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採用力UP講座 『5月病』からの早期離職防止ポイントとは

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こんにちは。有限会社オフィスパティ キャリアコンサルタント 大山佳子です。GWが明け、ベテラン社員であっても、仕事モードへの切り替えに苦労する時期ですね。

4月入社の新入社員をはじめ、初めて移動を経験した若手社員にとって、この憂鬱な時期を、上手く乗り越えることは、これからイキイキと会社で働くために必要なことです。

実際に、『5月病』から早期離職に繋がってしまうこともあるようです。採用担当者である皆さんによっては、見過ごせないことだと思います。今回は、『5月病』からの早期離職防止のポイントについて、考えていきます。


5月病とは

『5月病』は、正式な病名ではありません。入社当初、異動したばかりの4月は、本人も一生懸命新たな環境で頑張ろうと考えています。これからの自分の成長に期待感を持ちながらも、新しい環境で新しい人間関係の中、とにかく初めてのことだらけの毎日に、緊張感を持って過ごしています。待ちに待った5月の連休中に、すっかりお休みモードに入ってしまい、連休が明けた後も切れてしまった緊張感が戻らなかったり、このままで大丈夫だろうかといった、不安や焦りが出てくる症状のことを『5月病』と呼んでいます。

新入社員の場合、研修明けの時期に同じような症状が出る場合があり、「6月病」とも呼ばれています。

具体的な症状は、

  • ①元気がない
  • ②ミスが増える
  • ③口数が少なくなった

などが多いため、うつ病の症状と通じる部分があります。通常は1~2か月のうちに自分の元のペースに戻るため、大きな環境の変化に伴う一時的な「適応障害」と捉えるのが正しいといわれています。

 

対応すべき状況なのか確認しよう

『5月病』は、1~2か月の内に元のペースに戻るものですから、放っておけばいいと思ってしまいがちです。また、やる気がない社員を無理矢理どうにかしようとすることに、意味があるのか悩ましく感じることもあるかと思います。また、メンタル不調であれば専門家にアドバイスをもらうべきであって、採用担当者の皆さんが、直接的に対応する必要はないようにも感じるかもしれません。

皆さんが対応すべき事を確認しましょう。

<本人を指導している先輩社員・上司に対して>

本人を指導している先輩社員・上司にとって、『5月病』になってしまった社員は、急に働かなくなった「サボる社員」と映りがちです。4月にあんなに労力をかけていた相手が、自分の思った通りに成長していないと、苛立ちを感じるために、叱責が多くなる可能性があります。できれば皆さんの方から声をかけ、話し合いの時間を取ることが重要です。

これまでの指導状況や今後の見通しについて、インタビューをしてみてください。もし、やる気がない等の状況が見えてきた場合は、対応が必要です。

<本人に対して>

GW明けに、ぜひ本人と話す機会を設けましょう。

話題は、GWのリフレッシュ状況や心配事の確認等を、できれば勤務時間中に上司の許可を取って行うことをお勧めします。本人は、採用担当者の皆さんを、採用というよい評価をしてくれた人と認識しています。

気にかけられていると感じてもらう、とてもよい機会となるはずです。自己評価に否定的な言葉が多かったり、不安を語ることが多かった場合、対応が必要です。

対応のポイントは、いずれも「話を聴くことです」。話を聴く環境は、出来れば勤務時間中に対面で話すことをお勧めします。お酒の席の方がリラックスできると考えがちですが、勤務時間中に対応した方が、「きちんと対応してもらえている」と伝わりやすいものです。

若い社員にとって、『5月病』を上手く乗り切れたことが、これからの会社員生活への自信につながります。また、自分を応援してくれる人がいる、気にかけてくれる人がいると実感することが、会社での居場所を確立させたり、会社への愛着を持つきっかけにもなるはずです。『5月病』からの早期離職防止のポイントについて整理してみましょう。

 

成長している実感を持たせる

新入社員の場合、成長している実感が持てることは、モチベーション維持に特に有効です。4月は、様々なことを学ぶ毎日だったはずです。5月は、学んだことを実際やってみる時期で、失敗も多く経験することとなります。当たり前のことではあるのですが、ストレスを感じやすい原因でもあります。

出来るようになった実感をなるべく多く持てるよう、周りが意識して声掛けしていくことは、自信をつけさせるためにとても有効です。ただ、なかなかうまく結果を出せない時期でもあります。失敗を含め報告できたことを褒めるなど、出来不出来とあまり関わりがないところでの成長を伝える工夫が必要です。

 

相談できる社内コミュニケーションの充実

若手社員は、学生時代に相談した経験を多く持っています。大学には、勉強をサポートする学習相談室や、様々な悩みが相談できる学生相談室。就職の際相談に乗ってもらったキャリア相談室等、第三者に「相談に乗ってもらう事」が当たり前にできる環境で、学生活を送っています。若手社員にとって、直接の利害関係にある直属の上司や先輩に対して、自ら「相談する事」は、ハードルが高い印象であることを、自覚する必要があります。
本来風通しの良い組織であることは、誰にとっても良い環境であるはずです。

お酒を介した飲みニュケーションは、良い効果になる場合もありますが、特に新入社員とのコミュニケーションは、勤務時間内での充実を目指した方が、より効果が上がります。甘やかすためではないことを、上司や先輩に理解してもらうよう、皆さんからの働きかけが重要となります。

 

いかがでしたか?

採用活動で4月が忙しかった皆さんも、『5月病』には気を付ける必要がありますね。これからも、必要な時期にマッチした有益情報を発信していきます。お楽しみに!

ライター紹介

大山 佳子

http://www.office-patty.jp/

金城学院大学文学部国文学科卒業
東邦ガスにて、資材、営業企画等を担当。特に、2003年3社合併時のBPR推進プロジェクトで、働く環境の変化と社員意識との関係に関心を持ち、キャリア開発について学び始める。
資格取得後、リクルートエージェント株式会社(現リクルートキャリア)に転職。主に第二新卒・医療分野における、個別相談によるキャリア支援に専心した。
現職では、10年間におよぶ個別相談経験を活かし、業務を学校や企業に向けた、オーダーメイドのキャリアプログラム開発を担当している。

キャリアコンサルタント(国家資格,登録No. 16002272)
2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
JCDA(Japan Career Development Association)会員
日本キャリア教育学会会員
有限会社オフィスパティ ヒューマンリソース事業担当部長

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