あなたの「ホーム」はどこですか?
安心できて、はたらきやすくて、ベストな仕事ができる。そんな「ホーム」があれば、力を十分に発揮してはたらけるに違いない。
「ホーム」ってなんでしょう?地域のエピソードを参考に、色々な角度から、このテーマを考えてみます。
あなたの「ホーム」には何が必要だと思いますか?
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まちの魅力を知っている人、知らない人
まちの魅力を伝えるフリーペーパー。
美味しいお店や観光スポットを載せたオーソドックスなもの。カッコいい写真でまちを切り取るもの。かわいらしいイラストや地図で楽しい気分にさせるもの。SNSがますます広まる一方で、観光パンフレットとは違う、オシャレな情報誌をつくるまちは増えています。
先日、そんなまちのフリーペーパーを作りたいという集まりに、編集・ライティングの講師として呼んでいただきました。その場には、20代から60代まで幅広い年齢層の方が。僕がお話させていただいた後、みなさんで「そのまちの何を伝えたいか?」という話で、場が盛り上がります。
さすがにみなさん、イチオシな情報がディープ。「まちを盛り上げる人の姿を見せたい」「路地裏の渋い風景を見せたい」など、同じ地域に住んでいても「へ〜」「初めて知った」という声が参加者同士から上がります。
はたまた、最近こんなこともありました。東海圏のあるまちについて、目をキラキラさせながら面白そうに語る人。思わずこっちも楽しくなって、そのまちに行きたくなります。「ご出身なんですか?」と聞くと、「いや、関東なんです」と笑っている。その話を一緒に聞いていた人が「でも、外から来た人がそうやって語ってくれると、信憑性がありますよねぇ」と一言。確かにそうかもしれませんね。
ともかくも、まちの良いところを見つけている人の話は面白い。お気に入りの場所で暮らしたり、働いたりが、その人にとっては日々のハリのひとつになる。そこで生まれたかどうかは関係なく、そういうまちに出会えるのは素敵なことだなと思います。
あなたの働く「ホーム」のオススメはなんでしょう?
ドラマや映画で、仲間が仕事終わりに集まって、いつも同じ店で飲む。ちょっとお節介な感じの大将と奥さんがいて、仕事の愚痴なんかも聞いてくれて、なんか癒される。個人的にはそんな風景への憧れがあります。
そういう、自分や仲間が一息つける場も、立派なまちのオススメですよね。あなたの働くまちでも、そんな場所が見つけられるはず。仮に住んでいるまちでなくても、暮らしの中に癒しの場所があればあるほどいいですよね。上に書いたような、まちの魅力を楽しそうに語る人たちを見ていて、改めて思いました。
あなたの働く「ホーム」のオススメはなんでしょう?
あなただけの秘密のオススメあるかもしれませんが、素敵なスポットを一緒に働く仲間と共有してみるのもいいかもしれませんね。