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東海地区の学生が望む理想的な企業の姿とは?【3/3】

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第3回 目の前の学生が考える「理想的な企業の姿」を聞き出す

このコラムでも時々ご紹介していますが、今は様々な民間企業や調査機関が就職に関する学生の意識調査を行っているので、「東海地区の学生が希望する理想の環境」について、全体的な傾向やデータを知ることはできます。

第1回第2回ではこうした調査をベースに綴ってきましたが、自社に応募してきた目の前の学生が、その調査結果と同じように考えているとは限りません。1人1人就職に関する志向も違えば、それぞれの条件の優先順位も異なります。

つまり最終的には、説明会参加後から始まる「1対1のコミュニケーション」で、その学生がどんな企業を理想的だと思っているのかを聞き出し、自社がいかに理想に近い環境かを伝えていけるかがポイントとなるわけです。

学生はどんな企業を理想的だと思い、どんな企業で働きたいと思っているのか。面接や面接以外のコミュニケーションで、学生の本音はこうして引き出していきましょう。

 

面接は学生が話しやすい雰囲気、傾聴の姿勢を心がける

「就職活動は、学生と企業のだまし合い」などと揶揄されるほど、学生の本音は面接では見えにくいものです。

特に、学生が考える「理想の企業の姿」が自社とは違う方向性にある(実は絶対に大手企業がいいと思っているなど)場合は、まず本音を口にすることはありません。しかし企業の人事担当が話しやすい雰囲気であれば、本音そのものを口にすることはなくても、質問の答え方、答えの内容などに本音が垣間見えることもあります。

時には「学生がみんな同じようなことを話すので疲れる…」ということもあるかもしれませんが、面接では極力傾聴のスタンスを意識していきましょう。

【話しやすい雰囲気作りにおすすめの「すぐにできて効果的」な傾聴のテクニック】

  • 学生が話しているときは、相手の顏をきちんと見る。
  • 相槌や頷きなど、自分の「共感」や「理解」を相手に伝えながら聴く。
  • 学生の話を頭ごなしに否定しない。
  • 「たとえば?」「具体的には?」など、学生の考えを深堀するような積極的な質問を行う。

 

学生が話をしているときは「明るい」か「真剣な」表情で聴く

話す相手に対して安心感があるのとないのでは、伝える情報量が変わってきます。学生に心を開いてもらい、本音を語ってもらうには、人事担当とのコミュニケーションに安心感を持ってもらうことが大前提です。

人事担当が笑顔か明るい表情で話を聴いていれば、学生は「自分を受け入れてくれている」と安心感がもてます。また真剣な表情で聴いていれば、「自分の話をきちんと聞いてくれている」とやはり安心して話すことができます。

学生が話をしているときは、明るい表情か笑顔、もしくは真剣な表情で真摯に学生の話に向き合うようにしましょう。

ただ、面接で笑顔や明るい表情、傾聴に心がけて学生に向き合っても、面接の場で学生が本音を話してくれるとは限りません。しかし、面接のときに「どんなことでも聞いてくれそうな、受け入れてくれそうな雰囲気」が学生に伝わっていれば、それは後々役に立ってきます。

それがこちらです。

 

面接設定連絡のときのちょっとしたコミュニケーションから本音を聞き出す

就職活動中の学生は、日々様々な企業を訪問し、人事担当やリクルーターに会い、友人知人と多くの情報を交換しているので、「理想の企業像」や「その理想の条件の優先順位」がよく変わります

ですから面接で聞いた話が全てではありませんし、面接から日数が経てば意見も変わる可能性があります。だからこそ、面接日程などを連絡する際にはメールで済ませるのではなく、ぜひ採用したい学生だけでも極力電話し、直接話をして、コミュニケーションをとることをおすすめします。

 電話での雑談がてら、学生が今何を考え、どんなことに興味を持っているのかが確認できれば、こちらも何を情報提供していけばいいのか、対策が考えられるからです。

たとえば、電話で面接日時を伝えた後に、こんなやりとりができると理想的です。

人事:「今、他にどんな会社受けているの?」

学生:「A社とかです」

人事:「そうなんだ、A社のどんなところに惹かれているの?」

学生:「なんか社風が明るくて良さそうなので‥。あと、海外展開に積極的なのでキャリアも詰めそうですし」

人事:「海外展開にも興味があったんだ」(海外展開に興味があるなんて、面接で言ってなかったな…)

学生:「そうですね、できれば好きな英語も使えたほうがいいかなと思いまして」

このように、ちょっとした雑談のなかから「面接で聞いたことがないけれど、今その学生が魅力を感じている理想的な企業の姿」がわかることはよくあります。それが自社にもあると伝えられれば、他社に向いている学生の気持ちを自社に向けられます。この事例のケースならば

  • 次の面接で、社内で英語を活用できる要素をわかりやすく伝える
  • 明るいムードメーカー的な先輩社員との面談を設定する

などの対応をすれば、「この会社にも、自分が求める理想の環境はあるんだ」と学生も気づいてもらえるのではないでしょうか。

このように進捗連絡のコミュニケーションで学生に本音を話してもらえるかどうかは、その前に学生から

  •  「この人事担当には、本音を言っても大丈夫」
  • 「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれる
  • 「他の企業の話をしても、否定せずに客観的に聞いてくれる」

 と信頼してもらえているかどうかによります。

「自分にとって理想の企業はここなんだ」と学生が確信し、モチベーション高く入社意思を固めるようになるまでには、最終的には学生の話をしっかり聴いて、コミュニケーションと信頼を積み重ねていくことが欠かせません。

多くのコミュニケーションを重ねて、「学生が望む理想的な企業の姿」に自社がどのようにマッチしているかを伝えていきましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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