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中途採用の未経験者採用で注目すべきポイントとは?

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こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

今やバブル期以来と言われる高水準の有効求人倍率。

厚生労働省の発表によれば、平成28年3月の完全失業者数も188万人と前年同月に比べ28万人減少し、82か月連続で減り続けています。これだけの売り手市場のなかで、現場の人手不足がひっ迫している状況であれば、「未経験者採用」も視野に入れる必要も出てきます。

中小企業にとって、未経験者を1から育てるのはただでさえ人手が少ない現場に負担がかかるため、できれば避けたいのが本音。しかし経験者をなかなか採用できない…となれば、こんな未経験者であれば、入社後の早期戦力化も期待できるかもしれません。

 

「未経験者」にもいろいろある

「未経験者」と一口にいっても、業界経験や職種経験の有無に合わせて3つの種類があります。それは、早期戦力化しやすい順に

  1. 職種経験はあるが、業界経験はない「業界未経験者」
  2. 業界経験はあるが、職種経験はない「職種未経験者」
  3. 職種経験も業界経験もない「全くの未経験者」

となりますが、おそらく1の「業界未経験者」は、どんな企業でも「採用ターゲット」として考えていらっしゃるでしょう。

問題は2の「職種未経験者」や3の「全くの未経験者」からどうやって早期戦力化しそうな人材を見抜いていくかです。

コミュニケーション能力が高く、意気揚々と仕事に対する思いやキャリアプランを語った人材が、採用してみたら口だけだった…なんてこともあります。一方で、地味で「大丈夫かな?」と思うような人材が、入社後にコツコツと実績を積み重ねてくれる可能性もあります

完璧に見抜くのは確かに難しいですが、少しでも判断の精度を上げるために、面接では以下の4つのポイントに注目してみましょう。

 

➀職務に必要な適性が今までの経験の中に見つけられるか?

どんな職務にも、適性があります。

対人コミュニケーション能力だったり、地道にコツコツと作業ができる持続性だったり、1つのことを探求し突きつめる能力だったり。

たとえ全くの未経験者であっても、受験への取り組み方、学生時代の経験、大学での専門・研究分野への取り組み方、前職での業務経験のなかにその適性が見て取れることは少なくありません。

未経験者の職務経歴書を見て、その募集職種に必要な適性をもっているとわかる事例が、今までの経験の中にあるかどうか?に注目してヒアリングをしていきましょう。

 

➁向上心や成長意欲が高いことがわかる実績があるか?

2つめは、今までに向上心や成長意欲の高さゆえに実現した「何か」があるかどうかです。

一見向上心や成長意欲が高そうに感じられる「前向きな発言」をするのは、そんなに難しいことではありません。しかし、それが本物の向上心や成長意欲なのかどうかを見抜くためにも、

  • 今までこれは頑張ったと言えるものがあるか。
  • 今までの人生で、自分が成長したと実感した経験はどんなものか。

などの質問から、本人が語る前向きな発言が本物だとわかる、裏付けとなる経験を探していきましょう。

「将来どうなりたいと思っているのか」というキャリアプランを確認することも大切なのですが、未経験の応募者を見抜くために深堀して質問したいのは、「将来のキャリアプラン」よりも「過去の経験」です。

なぜなら、「こうなりたいと思っている」という将来のキャリアプランについては、いくらでも輝かしく、いかにも成長意欲が高そうな人材であるかのように、それらしくストーリーを創ることもできるからです。

また、単に「新しいことがやってみたい」という新しいもの好きの性質が、面接では向上心や成長意欲の高さに見えることもあります。前向きな発言や意欲が高いと感じられる発言が多い応募者には、ぜひ「持続して何かに取り組み、ある程度の成果を出した経験があるかどうか」もチェックしましょう。

 

➂社風にマッチしているか?

「社風にマッチしているか」は、経験・未経験に限らず重要な採用判断のポイントとなりますが、未経験者の採用においては特に重要です。

配属先の部署や、入社後に教育担当となる社員が決まっている場合には、その部署やその先輩社員との相性がよさそうかどうかに注目しましょう。

というのも、未経験者には先輩社員が教える機会が多くなりますから、経験者に比べて先輩社員とコミュニケーションをとる機会が多くなります。その時に相性が合わなければ、お互いにとってかなりストレスフルな状況になり、早期戦力化が期待できないだけでなく、一歩間違うと早期離職してしまうことにもなりかねません。

本人のポテンシャルだけでなく、先輩社員との相性も、未経験者の採用では意外に重要なポイントとなるのです。

 

④「やりたい」と思う理由に納得感はあるか?

そして最後のポイントが、未経験の仕事をやりたいと思っている理由に納得感はあるか?です。この納得感は、論理的に言っていることが納得できるかどうかではなく、「やりたい」という「思い」がその応募者の実際の経験や行動とリンクしているかに注目して掘り下げていきましょう。

  • 今の仕事を辞めて、未経験の分野に挑戦したいと思っている理由が、何らかの体験と結びついているか。
  • その「やりたい」と思う気持ちから、具体的な行動を何か起こしているか。

など、「やりたい」という思いが机上の空論になっていないことを確かめてみてください。

 

未経験者を採用するメリット

職種経験がない、もしくは全くの未経験者を面接で見抜くのはなかなか難しく、入社後の教育に時間はかかりますが、未経験者を採用するメリットもあります。

業界や職種を知らないからこそ、業界・職種経験者よりも自社のやり方や社風に馴染みやすいという側面もありますし、業界や職種の常識にとらわれないからこそ、新しい発想や斬新なアイディアが出せるかもしれません。

経験者の中途採用に行き詰った時には、こうしたメリットも考慮しながら、「1~2年後には経験者として活躍してくれる未経験者」の発掘を検討してみるのはいかがでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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