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中途採用に適した時期とは?

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こんにちは。採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナインの小松です。

各企業が一括してほぼ同じタイミングで行う新卒採用とは異なり、年間を通して行われている中途採用活動はその時期によって求人数や転職希望者数に増減があり、その傾向によって対策が少し異なってきます。

こうしたなかで、中途採用に適した時期とはいつなのか。

採用活動を行う時期によって何を考慮すればいいのか、「中途採用の時期による違い」を押えておきましょう。

 

中途採用の求人件数が多い時期は10月と3月

求人件数や転職希望者数は、それぞれ多い時期と少ない時期があります。まずは、求人件数と転職希望者の需給バランスが年間を通じてどのように変化しているのかを確認していきましょう。

求人件数は、多くの転職者が活用している転職情報サイトやフリーペーパー、有料求人冊子など各求人メディアに掲載された求人の総数を発表している、公益社団法人全国求人情報協会の「求人広告掲載件数」を参照してみましょう。

こちらが平成28年度の全国と中部・北陸地方のデータを元に作成したグラフです。

平成28年度のデータによると、1年間で最も求人の広告件数(=求人件数)が多いのが、全国、中部・北陸地方ともに10月。

その後11月、12月と減少し、12月は1年で最も求人広告件数が少なくなります。年明けから回復傾向にあり、全国的には2月、中部・北陸地方では3月に、1年間で2番目に求人広告件数が多くなり、その後4月から9月にむけてゆるやかに減少傾向を迎えます。

求人が多い月と少ない月の差は大きく、平成28年度の場合、中部・北陸地方の求人件数は最も多い10月で87,000件。最も少ない12月では59,000件と実に3万件以上もの違いがあることになります。

 

転職希望者はボーナス支給後に増える傾向が

では次に、転職希望者は季節を通じてどのように変化しているのかがわかるデータをみてみましょう。

ここでは参考データとして、離職者も現職者も活用する転職情報サイトが発表しているデータを参照したいと思います。転職情報サイトDODAが発表している、平成26年度以降の転職求人倍率・求人数・転職希望者数の推移がわかるグラフがこちらです。

これをみると、毎年5月と12月に転職求人倍率が高くなる「山」があるのがわかります。5月と12月のどちらの求人倍率が高いかは、その年によって異なりますが、この時期に転職求人倍率が高くなるのは毎年の傾向と言えるでしょう。

そしてその翌月の6月と1月は、転職求人倍率が一気に下がり、1年のうちで最も転職求人倍率が低くなるのが7月と1月という傾向が続いています。

7月と1月は、「ボーナスをもらったら辞める」と考えている人が転職活動を始めるため、転職希望者数が多くなり、それが転職求人倍率を低くする原因になっているようです。

 

中途採用市場が活況な時期を狙っていくか、閑散期を狙っていくかは戦略次第

さて求人件数が多い時期、求人倍率が高い時期と低い時期、転職希望者数が多い時期を把握したら、後はそれを考慮してどのような戦略をとるか、です。考え方としては次の3つがあります。

①転職希望者数が多い7月・1月を狙う

転職希望者数が多ければ、応募母集団も形成しやすくなります。その意味で、まずは7月と1月の転職希望者数の多い時期を狙っていくという戦略があります。

特に7月は、求人メディアの求人広告件数も比較的少ない、つまり「転職希望者数は多いのに、求人は比較的少ない、ライバルが少ない時期」でもあります。

中小企業の7月は新卒採用が忙しい時期でもあり、業務の調整やスケジューリングが大きな課題ではありますが、このタイミングで計画的な中途採活動ができれば、比較的ライバルが少ない中で中途採用ができるでしょう。

②求人件数も転職希望者数も多い、転職市場が活況な10月を狙う

また別の考え方として、求人件数も転職希望者数も多い10月を狙うという戦略もあります。

求人広告件数は10月が最も多かったですが、転職希望者数も多いため、10月の求人倍率は他の時期に比べてそう高くありません。いわば、需給バランスの均衡が比較的とれているとも言えます。

新卒採用と兼ね合いを考えても、この時期は新卒採用も夏のピークを越えて一段落しやすく、中途採用活動もしやすい時期といえるのではないでしょうか。

ただし求人件数も多いこの時期は、ライバルも多いので、内定辞退が発生しやすいとも言えます。内定者フォローには特に配慮が必要でしょう。

③転職希望者がそれなりに多く、求人はそれほど多くない2月を狙う

最後は、「転職希望者はそれなりに多いけれど、求人数もピーク時ほど多くない」2月に中途採用活動のピークを合わせる戦略です。

2月は1月同様に転職希望者数が多い時期ですが、中部地方の求人広告件数は、ピーク時ほど多くはありません。できるだけ多くの候補者に、比較的競合が少ないタイミングでアプローチしたいと思えば、いい時期と言えるでしょう。

また、この時期であれば現職者であっても4月入社のスケジュールがギリギリ調整できる時期でもあります。ただし2月は、3月の新卒採用開始に向け、冬のインターンシップや新卒採用の準備、4月入社者の内定者フォローや入社準備など、中小企業の人事採用担当者にとっては非常に忙しい時期ではないかと思います。

そのため、この時期に中途採用活動を行うのであれば、新卒採用業務と並行して中途採用の準備が進められるよう体制を整えることがポイントになります。

 

時期だけで中途採用活動を決めるわけにもいかないけれど…

実際の中小企業の採用活動では、「欠員補充」など「辞める人がいるから採用する」ということも多く、「適した時期」を狙って採用計画を立てるのも難しい事情があるでしょう。

しかし、求人件数や転職希望者数は、年間を通じて「多い時期」と「少ない時期」があり、それぞれの時期に採用活動をする上で注力すべき点が異なるため、いつ採用活動を始めるにせよ、時期によって異なる傾向を知っておけば何らかの対策が打てます。

次の中途採用活動を行う際には、時期別の傾向を踏まえながら採用プランを立ててみるのはいかがでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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