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UターンIターンの学生を採用するコツ【前編】

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最近は、若者の地元志向が強くなっていると言われています。

株式会社マイナビが行った「2017年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」でも、愛知、岐阜、三重の3県の学生でUターンを含む「地元就職を希望する」と答えた人は、全体の約3割。

「どちらかというと希望する」と回答も含めた「地元就職志向」がある人の割合は、愛知県出身者(地元での進学者含む)で67.2%、岐阜県出身者(同)で59.8%、三重県出身者(同)で55.1%といずれも半数以上と、高い数値を示しています。

その背景には、「地元が好きだから」という理由だけでなく、少子化で長男長女が多くなり、親の近くで働きたいと考える人や、経済的な理由から、実家から通勤できる地元就職を志向する人が増えているという事情があるようですが、地元企業としてはこの地元志向の学生をしっかりと掴んでいきたいですよね。

そこで今回から前後編シリーズで、UターンIターンの学生を採用するコツをまとめていきたいと思います。

 

愛知県、岐阜県、三重県出身の学生はUターン就職活動の何を障害に感じている?

Uターン、Iターンの学生を採用するためには、地元就職を希望する学生が何を障害に感じているのかを知り、その障害を極力取り除く工夫を採用活動でしていくことが大切です。

しかし地元就職に対する意識や、学生の状況については愛知、岐阜、三重で事情が異なるため、それぞれの地域で注力すべき課題は少しずつ異なります。

そこで、前述の株式会社マイナビの「2017年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」を参考に、都道府県別に各県の出身者がUターンの就職活動をする際に何を障害と感じているのかをみていきましょう。

 

➀愛知県出身の学生のUターン就職事情

県内に51校の大学があり、全国第3位の大学数を誇る愛知県は、地元進学率が70.6%と全国第1位(旺文社「平成26( 2014)年度 都道府県別 大学・短大進学状況」)となっています。

そのため県外に進学する割合が少なく、県外に進学した学生も56.6%が地元就職希望と、地元志向がとても強いのが特徴です。

その県外に進学した学生が、「地元企業への就職活動で最も障害に感じていること」のは「地元までの交通費」(26.2%)です。

そこでUターンの就職活動の障害をなくすという点では、面接回数や選考プロセスを短縮化する、1日にまとめるなど、学生にとって「何度も地元に戻ってこなくても、選考してもらえるプロセス」を検討すると、交通費負担が減るため、学生がより応募を検討しやすくなるかもしれません。

ただ、愛知県から県外に進学した学生は、Uターン就職について「特に障害を感じていることはない」と答えた学生が19.4%と、「地元までの距離・時間」と同率で2位でした。特に障害を感じることなくUターン就職活動ができるからこそ、地元就職志向も高いのかもしれません。

 

➁岐阜県出身の学生のUターン就職事情

岐阜県の県内の大学数は12校。これは47都道府県中18位(平成22年 文部科学省発表)と、平均的な数字ではありますが、一方で地元進学率は18.9%と47都道府県中39位(平成28年 旺文社教育情報センター発表)と平均と比べても低く、多くの学生が県外に流出しています。

8割以上の学生が地元を離れて県外に進学するなか、そのうち地元での就職を希望する割合は29.9%。やや低い数値ではありますが、その県外進学生たちが、地元への就職活動で障害に感じていることは何なのかをみてみましょう。

これをみると、地元までの交通費の負担が最も高かったのですが、愛知県のデータと比べると、Uターン就職の障害として「地元企業の数が少ない」と回答している学生が多い(13.1%で第2位)ことがわかります。

ただ、実際には岐阜の中小企業の事業者数は、約74,000社(平成28年 中小企業庁発表)と、全国の都道府県別の中小企業の事業者数の中央値である52,700社の1.4倍と決して少ない数字ではありません。

「地元には企業が少ない」とイメージから、個々の企業の良さに目を向けずに、「地元就職」を選択肢から外してしまっている可能性もあります。企業HPや就職情報サイトなどで、より積極的に地元企業の魅力を発信し、「こんな地元企業もあったんだ」と学生に知ってもらうことが、Uターン就職促進のカギになるかもしれません。

 

➂三重県出身の学生のUターン就職事情

最後に、三重県のデータを見てみましょう。

三重県の県内にある大学数は8校。地元進学率は20.3%(平成28年 旺文社教育情報センター発表)、県外進学者でUターンして地元就職を希望しているのは、28.7%という状況です。

しかし、三重県の場合は、大阪や名古屋への交通のアクセスもよいせいか、地元に進学した学生の地元就職希望率も他の2県に比べて、やや低いのが特徴です。

学生たちが、Uターン就職の障害と感じている理由は「地元企業の数が少ないから」が最も多く29.4%。愛知、岐阜、三重の3県のなかでは「特に障害を感じていることはない」という回答が4.4%と最も低く、多くの学生が地元就職に障害を感じていることがわかります。

 

3県それぞれ特徴はあり、注力すべきポイントこそ異なりますが、

  • 地元までの交通費
  • 地元までの距離・時間
  • 地元企業の数が少ない

という3点が、Uターン希望の学生が障害を感じているポイントでした。そこで次回後編では、この3点について、企業は具体的にどんな工夫ができるのかをまとめてみたいと思います。

参考データ

株式会社マイナビ「2017年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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