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【新卒採用】自社に合った学生採用への道 vol.15

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自社のコミュニケーションはどうか?

すでに形骸化しているものの、今年度の採用活動も6月に入りました。

この形骸化という点について色々と言いたいことはありますが、このコラムはそれについて議論する場ではありませんし、おそらく(?)期待もされていないので涙を飲んで横へ置いておきます 笑

今回も、このコラムをご覧になっている方が主に中小企業の経営者、並びに採用担当者である、と定義して書いていきます。現在のところ順調に内定者を積み上げている…という企業さんもあれば、その反対で母集団形成もままならない…という企業さんもあることと思います。どちらのケースだとしても、次年度の採用活動は見直しをしなければなりません。

大幅に見直す必要があるのか?部分的な修正で終えられるのか?は今年の採用活動次第ではありますが。

ボクも学内合同企業説明会やナビサイト運営企業さんが主催する合同企業説明会へお邪魔することがあり、各社さんの渾身のプレゼンテーションを拝見することがあります。

学生たちのコミュニケーション能力については語られることが多いですが、企業サイドのコミュニケーション能力についてはあまり語られることはありません。

採用活動において、声が大きいのは採用する企業側であり、メディアもそうした声の方が拾いやすいですし、正論になりやすい。ところが学生の側から採用市場を眺めてみると、採用に苦労している企業側にこそコミュニケーション不全の原因が隠れていたりします。

実は、合同企業説明会においてボクが特に注目している企業があります。

まずはB to B企業、母集団形成に苦しむ業界の企業、そしてここ数年で新卒採用に参入してきた企業です。

この条件を全て満たす企業を見つけると、しばらくの間その企業さんのプレゼンや社長さんの話を聞いてみたりするのです。するといろんなことが分かってくるのです。

そんな中でよく目にするのが・・・

  1. プレゼンターの想いや気持ち(この場合、だいたい社長さんですが)が爆発していて、プレゼンが不安定で長い企業
  2. 自社もしくは業界の常識を前面に出し過ぎていて、一般人である学生に伝わっていない企業
  3. あまり深く考えず採用に強い企業のマネをしている企業

です。

いずれの場合も、採用活動が思うように行えない&進められないのは自社のコミュニケーションスタイルや自社業務の定義に問題があります。

 

コミュニケーションはスキル。伸ばすこともできるし、変えられる

コミュニケーションはスキルであり技術。なので、訓練次第でどんどん進化させられます。まずは1から見ていきましょう。

そもそも社長さんの日頃のコミュニケーションスタイルが就活生にフィットするケースは少ないのです。もし、聴き手に合わせて自在にコミュケーションスタイルやプレゼンテーションスタイルを変えられるならば、自社の社員にも理念やビジョンが共有されて浸透しているはず。ならば、それほど苦労しなくても社員の採用(新卒・中途を問わず)が上手くいきます。なぜなら働きやすいからです。

ところが、そんな企業はほんの一握り。

自社の社員にも理念やビジョンを浸透させられない社長さんが、採用するには自社の理念やビジョンをしっかり伝えなくてはダメだ!じゃあオレが喋るしかないだろう!・・・みたいな感じで合説に社長さんがご登場され、そのお話に触れた学生たちがドン引きして帰っていく・・・。

自社の説明だけで2時間近く話づめで学生たちの注意力が散漫になっていることに気づかない・・・。結果として学生の志望度合いが急降下してエントリーすらしない・・・。こんな光景が毎年どこかで(企業によっては毎年繰り返し)行われているのです。もちろんボクのクライアントではないので何も言いませんが。

とても大事なことなのでもう一度書きますが、もしこのコラムをご覧のあなたが自社の説明会に登壇されるなら、自身のコミュケーションスタイル、プレゼンテーションスタイルは徹底的にチェックして修正した方がいいです。特に経営者であればこそ、です。

経営者の集まりや結婚式などでスピーチするのとは違うのです。

 

次に2について書きます。

こちらはとても簡単です。自社の現在のプレゼンテーションや採用ページを中学3年生くらいのお子さんや奥様に聴いてもらい、内容が伝わるか?その会社で働いてみたいか?をチェックしてもらいましょう。

少しボクの話になりますがお付き合いください。

現在のボクのように、大学で伝える仕事をしていても感じるのですが、伝えている伝わっているとはまったく違います。もちろん、理解されているそれによって行動が変わるもまったく違います。多くの場合、プレゼンターが狙うべきなのは伝えた内容によって聴き手の行動を話し手にとってポジティブに変えることです。

つまり相手の行動が変わらないのであれば、伝えていないのと同じであり、それは聴き手の問題ではなく話し手に問題がある・・・と言えるのです。自社の、もしくはあなたの伝え方を一度チェックしてもらい、進化させましょう。

 

最後に3についてです。こちらは大手のナビサイトを使われている新卒採用ビギナーの中小企業さんに多く見られる傾向ですね。大手のR社さんやM社さんのサイトはサービスメニューも充実していますし、適性検査のフィードバックが面接で使えます。また、学生への知名度という意味でも抜群。確かにそうです。

ただ一方で、高額な掲載費用が掛かるのも事実ですし、莫大な採用予算を避ける超大手企業、著名企業が上位に掲載されるまさに空中戦の場所。

そんな場所で新卒採用に取り組み始めたばかりの企業が出ていっても結果は見えているのです。

どんなに自社の採用ページが立派でも、学生たちが見ている画面上で学生たちにオススメされて初めて露出していることになります。が、オススメ(リコメンド機能などと呼ばれますが)される企業は高額の掲載費用を支払う企業に優先順位があるのです。

そんな無理ゲー(最後までクリアするのが難しいゲームのこと、それと同意の現実の意)に神経と限りある予算を割くくらいならば、地上戦を地道にこれでもか!と繰り返すのが中小企業の採用市場での戦い方と言えるでしょう。

少なくともこの3つの見直しを行うだけで、説明会のリアクションやエントリー数に変化が見られるはずです。

引き続き、採用活動を進めていきましょう!

 

いい人を採る道15:自社のコミュニケーションが受け手目線になっているか、徹底的に洗い出す。

ライター紹介

田中ヒロユキ

http://jinzaisaiyou.jp/

愛知大学文学部文学科卒業
大学卒業時は未内定で、1冊100円の求人誌で探した営業会社で営業を担当。それがいわゆるブラック企業で1年足らずで退社。
次は【人を管理する側】で働こうと人材派遣業界へ。労働者派遣法初めての改正自由化の時期をはさみ、10年籍を置く。

06年、独立。株式会社ウィングを起業。製造業、事務、医療機関などを中心に人材の採用と仕事へのマッチングに携わる。
同時に08年以降、企業の採用コンサルティング、採用企画を手掛け、企業がほしい人物像と経営戦略とを掛けあわせるサポートを行う。
また起業と同時に、仕事や場を選ぶことが人生に与える影響、リスタートする人としない人との差に興味を持ち、キャリアデザインについて学び始める。
現在は名古屋経済大学においてキャリア教育・就職支援専門の教員として就活生から怖れられつつ、一部から頼られている。理由は「採用担当者さんの100倍厳しい」から。
JCDA会員 (2009年資格習得による)
名古屋経済大学 キャリアセンター副センター長 法学部 准教授
株式会社ウィング 代表取締役

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