名大社が伝える中小企業の採用担当者向けメディア
POWERED BY 名大社
求職者の方はこちら
求職者の方はこちら

採用力UP講座~データで対抗!中小企業の「魅力」を再確認しよう~

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。

10月になり、2018年卒業予定者に向け「採用内定」をお伝えできることとなりました。今年は、学生に有利な“売り手市場”のため、間違いなく入社してくれるのか、入社日まで皆さんにとっては、胃の痛い毎日が続くこととなるかもしれません。新卒に限らず、採用決定を伝えてからの辞退は、皆さんにとっては何としても阻止したいことなので、内定辞退対応は気になることだと思います。

最近は、突然メールで内定辞退連絡があったため、携帯電話に連絡するも着信拒否という、学生も少なくなく、内定辞退者への対抗手段に関するご相談は増えています。

「内定辞退」という事態は、出来れば減らしたいことではありますが、本人からその言葉が出た時点での引き留めは、あまり成功しませんし有益ではありません

(詳しくは、「採用基礎力UP講座 把握力編~“内定辞退”は悲劇なのか~」をご参照ください)。

それ以上に気になるのが、学生の辞退理由に対して腹立たしさを感じるだけで、明確に対抗できる手段が「ない」と思い込んでいる採用担当者が多いことです。

働いた経験がないが学生は、辞退理由も概念的なものが多いようです。最も多い辞退理由は「中小企業へのなんとなくの不安」です。これは、「中小企業の魅力」を明確に伝えていないことが原因かもしれません。改めて、中小企業の魅力をデータで確認していきましょう。

 

不安1:中小企業では長く安定的に働くことは難しいのではないか

「働く前から安定的にって、そもそも3年間一つの会社で働けるのか?」と、逆質問したくなるような考え方ですね。

ただ、長く働きたいと希望する学生にとって、中小企業であることが不安材料だとすると、ここは明確に反論したいところです。
2017年中小白書を参考にしたデータを基に反論をしてみましょう。

反論1:中小企業の方が女性・シニアが活躍している

〇大企業の正社員よりも中小企業の正社員の方が、女性比率が高い

女子学生にとって、「長く安定的に働けること」は重要ポイントです。育児サポートに関わる制度は、どうしても大企業と比較すると見劣りしがちではありますので、「制度が整っていない=長く働けない」という図式を想像しがちですが、実態は中小企業の方が正社員の中での女子社員比率は高いのです。

〇シニア人材(65歳以上)の活用は中小企業の方が進んでいる

65歳以上のシニア人材の内、大企業の割合は1割に満たない状況です。
大企業はコストカットのために、役職定年や早期退職などの制度を作り、役員クラスまで出世しない限り、50代後半の社員にはなるべく早く辞めていただくことを目指しているようにも見えます。

よい人材であれば、年齢に関係なく働いてほしいという考え方は、中小企業であれば自然にもっているはずです。

 

不安2:中小企業は働く条件が整っていないのではないか

大企業のように、様々な従業員サポート制度が、中小企業では明文化されていません。決まりごとがなくても社員同士の「助け合い」しているという実態説明では、あまり説得力がありません。

制度を整えることは、将来的に課題にすべきではあると思いますが、すぐ導入することは難しく、反論が難しそうですね。2017年中小白書から、参考になりそうなデータを探してみました。

反論2:中小企業への転職理由は「仕事内容」への魅力

〇収入より「仕事内容」の方が転職した理由のウエイトが高い

仕事内容は、大企業の方が魅力的なのではないかと、なんどなく思う学生は多いようです。意外に「大企業=大きな仕事 中小企業=小さな仕事」と根拠なく考えているようです。

同じ調査で、転職理由を「収入」とした中小企業への転職者は、大企業への転職者と比較すると、少ないことも事実ですが、転職を決定づける割合としては低いという事にも注目する必要があります。

〇「働き方への希望」が会社と合うかどうかは企業規模とは関係ない

退職理由を分析してみると、「結婚・出産・育児・介護・看護」等の個人的理由や、「仕事の内容が不満」、「能力・個性・資格を生かせない」といった、仕事の内容に関する理由が挙がる割合は、退職理由の5%程度の割合となっており、さらに会社の規模による差はないという結果が得られています。

自分の生き方と会社の相性を気にする学生は多いのですが、会社で「どう働くか」は個別性の高い問題であるという意識を持つ必要がありそうです。

 

いかがでしたか?

学生が考えがちな中小企業への不安を切り口に、改めて中小企業の魅力について、再確認していただければと思います。

また、この内容は、不安を抱える保護者への説明にも有効だと思います。根拠のある中小企業の魅力を、説明会の段階から念頭に置いて、採用活動をしていただくためにも、次年度の採用計画を立てるこの時期に、ぜひ、参考にしていただければと思っています。

これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

関連記事

採用力UP講座 第一印象に惑わされない面接官スキルを磨こう

採用力UP講座 第一印象に惑わされない面接官スキルを磨こう

採用力UP講座 アスリート学生採用ポイントとは

採用力UP講座 アスリート学生採用ポイントとは

採用力UP講座 貴重な社内人材の流出を防ごう

採用力UP講座 貴重な社内人材の流出を防ごう

ジモト採用のことなら名大社にご相談ください

採用でお困りでしたら私たちがサポートに伺います

弊社は創業以来クライアント数延べ3,000社、東海エリアのジモト企業と求職者の数々の出会いの場を創出してきました。

ジモトに根ざした名大社だからこそわかる個社の魅力を発見し、求職者に誠実に伝えていく為、全力でサポートさせて頂きます。