠かせないものではありますが、新入社員研修でどのレベルまで学び、身につけることを目指すのか。また、4の「仕事を始めるために必要なスキルアップ」は、ロジカルシンキングや、プレゼンテーション力、ビジネスコミュニケーション力やチームビルディングなどのビジネススキル、WordExcelPower Pointなどのパソコンスキルなど様々なスキルのうち、どこまでを新入社員研修でカバーするのか。

自社の人材育成方針や、現場のニーズを確認しながら、新入社員研修のゴールを設定したうえで、それに見合うプログラムを設計していきましょう。

 

研修の3つのスタイルを目的に合わせて

新入社員研修には、集合研修、e-ラーニング、OJT3つのスタイルがあります。それぞれの特徴を踏まえ、目的やコストに応じて社外のサービスもうまく取り入れながら、新入社員研修のプログラムを組んでいきましょう。

集合研修は、Off-JTとも呼ばれ、業務から離れた場所で、ワークショップやセミナーなどを通じて、体系的に学ぶ研修です。一般的な研修のイメージのもので、社内の講師が担当して行う社内研修と、外部の教育研修に参加するパターンがあります。特に、基本的なビジネスマナーなどは外部の教育研修をうまく活用すれば、社内開催の負担も軽減できます。

また、自社の新入社員が少ない場合、外部の集合研修を受講することで、他社の新入社員から刺激を受け、相互啓発が期待できるという一面もあります。

eラーニングは、インターネットを通じ、パソコンやタブレットで学習するスタイルです。いつでもどこでも参加でき、個人のペースに合わせて学べ、ラインナップも豊富なのがメリットです。さらに研修コストも導入しやすいため、eラーニングの実施率は年々増加し、日本能率協会マネジメントセンターの「e ラーニングに関する実施状況調査」(2015年)によると、199人以下の中小企業でも実施率は73.6%、3000人以上の大企業になると実施率は95.8%と、広く普及しています。

ただし、集合研修に比べると臨場感に乏しく、参加者同士の相互啓発も期待できないため、仕事を始めるために必要な知識を習得するためのプログラムに向いているといえます。新入社員研修であれば、ビジネススキルやパソコンスキルの習得などでeラーニングの導入を検討してみるのもよいでしょう。

OJTは、実際の業務を行いながら、必要な知識や技術を習得するスタイルです。中小企業では、基本的にはすべてOJTで、業務を通じて学んでいくスタイルが多いのではないでしょうか。実践を通じて学ぶため身につきやすい反面、学んだことを体系化しにくいというデメリットがあります。

また、配属される部署、担当する教育係によって教えられることに差が生じやすいのもOJTの特徴です。こうした特徴から、OJTと集合研修を組み合わせ、学びの実践と体系化を効果的にできるようスケジュールを組んでいる企業が多くみられます。

様々なスタイルを組み合わせながら、トータルで新入社員研修をどれくらいの期間をかけて行うのかを、企業の人材育成方針と現場のニーズを鑑みながら、計画していきましょう。

 

次回後編では、新入社員研修をより効果的に行うために、考慮しておきたいポイントについて、もう少し詳しく紹介させていただきます。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

関連記事

Uターン転職者に響くキーワードとは?

Uターン転職者に響くキーワードとは?

内定者とのつながりをグッと深める!内定者フォローのポイントとは

内定者とのつながりをグッと深める!内定者フォローのポイン…

早めに気づいておきたい!社員が退職を考えているサインとは?

早めに気づいておきたい!社員が退職を考えているサインとは?

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。