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東海地区の学生が望む理想的な企業の姿とは?【1/3】

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第1回 学生が働きたい企業はどんな企業?

こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

「働き方改革」という言葉をあちこちで耳にし、仕事に対する価値観も多様化してきているなか、今の学生たちは就職する企業に何を望んでいるのでしょうか。

今日から3回の連載では、「東海地区の学生が望む理想的な企業とは?どんな企業なのか。その学生の傾向を踏まえて企業はどんな対策をすればいいのか」に焦点をあててみたいと思います。

 

地元志向の学生が働きたいのはどんな企業?

もともと全国的にみても、地元志向が強いのが特徴的な東海地区ですが、このように地元就職を希望する学生には

  • 「安定して、腰を据えて働きたい」
  • 「地元企業でしかできない仕事をしてみたい」
  • 「自宅から通える範囲内で働きたい」

といった傾向が顕著です。そのため、安定的なイメージが強い、メーカーや金融業界が人気です。

また、「奨学金を返済しやすいから」「実家で生活したほうが、家賃を支払わなくていいので貯金ができるから」「親と一緒だと楽だから」という経済的な理由から、一人暮らしをするのではなく、「自宅から通える範囲で」という学生も増えています。

特に「奨学金の返済」は今の学生にとって非常に大きな問題で、親世代の収入の減少により、今は奨学金を受給している学生の割合はなんと51.3%(日本学生支援機構「学生生活調査」平成26年度)。

実に2人に1人が奨学金を受給し、その多くは返済義務があり、平均返済額約300万円以上の借金を背負っている状態から社会人がスタートするという状況になっています。8~16年かかるといわれる奨学金返済の義務があるからこそ、「安定している環境で」「腰を据えて働きたい」と思う傾向も強くなっているのでしょう。

 

学生の志向にマッチする要素は地元企業にはたくさんある!

さて、地元志向の学生の傾向としていくつか挙げてきましたが、

  • 「安定している」
  • 「腰を据えて働ける」
  • 「地元企業でしかできない仕事」
  • 「家から通える」

というキーワード、まさに地元の中小企業にも当てはまることが多いと思いませんか?

特に学生は、「安定している」=「大手企業」と規模で安定を図ってしまいがちですが、地元企業には、

  • 「安定経営のために、あえて規模を追わない」企業
  • 「規模は小さいけれど毎年黒字」の企業
  • 「地域の信頼基盤が盤石」な企業

など、「単なる企業規模や売上高、従業員人数では測れない、安定経営をしている優良企業」が数多くあると思います。

つまり、今の学生にとっての「理想的な企業の要素」は、自社の中にたくさんある可能性が高いのです。

 

社内にある「当り前の良さ」を洗い出そう

そこでぜひ、地元志向の学生にアピールするためにも、社内にある「こんなのうちの会社では当たり前」と思ってしまうような、「自社の良さ」を洗い出してみましょう。

たとえば、あるシステム開発会社では、システムエンジニアながら残業がほとんどなく、毎日定時に仕事が終わる状況でした。それが学生に響き、「地元で自分のライフスタイルを大事にしながら、働きたい」というUターンの学生を採用することができました。

入社したその学生は、高校時代の地元の友人や地域の人と共に19時から練習が始まる社会人野球を楽しむ生活を満喫しているようです。

他にも「同じ地元の先輩社員がいて、面接後に丁寧に教えてくれたので、働きやすそうだと思って入社を決めた」という学生もいます。

他にも学生の「安定して腰を据えて」「地元企業でしかできない」という志向に当てはまるような要素が自社にないか、次のような視点からぜひ探してみてください。

【学生にとって理想的な要素】

  • ☑残業時間が少ない
  • ☑地元の先輩社員がいる
  • ☑離職率が低い
  • ☑地域貢献のため、地域の活動に参加している
  • ☑ファミリーデーや夏祭りなど、地域と共に楽しむイベントがある
  • ☑有給休暇がとりやすい
  • ☑大手企業に引けをとらない福利厚生がある
  • ☑大手企業と同じくらい年間休日がある
  • ☑毎年黒字経営をしている
  • ☑安定した取引先がある
  • ☑ニッチな業界だが突出した技術がある

 

「わかりやすいメッセージ」で伝えよう

せっかく学生にとって魅力的な要素があっても、学生に伝わらなければ非常にもったいないことです。自社のアピールポイントを洗い出したら、それを採用活動でわかりやすいメッセージで伝えていきましょう。

  • 自社サイトの採用ページ
  • 就職情報サイトの自社ページ
  • 合同企業説明会や就職フェアでのブースの展示

などで、写真やわかりやすい表現を使って、パッと見て第一印象で「あ、よさそうだな」と思ってもらえるのが重要です。

特に、東海地区の学生は個別企業の平均参加社数が19.8社、選考をうけた社数が12.3社ともに全国平均(平均参加社数24.7社、選考をうけた社数15.5社)に比べて少なく、応募段階である程度、企業を絞り込んでいる傾向もあります(株式会社マイナビ「2014年度就職戦線総括」)。

かつて「人は見た目が9割」という本が大ベストセラーになりましたが、企業も同様で、今まで名前を知らなかった企業ほど、初めて目にした時の「第一印象」が、学生の応募意欲を大きく左右します。

 

では、学生の求める要素が自社にあることを伝えるには、どんなポイントを意識していけばいいのか。

次回第2回では、その点についてまとめていきたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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