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大手企業との比較でわかる中小企業の中途採用の戦い方

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こんにちは。採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナインの小松です。

5月30日の厚生労働省の最新の発表によれば、求職者が少なくなったことから有効求人倍率は1.48倍とついにバブル期を超えの水準になった今、採用活動をしている企業の約半数が「人材が採用できない」という状況に陥っています。

特に大手企業の採用意欲が高い今は、中小企業では応募者を集めるのさえ難しいのが現状ですが、現場の人手不足感がまったなしとなれば、そのなかでもなんとか人材確保を目指さなければなりません。

中途採用では、大手企業には大手企業の、中小企業には中小企業の「戦い方」があります。ここはひとつ、中小企業ならではの強みを生かせる、中小企業ならではの「戦い方」を考えてみませんか。

 

大手企業と中小企業のメリット、デメリットの違いから

自社のアピールポイントを考える

大手企業の場合は、「大手企業」というだけで「安定している」「福利厚生もいいだろう」とよいイメージを持ってもらえることも少なくありません。しかし中小企業の場合は、「中小企業」というだけで、残念ながら「安定性は大丈夫なのか?」など、勝手に不安に思われてしまうこともよくあります。

たとえばその「安定性」や「福利厚生」だけを考えてみても、大手企業並み、あるいは大手企業以上の安定経営をしている中小企業や、福利厚生面がしっかりしている中小企業があることを知らない転職希望者は、意外にたくさんいます。

だからこそ、「自社のアピールポイントをきちんと伝える努力」は、実は中小企業こそ、大手企業以上にしなければならないところなのです。

「そうはいっても、いいところはいろいろあるけれど、何をアピールすればいいのだろう?」という声をよく伺います。そこで、自社のアピールポイントを客観的に洗い出す際にご参考にしていただければと思い、こちらの表を作成しました。

これは、ネットで情報発信されている「一般的な」大手企業と中小企業のメリット・デメリットをまとめたものです。まずは、メリットの比較からみてみましょう。

このメリットに当てはまる要素を自社のなかに探していけば、それがアピールポイントになります。

中小企業のメリットと言われているものに当てはまるものはもちろんですが、たとえば、大手企業のメリットと言われている、「安定している」や「年間休日が多い」「研修制度が整っている」などが自社に当てはまるなら、それはぜひ強調して発信すべきアピールポイントです。

次に、デメリットの比較です。

この表にある大手企業のデメリットを理解しておけば、「自社ならその点は大丈夫!」というアピールができます。

たとえば、

  • 「転勤がありません!」
  • 「お客様の顏が見えるのでやりがいが感じやすい仕事です」
  • 「スピード感がある環境で仕事ができます」

といった表現ができるでしょう。

このように、大手企業にはない中小企業の良さ、自社の良さを明確にし、それをわかりやすくホームページや説明会や面接などで応募者に伝えることが、中小企業が採用で成功するための重要なポイントとなのです。

 

募集職務に本当に必要な条件は何か?を見極める

大手企業でも、中小企業でも、「できる限り優秀な人材が欲しい」のは同じです。ただし、大手企業の採用意欲が高い今、様々な能力や経験を兼ね備えた転職者は多くの場合、大手企業に応募します。

そのため、「あれもこれもできる人がいい」「この能力も、そのキャリアも必要」と人材に多くを求めていると、求める人材にはなかなか出会えない、または応募があっても内定辞退されてしまうという状況が続いてしまいます。

だからこそ、中小企業の採用では、本当にその職務に必要最低限の条件(Must条件)と適性を見極めて、最小限に条件を絞って、「この条件だけは外さない人」を見極める必要があります。

たとえば、ある自動車の部品メーカーA社では、海外販売網の開拓に力を入れるために、海外営業職を募集していました。当初は、工業系のメーカーで海外営業の経験がある人材を募集していましたが、なかなか採用できません。

そこでA社は、海外営業を担当してもらうためのMust条件を考え直しました。

海外営業なので語学力は必須です。しかし、製品に関する知識や業界に関する知識は、入社してから覚えてもらえばよいと、その経験の有無を問うことを条件から外しました

さらに、年齢のターゲット層を広げ、もし第二新卒の若手の応募者であれば、コミュニケーション能力が高くて営業適性があり、海外営業への意欲があれば、営業経験の有無も問わないことにしました。

Must条件を「語学力」と「営業経験または営業適性」にし、業界経験や海外営業経験は「あれば尚可」という条件に見直した結果、A社は第二新卒層で、営業経験はないけれど前向きでコミュニケーション能力など営業適性はあり、海外営業の仕事に意欲的な語学力の高い人材を採用することができました。

このように、職務を行う上で「どうしても外せない条件」だけを明確にし、後は入社後に身につけてもらう、身につけられる適性を見抜く、と採用のスタンスを変えると結果は変わってきます。

「そんなに難しい条件を求めているわけではないけれど、それさえいないんだよ」ということもあるかもしれませんが、その場合には「どうしても採用してはいけない人」だけ明確にして、応募者を幅広く検討してみるのはいかがでしょうか。

 

中小企業こそ「口コミ」の力を活用する

大手企業の場合、求人募集を出せば、その知名度で応募者がある程度集まります。中小企業の場合、なかなかそうはうまくいきません。だからこそ中小企業が力を入れたいのが、「口コミ」です。

口コミといっても、インターネットの情報サイトや掲示板で、お互いの顏が見えないなかで伝わる大手企業のような口コミではなく、地元の知り合いから知り合いへと伝わる、リアルな「口コミ」です。

顔が見えるリアルな口コミは、不特定多数に広がっていくネットの口コミに比べて情報の拡散力は低いですが、その分信頼性は格段に高くなります。

多くの中小企業が利用している採用方法が抱える課題と対策」でご紹介した、中小企業の採用は「知人・友人の紹介」や「取引先・銀行の紹介」から採用する割合が高いという現状からもわかるように、「知り合いから、いい会社だと勧められた」というのは、意外に強い応募動機にもなります。

口コミをしてもらえるような情報発信や、社員や関係者に口コミをしてもらえるような働きかけを意識してみましょう。

 

ここでは3つの「戦い方」を紹介しましたが、他にも様々な「戦い方」があります。

売り手市場といわれる今の状況では、大手企業と同じ戦い方や従来の方法では、自社の求人情報は埋もれてしまいかねません。こんな時こそ自由な発想で、どんな「戦い方」があるのか、見直してみるのはいかがでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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