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30代から40代の即戦力人材が求めていることは?【後編】

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30代から40代の即戦力人材は、現在の企業でも活躍しているであろう人材です。そんな人材が、人脈など仕事に関するネットワークがあり、慣れた環境を離れてまで「転職」という決断をするのは、相応の覚悟や思い、または事情があるからに他なりません。この年代の即戦力人材が求めていることを理解するには、本来なら仕事を任されるようになってくるはずのこの年でなぜ転職を選んだのか、その「転職理由」を理解することが1つの鍵になります。

そこで後編では、30代から40代の転職理由を知ることから、この年代の人材が求めるものは何かを考えてみたいと思います。

 

30代から40代の即戦力人材が転職する理由は?

30代から40代になって、なぜ転職という選択肢を選んだのか。その転職理由を理解すると、30代から40代の即戦力人材が企業に求めているものも見えてきます。ここでは参考までに年代別に転職理由をランキングにした、2社の調査結果をみてみましょう。

まずはこちら、エン・ジャパン株式会社の「エン人事のミカタ」から、「転職者心理2013~転職理由編」です。

この調査では、「給与への不満」「会社の将来に不安がある」が30代でも40代でも1位、2位となっています。他社の調査では異なる結果も出ていますので、そちらも見てみましょう。パーソルキャリア株式会社の「求人情報・転職サイトDODA」が行った調査では、このような結果になっています。

こちらの調査では、「他にやりたい仕事がある」というポジティブな理由が上位にランクインしていますが、「会社の将来が不安」「給与に不満がある」などの要素は共通しています。また、どちらの調査でも40代になると、リストラや倒産など「会社都合のやむを得ない転職」がそれぞれ上位に入っているのは、年代としての特徴といえます。

調査によって違いこそありますが、この世代の転職理由としては、

  1. 会社や業界の将来性への不安
  2. 給与や雇用形態など待遇に関する不満
  3. 他にやりたい仕事へのチャレンジ

があることがわかります。そして実際に面談などで話をすると、それらの状況に合わせて、親の介護やメンタルの問題、転居の必要性(または転勤したくない等)などプライベートな事情が重なり、このタイミングでの転職を決意したという方が少なくありません。

ですから、30代から40代の即戦力人材が求めているのは、転職理由から考えれば、転職のきかけとなった原因の解消、つまり

  1. 会社や業界に将来性が感じられる
  2. 給与や雇用形態など待遇に関する不満が改善できる
  3. やりたい仕事へチャレンジできる

ということになります。

 

「将来性への期待」に応えるコミュニケーションとは?

さて、転職理由からこの年代が求めているものを理解したら、次は「求めるものが自社にあることをどのように伝えていくか?」がポイントになります。

まずは「会社や業界に将来性が感じられる」ですが、これは経営者として、または企業として「わが社のこの分野は将来性がある」と確信できる分野があれば、それを面接で大いに語ることが、即戦力人材が求める「将来性への期待」に応えることになります。そのような分野が今はなくても、将来的に目指していきたい方向性、ビジョンがあれば、それを大いに語ってください。

経営者、あるいは人事担当者が熱意をもって企業の強みやビジョンを語る姿をみて、多くの応募者が企業の勢いや成長性、将来性を感じるでしょう。

ただ、採用側からすれば、30代から40代の人材には、会社に将来性を求めるだけでなく、「将来性」がある企業や組織、事業を一緒に築いていく意識と能力を期待したいものです。そこで、自社の強みやビジョンなどと合わせて、「現在が抱えている課題」や「それをどうしたいと考えているか」も、支障のない範囲で伝えてみてください。

このコミュニケーションは、「現状の課題を認識し、変わっていく力がある企業」というメッセージになると共に、その話題に対する反応が、目の前の人材が一緒に企業を成長させていこうという意識と、そのための能力がある人材かどうかを見極めるポイントにもなるでしょう。

 

応えきれない「待遇条件」に応えるには?

「給与や待遇に関する不満が改善できる」という点では、自社に応募してきた段階で、すでに前職よりは改善される環境だからこそ、応募してきているといえます。ただ、他にも応募している企業と比べたときに、他社のほうがより待遇面の条件がよいこともあるでしょう。

給与の額面や年間休日数など、数字で比べ安い条件面の問題ですが、これも「数字以外」の魅力、メリットがきちんと伝えられれば、数字では応えきれない「待遇面」への希望に応えられます。たとえば、給与面に不満を感じての転職だったとしても、「今の給与は不満だけど、長い時間働くのもいや。今よりプラスαでいいから、残業が少ない環境で働きたい」という人もいます。

その場合、「平日の残業がほとんどなく、定時で帰れる。社員は社会人野球やフットサルなど、平日の夜に楽しんでいる人も多い」などの情報で、給与では応えられない部分をカバーできるかもしれません。

このようなコミュニケーションを効果的に行うためには、自社の待遇条件が同業他社、地域の平均に比べて、採用競争力があるのかどうか、客観的に理解しておく必要があります。転職情報サイトなどで、相場観を調べておくのもいいでしょう。

3の「やりたい仕事へチャレンジできる」について、その環境があることをどのように伝えていくかは、前編で紹介させていただいたコミュニケーションで対応できるかと思いますので、ご興味があるかたはぜひこちら前編(前編)をご覧ください。

 

求めていることを知るためにも面接では傾聴のスタンスを

前後編にわたって、30代から40代の即戦力人材が求めているものはなにか?について考えてきましたが、目の前の応募者が何を求めているのか、それはその人の話をしっかり聞いてみないことにはわかりません。面接では待遇面への不満などは言いにくいものですが、それでも転職理由や志望動機などを真摯に聞いていけば、何を求めて転職活動をしているのかもきっと伝わってくると思います。

相手が求めているものを知るためにも、面接では傾聴のスタンスを心がけるようにしましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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