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助成金で会社に活力を

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皆さん、こんにちは、社会保険労務士法人あさひ合同事務所の竹田です。 9月は、下半期入りの会社も多いのではないでしょうか。

人手不足は相変わらずですが、製造業の中には、仕事量が減ってきている業種もあるようです。今後の景気動向に注意を払う必要がありますね。

 

助成金の活用を

さて、皆さんの会社では、「助成金」を受給したことがありますか?「助成金」は、国などの行政が、一定の目的を持って、企業などに返済不要の資金を助成するものです。厚労省の「助成金」は、社員教育、採用、職場環境の整備などを対象に、雇用保険料を原資に支給されています。

皆さんが、納付した雇用保険料は、失業したときの失業手当(正式には、「基本手当」といいます。)の原資となりますが、「助成金」にも使われています。

社員教育や人材の採用に当たり、「助成金」を利用できる場合は、大いに活用されると良いと思います。これらの厚生労働省管轄の「助成金」の受給の申請などの手続きは、社会保険労務士しか代行することができません。

助成金コンサルタントなどと名乗って、社会保険労務士でない者が代行することは、法律違反であり、依頼した会社もその責任を問われことになりますので、皆さん、十分注意してください。

 

助成金の受給要件

「助成金」には、様々な種類があります。しかし、全ての「助成金」に共通する受給するための要件があります。いくら、教育機関にお金をかけて教育しても、基本的な共通要件を満たしていないと、受給できません。

では、基本的な共通要件とは何でしょうか?以下でご説明します。

 

簡単に言うと、労働関係諸法令を遵守していることです。

  1. 労働保険料が前年度より前で未納がないこと
  2. 賃金の未払いがないこと
  3. 労働時間管理を適正に行っていること
  4. 就業規則を整備していること(届出が必要な場合は届出ていること〕
  5. 36協定など必要な協定を締結して届出していること
  6. 労働保険(労災保険、雇用保険)に適正に加入していること
  7. 社会保険(健康保険、厚生年金保険)に適正に加入していること
  8. 賃金台帳、労働契約書などが適正に作成、保管されていること
  9. 過去3年以内に不正受給をしていないこと
  10. 暴力団関係者でないこと

など、労働基準法や最低賃金法等関係諸法令に適合していることです。更に、解雇などの事業主都合による退職者がいると受給できない場合もあります。

これらのことに関しては、人事労務の専門家である社会保険労務士が、的確なアドバイスを行います。違法なコンサルタントなどは、タイムカードや賃金台帳の改ざんをして、不正な受給を会社に持ちかけるケースもあると聞いています。

これらの行為は、場合によっては、詐欺罪になることがあります。十分ご注意ください。

 

「助成金」の上乗せ受給

助成金の受給に当たって、会社の生産性向上の取組を支援するために、「生産性要件」が設けられているものがあります。「生産性要件」を満たしている場合には、助成金を一定金額上乗して受給できます。その要件としては、次のとおりです。

  1. 助成金の支給申請をする直前の会計年度における「生産性」が、3年前の期に比べて6%以上向上していること
  2. 「生産性要件」の算定対象の期間中に、解雇などの事業主都合による退職者を出していないこと

なお、「生産性」は、おおまかに言うと、企業の生み出した1人当たりの付加価値のことです。

国の進める「働き方改革」には、企業の生産性の向上が欠かせません。皆さんの会社でも、生産性の向上は重要テーマであると思います。生産性を向上させ、なおかつ、助成金が上乗せで受給できるのであれば良いに越したことはありませんね。

 

以上、「助成金」の基本的な受給要件について解説しましたが、「助成金」は、採用、教育などの企業活動を行う過程で、受給できる「助成金」がある場合には、大いに活用してください。

ただし、「助成金」の受給が目的で、そのためにわざわざ人を雇うとか必要のない研修を行うなど本末転倒な事例も見受けられます。正常な企業活動の一環として「助成金」を活用する、そんな姿勢が企業の成長を促すのではないでしょうか。

ライター紹介

竹田 紀子

http://www.asahi-support.jp/

社会保険労務士法人 あさひ合同事務所
特定社会保険労務士
大手ホテル系レストランで、人事・労務に従事。
社会保険労務士資格取得後は、社会保険労務士事務所に勤務し経験を積む。
その後、愛知労働局 総合労働相談コーナーにて労働相談員として労働相談を受け、企業側、労働者側双方からの数多くの事例に労務管理のプロとして対応してきた。
現在の事務所に入所後は、顧問先の様々な問題に対するアドバイスを精力的に行っている。

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