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採用力UP講座 改めて高校新卒採用メリットを考える

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。

新卒採用・・・といえば、対象者を「大学卒業予定者」とイメージする方が多いのではないかと思います。高等教育機関(大学・短期大学入学者,高等専門学校4年在学者及び専門学校入学者)への進学率は80%(H27.3 文部科学省 学校基本調査)となり、高校卒業後は「進学」することが、ほぼ一般的となりつつあるため、皆さんの持つイメージは、ある意味当然といえます。

かつては、高校新卒者を多数採用していた企業も、よりスキルの高い学生を採用したいと考え、多くは大学卒業予定者をターゲットとした採用計画を立てていると思います。

しかし、大学卒業予定者に対する採用にかけるエネルギーに比して、応募してくる学生に物足りなさを感じることや、毎年対応が必要な、内定辞退などで内定学生に振り回されること等、成果を感じにくいと、疲弊している採用担当者の方も多いのではないでしょうか。

高校新卒者の採用は、統一ルールが多く、独自に動くことが出来ない窮屈さはありますが、未完成な意欲ある若者を採用するチャンスでもあります。

高卒新卒採用の特徴を踏まえ、皆さんにとってのメリットとデメリットを整理してみましょう。

 

採用スケジュールは厳密

毎年、全国高等学校長協会、主要経済団体(一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会)、文部科学省及び厚生労働省において検討会が開催され、採用ルールが定められています。学内活動への影響をなるべく少なくなるよう配慮され、関係者すべてが厳密運用することが求められます。

平成30年3月新規高等学校卒業者の就職に係る推薦及び選考開始期日

  • ハローワークによる求人申込書の受付開始     :6月1日
  • 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始   :7月1日
  • 学校から企業への生徒の応募書類提出開始     :9月5日(沖縄県は8月30日)
  • 企業による選考開始及び採用内定開始       :9月16日

求人票は、ハローワークで確認印を受けていないものは無効となり、学校へ提出することができません。また、採用活動中一貫してハローワークの担当者から、様々なチェックが入ります。当然ですが、「正しい採用活動を行うこと」に、より一層注意を払う必要があります。

 

高校の窓口は「進路指導教諭」

高校での就職に関する窓口は、進路指導教諭つまり高校の先生です。就職に関する担当者ではありますが、普段は担当科目を教える先生であり、大学のキャリアセンター職員のように、就職のみを担当業務としているわけではありません。ベテランの進路指導教諭ももちろん多く存在しますが、例えば県立等公立高校の教諭は、学校間を異動していくため、進学指導に比べると就職指導の経験が少ない担当者も存在します。就職活動に不慣れな印象の担当者も多いかと思います。

しかし、生徒に関しての細かな情報を、実に豊富に持っている大変重要なキーマンです。内定や不採用通知など、結果の連絡は高校に行うこととなります。進路指導教諭とうよい関係性を作り、生徒の保護者との間の懸け橋となっていただくことを目指していきたいものです。

 

求職者本人は未成年者である意識

求職者本人は、未成年です。中には大人びた印象を持つ生徒もいるため、錯覚してしまいがちですが、未成年に対応している意識を強く持つ必要があります。特に内定受諾等、「決定すること」に関して、本人に意思確認する際や、面接時の質問内容等、はっきりしないことを、即ダメであると、決めつけないよう注意する必要があります。

保護者や進路指導主事等、関係者への相談が前提であることを意識し、本人からのアピールを待つ姿勢より、よさを引き出せるようこちらから促す関わり方が、よい効果につながります。

さて、皆さんがどのようにお感じでしょうか。高校生の採用は面倒だ!と感じられたかもしれませんね。高校生採用の最大のデメリットは、この「制約の多さ」だと思います。しかし、このデメリットを超えるメリットも存在します。ご紹介していきましょう。

 

内定辞退が少ない

地域により少し違いはありますが、一定期間は一人一社の応募制がとられています。厳選しての応募ですから、基本的には内定が出れば受諾する流れで進んでいきます。また、学校によっては校内で選抜しての応募の場合もあり、「志望度」の見極めにエネルギーを割くことなく、本人のよさを見極めることに力を注げることは、皆さんにとってメリットは多いと思います。

ただし、高卒者の離職率は、大卒者を上回る約40%高い水準で推移し、その原因の一つに入社前の選択肢の少なさが指摘されています。働く意欲の高い本人の意欲を消さないよう、皆さんにも努力すべきことがあるように感じます。

 

アピール内容は学生生活そのもの

高校の事情にもよりますが、アルバイトは許可制としている場合が多いようです。そのため、自己アピール内容は、高校生活から語るよう指導されています。

力を入れた資格取得・頑張ったスポーツなど、たどたどしさの中にも、一生懸命頑張った姿が垣間見えるはずです。語られる学生生活から、その生徒の良い面を見出すことは、アルバイトやサークル活動等で、ある意味ごまかしが多い大学生に比べると、きっとすがすがしさを感じるはずです。

 

働く意欲は非常に高い

進学ではなく就職を選択した理由は様々です。ただ、早く社会に出て一人前になりたい意欲を、大学生と比較すると、かなり明確に持っている生徒が多いと感じます。

また、入社後のイメージも、まずはできないことのほうが多いので、コツコツとできることを増やしていこうと考えている生徒は多く、まるで初めてのスポーツに取り組むときのようなイメージで、等身大の自分をきちんと認識できています。皆さんにとっては、育てていく醍醐味を味わえる、得難い機会となるかもしれません。

 

いかがでしたか?

夏休みのこの時期は、高校生向けの就職ガイダンスが全国で数多く開催されています。私も支援者の一人として強く感じるのは、高校生の「働く意欲の高さ」です。制約が多い高校新卒採用ではありますが、チャレンジしがいのあるシステムであるように感じます。

高校新卒採用を有利に進めていただく参考にしていただければと思います。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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