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地方出身者に響くアピール方法とは?

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2018年卒採用から引き続き、売り手市場になると予想されている2019年卒採用。

株式会社ディスコが201710月に行った調査では、2019年卒採用人数を「増える見込み」と答えた企業(19.9%)が、「減る見込み」と回答した企業(6.2%)を大きく上回っており、依然として企業にとっては厳しい状況が続きます。

特に、地元就職希望率は全国的に年々減少傾向にあるという調査結果もあり、地方の中小企業が新卒採用を成功させるには、今までのやり方とは違う一工夫が必要になってきそうです。

ではどんな工夫が考えられるのか、今回はそのアプローチを考えてみたいと思います。

 

愛知県、岐阜県、三重県出身の学生の地元就職希望度は?

まずは、学生が地元就職に対してどのような意識を持っているのかをみてみましょう。

株式会社マイナビの「2018年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」によると、地元就職希望率は全国平均で51.8%(前年比3.5pt減)と、前年を下回る結果になっています。

東海地区の地元就職希望率は71.2%と、全国平均と比べるとかなり高いですが、その割合が年々減少傾向にあるのは全国的なトレンドと一致しています。

同調査をさらに詳しく、愛知県、岐阜県、三重県と県別に地元就職を希望している学生の割合をみると、地元に進学した学生は、地元への思い入れも強く、地元就職を希望する割合が高くなっており、愛知県で81.4%、岐阜県で40.0%、三重県で57.9%ですが、一方で地元外進学の地元就職希望度は全体的に低い傾向にあります。

愛知県は、全国第1位の地元進学率(71.4%)を誇り、地元進学から地元企業への就職を希望する学生も多いですが、岐阜県と三重県は地元進学率が2割前後で、8割が他県へ進学しています。

つまり、多くの学生が地元外進学を果たし、そのまま地元就職を希望しない状況となっていますので、「地元外進学した学生に、いかに地元就職を考えてもらえるか?地元就職をしやすくするか?」が、地方出身者に響くアピール方法を考える1つの糸口といえるでしょう。

 

地元への就職活動の負担を解消できるよう採用方法に一工夫を

ただ、地元就職を希望しない層には、便利な都市部での生活を希望する学生もいますので、そのような志向の学生に地元就職をアピールするのは難しくなります。それよりも、

  • 「地元就職がしたいけれど、交通費や移動時間が大変」
  • 「働く場所にはあまりこだわらないけど、なかなか地元には帰れない」

と、「地元就職も視野に入れているけれど、地元での就職活動に障害を感じている」層に対し、その障害を解消できるよう、就職活動をしやすい環境を用意してアプローチしていくほうが、より採用成功の可能性が高いといえます。

実際に、前述の「2018年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」でも、地元外進学の学生が地元就職を希望する際に、活動で最も困っていることは「地元までの交通費」や「地元までの距離・時間」と、活動にかかる金銭的・時間的なコストが負担になっていることがわかりますので、この負担が減れば、学生の就職先の選択肢に入るかもしれません。

たとえば大手企業は、学生の流れとしては地方から都市部へと逆になりますが、同じように「遠方に住む学生の就職活動の負担を減らす」ために、次のような手法を取り入れています。その取り組みも参考にしながら、自社で導入できることはないか検討してみましょう。

オンライン選考

 スカイプやGoogleハングアウトなどの無料ビデオ通話を活用した選考です。学生は自宅でも面接に参加できますので、交通費もかからず、移動時間も必要としないため、地元就職活動への負担が激減します。

「会わないとわからない」「会わないと伝わらない」部分はもちろんありますが、ビデオ通話でも多くを伝えられますので、選考の一部に導入し、最終面接は実際に来社してもらうなどでもいいでしょう。

1日完結型の選考

 会社説明会から一次面接を経て最終面接、内々定を出すまでを、1日で行う選考です。何度も地元まで通う必要がないので、学生の交通費・移動時間の負担が軽くなります。

決められたその「1日」に都合が合わない学生もいますので、採用期間中何度か「選考日」を設定すれば、学生も日程を調整しやすくなるでしょう。

オンライン会社説明会

 遠方の学生も参加しやすいように、会社説明会をオンラインで行うものです。生放送で行う「ライブ型」と、録画した動画をアップする「オンデマンド型」があります。

ライブ型であれば、チャット機能を使って学生と人事採用担当が直接コミュニケーションをとることも可能です。

就活生のためのオンラインコミュニティの形成

 Facebookなど無料のSNSを活用し、応募した学生が参加できるオンラインコミュニティを開設し、リアルタイムで質問に答えたり、動画コンテンツを公開したりするなどし、地元に戻らなくても企業とコミュニケーションがとれ、情報がわかるようにします。

ただし、コミュニティをつくる際は採用担当者が毎日情報を発信するなど、企業側からの働きかけが欠かせません。

 

「採用方法」も企業の姿勢を伝えるアピール方法になる

学生へのアピール方法というと、自社の仕事内容や社風などの魅力を、HPや就職情報サイト、合同説明会でいかにわかりやすく伝えるか?が焦点になるのではないかと思います。

もちろんそれも欠かせないポイントで、動画や写真をうまく活用したり、学生が親近感や自分が成長するイメージを持ちやすいよう若手社員にプレゼンを担当してもらったり、というのも非常に有効ですが、このように学生の負担が減るように、新しい採用手法を取り入れた採用活動を行うこともまた、柔軟な姿勢や「人を大切にする」企業姿勢を学生に伝える効果的なアピールになります。

今年はそんな視点からも、採用方法を検討してみるのはいかがでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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