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新卒入社者が3年以内に辞めてしまう理由と対策【1/3】

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第1回 新卒入社者が辞めたいと思うのは何故?

新卒で入社した社員が、すぐに辞めてしまう。

実はこれは、「最近の若者は…」とか「ゆとり世代は…」という問題ではなく、新卒入社者の変わらない傾向とも言えます。

「新卒入社者の約3割程度が3年以内に辞める」とよく言われますが、この割合はここ30年くらい多少の変動はあれ、実は変わっていません。

さらに、この新卒入社者の離職率は、従業員規模が小さいほど高い傾向があり、1000人以上の大企業では離職率は約2割ですが、5~29人未満の企業では約5割にもになります(厚生労働省「新規大学卒業就職者の事業所規模別離職状況」平成25年3月卒)。

  • 彼らはどうして3年以内に辞めてしまうのか。
  • 新卒の離職率が高い職場はどんな原因があるのか。
  • 新卒の離職率を下げるためにはどんな対策が考えられるのか。

売り手市場で、新卒を採用するのが本当に大変な今、新卒入社者が3年以内で辞めてしまうことのないように企業ができることを考えてみましょう。

 

新卒入社者が3年以内に辞めた理由は?

新卒入社者はなぜ、せっかく入社した会社をすぐに辞めてしまうのでしょうか。

その退職理由を企業の口コミサイト「Vorkers」が発表した、「平成生まれの退職理由ランキング」(新卒入社で3年以内に退職した平成生まれの若手社会人の企業評価レポート)からみてみましょう。

  • 【平成生まれの退職理由ランキング】
  • 1位 キャリア成長が望めない 25.5%
  • 2位 残業・拘束時間の長さ 24.4%
  • 3位 仕事内容とのミスマッチ 19.8%
  • 4位 福利厚生・待遇の悪さ 18.5%
  • 5位 企業の方針・組織体制・社風とのミスマッチ 14.0%
  • 6位 休日の少なさ 10.0%
  • 7位 人間関係の悪さ(上司含む) 8.8%
  • 8位 企業・業界の将来性のなさや業績不振 8.3%
  • 9位 評価・人事制度に対する不満 7.2%
  • 10位 体力が持たない 6.7%

※出典:Vorkers 働きがい研究所「就活生のための後悔しない会社選び 平成生まれの退職理由って?」

どれもよく聞く退職理由ですが、その「よく聞く」状況がなぜ起こってしまうのかを考えてみると、新卒入社者の離職率を改善するための対策の糸口が見えてきます。そこで上位の理由について、なぜそのような状況が起こるのか少し詳しくみてみたいと思います。

 

「キャリア成長が望めない」と何故思ってしまうのか?

退職理由の第1位は、「この会社にいても、自分のキャリアになり、成長する姿が想像できない」というものです。新卒入社者たちがそう感じてしまうのは、たとえばこんな状況があるからです。

【キャリアや成長が望めないと思ってしまう一例】

  • 「この人みたいになりたい」と思うような先輩社員や上司がいない、あるいはそのような社員との交流の機会がない。
  • 入社後、この会社でどんなキャリアが築けるのか、何を期待しているのかなど、キャリア形成や成長のビジョンを描けるようなコミュニケーションが、人事担当や上司との間で交わされず、成長するイメージが描けない。
  • OJTといいながら、新入社員が放置されている。
  • 社内の周囲の社員がつまらなそうに仕事をしている。

「なんか他責じゃないか?」と感じるかもしれませんが、新卒入社者がこのように感じてしまうのは、本人の感じ方だけの問題だけではなく、実は上司や人事担当が、キャリア形成のビジョンやどう成長してほしいかという期待をきちんと伝えていないというコミュニケーション不足が大いに影響しています。

「キャリアや成長が望めない」なんていわれると、「まだ何もわかっていないのに、何をそんなことを…」と思ってしまうかもしれませんが、彼らが「わかる」ように伝えてあげることはとても重要です。

なぜなら、この環境で自分はどう成長できるのかがイメージできるのとできないのでは、仕事に対するモチベーションは全く違うからです。

新社会人で右も左もわからないような彼らが、「ここではキャリア形成や成長を望めない」と思うのは、情報が足りない、知らないからというのがほとんどです。だかこそ、人事担当や上司がきちんとコミュニケーションしていけば、改善できる余地がある部分ともいえるでしょう。

 

残業・拘束時間は「それくらいで・・・」とはもう言えない

「残業や拘束時間が長い」が退職理由と聞くと、「新入社員じゃ、そんなに毎晩毎晩、遅くまで働いているわけじゃないだろうに」と感じるかもしれません。

確かにそうかもしれないのですが、今や残業に対する考え方は大きく変わってきています。

西日本シティ銀行グループのコンサルティング会社「NCBリサーチ&コンサルティング」が行った調査によると、「給料は少なくても、残業がない方がよい」と答える人が、「残業は多くても、残業代として給料をもらったほうがいい」と答える人を上回っており、高学歴な人ほどその傾向が強くなっています。(「2015年度 九州・山口地区の新入社員意識調査アンケート」)

また、同じ残業でも、残業代がきちんと支払われるかどうか、残業が当たり前になっているかどうかで、その捉え方は大いに変わってきます。時代とともに価値観は変化していることを踏まえ、「それくらいで…」と離職に繋がる問題を見過ごしてしまわないように気を付けましょう。

 

いかがでしょうか。

退職理由の上位2つを詳しくみてみましたが、これだけでも、すぐに辞めるのは本人だけの問題とも言えない状況がみてとれるのではないかと思います。特に詳しく紹介しませんでしたが、第3位の「仕事内容とのミスマッチ」は、就職活動時にきちんと調べなかった新卒社員だけでなく、きちんと伝えていなかった企業側にも原因がある問題です。

では、このように感じて新卒入社者が辞めてしまう状況を改善するためには企業側は何ができるのか。次は少し極端な例をご紹介しながら、企業ができる対策についてご紹介させていただきたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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