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新入社員の不安を解消するコミュニケーションの取り方とは?

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自分も新入社員だった頃は、多くの不安を抱えていたはずなのに、年月が経つと「誰でも一度は通る道だから」くらいに思ってしまいませんか。

新入社員時代に感じる不安は、確かに時間が経過し、仕事や職場や周囲との人間関係に慣れていけばいつの間にかなくなっていることも多いのですが、周囲の関わり方次第で、その「いつの間にか」がやってくる期間を短縮することができます。

新入社員がその不安を解消していけるように、周囲はどのように関わっていけばよいのか。ゆとり世代にもさとり世代にも共通する、コミュニケーションのコツをご紹介します。

 

新入社員が不安に思っていることは?

シュロスバーグのキャリア理論では、人生の転機には4つの変化が起きるとしています。それが、「生活習慣の変化」「人間関係の変化」「役割の変化」、そして「自己概念の変化」です。

なかでも「就職」は、経済的自立を果たし、「毎朝きちんと起きて通勤する」「決められた時間まで働く」など生活習慣が激変し、社会的役割を担い、社会人としての責任感など考え方の変化が求められるなど、人生のなかでも変化の度合が極めて大きい「転機」の1つ。

実際に、日本生産性本部が2016年度の新入社員対して行った調査によると、就職して「これからの社会人生活は、不安よりも期待のほうが大きい」という質問に対し、「そうは思わない」と回答した人が52.4%。つまり、半数以上の新入社員が、新生活への期待よりも不安を感じていて、この割合は年々増えています。

新入社員がどんなことを不安に感じているのかについては、、別の企業の調査結果になりますが、リクルートマネジメントソリューションズが行った「2012年新入社員意識調査」が参考になりますので、その内容をみてみましょう。

【あなたが仕事・職場生活をするうえで不安に思っていることは何ですか?(選択率順)】

  • 仕事についていけるか 63%
  • 先輩・同僚とうまくやっていけるか 42%
  • 自分が成長できるか 34%
  • 私生活とのバランスがとれるか 33%
  • 生活環境や習慣の変化に対応できるか 27%
  • 上司とうまくやっていけるか 26%

※リクルートマネジメントソリューションズHP「2012年新入社員意識調査」より選択率20%以上の回答を抜粋

このように、新入社員への各種調査をみても、シュロスバーグ理論で指摘されている「生活習慣の変化」「役割の変化」「自己概念の変化」「人間関係の変化」に対して様々な不安を抱えている状況がわかると思います。

 

新入社員の話を聞こう

では、こうした新入社員の不安に対して、周囲は何ができるのでしょうか。

シュロスバーグは、人生の転機は「変化であることを認識し」「リソースを点検し」「転機を乗り超えるための戦略・行動計画を立てる」ことで乗り越えられるとしています。そして、転機を乗り越えるために必要なリソースの1つに、「周囲の支援」があります。職場で上司や人事はこの役割を担えるのです。

何をすればよいのかというと、難しいことは何もありません。ただ、新入社員の話に耳を傾け、きちんと聞けばよいのです。

  • 新入社員が今、どんな問題を抱えているのか。
  • 何が気になり、困っているのか。

業務だけでなく、職場や会社生活、社会人生活全般の話を聞けるようなコミュニケーションを目指していきましょう。

 

「新入社員が話せる時間」を作ろう

しかし、新入社員の話を聞くといっても、「何でもいいから、気になることや困っていることがあったら言ってね」と声をかけておくだけでは不十分です。

「何かあったら相談してね、といつも言っているし、それで何も声をかけてこないのだから、大丈夫だろう」と安心していたら、大きな不安や悩みを抱えていて、それで仕事のパフォーマンスがなかなかあがらない…なんてことはよくあります。

新入社員にしてみれば、上司はいつも忙しそうで声をかけにくい、あるいは声をかけて仕事の邪魔をしてはいけないと遠慮してしまう存在であることもしばしば。だからこそ、「何かあったら言って」と声をかけるだけでなく、「新入社員がゆっくり話せる時間」を上司から作っていきましょう。

週1度、定期的な面談を設定してもいいですし、面談という場でなく、一緒にランチや社員食堂に行くなど、もっとカジュアルな場でも構いません。新入社員の話を聞く時間を作って、「気になることがあれば何でもいってね」と言われたら、新入社員も業務時間中よりもはるかに話しやすくなります。

そしてそのような場では、業務に関することも業務以外のことも話せるような雰囲気になるよう、心がけてください。ただし、この時間は、「新入社員の話を聞く」ことが目的ですから、新入社員に対して教えているつもりでいつの間にか自分ばかりが話していた…なんてことにならないように、くれぐれも気を付けましょう。

それをやってしまうと、「話を聞いてくれず、自分のことばかり話す上司」認定をされてしまい、その後の面談やランチの時間が、新入社員にとって新たな不安の種になってしまいかねません。他にも、新入社員の話を途中で遮ったり、新入社員の話に「もう学生とは違うんだから…」と頭ごなしに否定したりしないように心がけてください。

 

本音は「何でも話していい時間」にポロっとでてくる

新入社員の不安、その本音はこのような「何でも話していい、忙しくない時間」と、「何でも話を聞いてくれる相手」の前で、ポロっと出てきます。その不安や本音は、極端に言えば、「毎朝、起きて満員の通勤電車に乗るのがつらい」という客観的にみたら、「何をいっているんだ?」と思うような、些細なこともあるかもしれません。

それが本人にとって、どれくらい大きな問題かはケースバイケースですが、それでも「そうだよね、大変だよね」と上司が共感し、「そう思っているのは、自分だけじゃないんだ」と思えれば解消される不安もあります。

「周りに話せる人がいる」「相談できる人がいる」というのは、人生の転機を乗り越えるための非常に力強いリソースとなります。新入社員にとって、そんな存在になれるようなコミュニケーションを目指していきましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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