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2018年卒・新卒採用の傾向から考える2019年卒採用計画【前編】

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こんにちは。採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナインの小松です。

3月に2018年卒新卒採用がスタートしてから、4か月弱。「2019年卒採用計画」なんてまだまだ先の話で、その前の2018年卒採用がこれから本番…という中小企業の人事採用担当者の方も多いのではないかと思います。

しかし、今や学生向けの就活サイトでは、「就職活動は前年(大学3年生)の6月から始まる」というのがもはや定番です。つまり2019年卒の学生たちは、すでに就職活動に向けて動き出しているのです。

学生たちが動き始めるなか、2019年卒の新卒採用にむけて今からその傾向と対策を確認しておきましょう。

 

2019年卒も6月選考開始!1dayインターンシップも解禁に

日本経済団体連合会は4月10日に、2019年卒新卒採用も2018年卒と同様に選考活動解禁は6月と発表しています。

また、「企業がインターンで受け入れる学生数を増やして、学生と企業のミスマッチを防ぐ」(日本経済新聞2016.10.29)として、1dayインターンシップも解禁されるのも2019年卒・新卒採用におけるトピックとなります。

1dayインターンシップはすでに多くの企業が実施していますが、これにより日本経済団体連合会に加盟する大手企業も1dayインターンシップを積極的に取り入れる動きがでてくるでしょう。

「ミスマッチの解消」のためと発表もある通り、この動きで、インターンシップが企業説明会的な役割を果たし、「就職活動が本格的に始まる前に、学生に企業を理解し、知ってもらう場」となる傾向がさらに強まるとみられます。

 

売り手市場は2019年卒も続く!?

人口ピラミッドから推測しても、大卒新卒者の民間企業就職希望者数はおそらく2018年卒と同程度と予想されます。

一方で企業の求人意欲は、団塊世代の定年退職など構造的な人手不足、リストラによって新卒採用を控えたことで社内の年齢バランスが崩れたことへの反省から、多少採用意欲が落ち着く業界はあっても、減少する要素はないという見方が大方の予想です。

結果として、2019年卒・新卒採用でも、2018年卒と同様の売り手市場が続くとみて準備を進める必要がありそうです。

 

2018年卒・新卒採用の傾向を振り返る

では2019年卒・新卒採用の準備を進めるにあたって、どんな点に留意したらよいのでしょうか。

ここではその計画を考える上で知っておきたい、2018年卒・新卒採用活動を特徴づける3つのデータをご紹介させていただきたいと思います。

➀採用スケジュールはさらに前倒し

株式会社マイナビの「2018年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」をみると、2018年卒採用では採用スケジュールが2017年卒に比べて全体的に前倒しになっていることがわかります。

たとえば、「エントリーシート結果通知の開始」は、2017年卒のピークは4月でしたが、2018年卒では3月に。また、「適性検査・筆記試験」の開始も、2017年卒は4月がピークでしたが、今年は3月がピークになっています。

選考が昨年よりも進んだ結果、内々定も前倒しになり、5月末時点の大学生・大学院生の内々定率は53.3%となんと過半数を超えました。これは2017年卒に比べて10ポイント以上高く新卒採用活動の短期決戦化の傾向がますます強くなっていることがデータからも明らかになりました。

➁学生は3月までに応募企業をほぼ決めている

5月末に半分以上の学生が内々定を獲得するなど、3月の採用情報解禁からわずか3ヶ月の間に内々定が出ている状況になります。

しかし多くの学生は、採用情報が解禁となってから応募企業を選んでいるわけではありません。実質的には3~4か月という短期決戦型の就職活動で悔いなく就職先を選ぶために、学生たちは採用情報が解禁となる3月前までにリサーチを済ませ、応募企業を決めているのが実態です。

就活生の情報共有サイト「楽天みんなのインターンシップ」の調査によると、2018年卒学生の「70%以上が3月1日よりも前に志望企業を固めた」と回答しています。

今や新卒採用活動では、3月に採用情報が解禁になった時には7割以上の学生はすでに志望企業を固めているので、3月から自社を知ってもらうのでは少し遅い…という状況になっているのです。

➂80%以上の学生がインターンシップに申込み

では、採用情報が解禁となる前に学生はどうやって企業を知り、志望企業を固めているのかというと、それがインターンシップです。

このコラムでも何度か取り上げてきましたが、今や新卒採用活動においてインターンシップは必須ともいえる活動になりつつあることが次のデータから伺えます。

それがこちら。

株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」による、就活生のインターンシップ参加状況に関する調査結果です。

このように、2013年卒では30%にも満たなかったインターンシップ参加率が、2018年卒には65.2%となり、今や就活生の3人中2人がインターンシップに参加する時代になりました。

参加社数をみても、2013年卒の1.4社から2018年卒は2.9社と約2倍となり、「インターンシップに応募や申込をした経験がある」と回答した学生の割合が80%を超えるなど、その関心の高さが伺えます。

また、このように複数の企業のインターンシップに参加できる要因は、関心の高さに加え、インターンシップが手軽になってきたことがあげられます。

「楽天みんなのインターンシップ」の調査をみると、参加したインターンシップの約70%が1日で終了する1dayインターンシップという状況が明らかになっています。

就職活動情報を発信しているサイトでも、「企業は1dayインターンシップを採用活動に使うので、必ず参加しましょう」と学生の参加を促していることもあり、

「採用情報の解禁から、内々定まで実質的な就職活動時期が短いからこそ、事前のインターンシップ参加で情報収集し、3月までには応募企業をだいたい決めておく」

という傾向は2019年卒では強くなると思われます。

ではこうした2018年卒・新卒採用活動と2019年卒の予測を踏まえて、中小企業として2019年卒・新卒採用に向けどんな計画を立て、準備をすればよいのでしょうか。

後半ではこの点についてまとめてみたいと思います。

参照データ

株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」(2017.4.6)

楽天みんなのインターンシップ「最新版!2019卒必見!2017年夏インターンシップ徹底解説

株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」(2017.6.7)

株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」(2017.3.9)

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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