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新卒採用で大学との関係づくりはどこまですべきか?

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こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

学生の売り手市場で、就職情報サイトに掲載しても中小企業にはなかなかエントリーが集まりにくくなっている今、注目されてきているのが、企業の大学訪問です。

採用ターゲット大学を訪問して関係を強化し、その大学で応募母集団の形成を目指す大学訪問に取り組む企業は増え、株式会社ディスコが2016年11月に発表した「大学の就職・キャリア支援活動に関する調査」でも、「(企業の)学内合同企業説明会への参加意向が増えた」と回答した大学が全体の50.0%となるなど、各企業が大学との関係構築に注力している傾向が伺えます。

とはいえ、今まで大学訪問をしたことがなければ、面識のない大学担当者にアプローチするのは、少しハードルが高いように感じるかもしれませんし、さらに1~2度訪問しただけで大学との関係構築ができるわけではないので、「なかなか難しい」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、その大学訪問についてまとめてみたいと思います。

 

多くの企業が注目し始めた、大学訪問とは?

大学訪問は、求人票を設置してもらうことから始まり、学内で開催される合同企業説明会への参加や個別企業説明会の開催、学生の紹介などに協力してもらえるよう、企業の採用担当者が大学の就職支援室やキャリアセンターを訪問することです。

社会で活躍する人材を輩出している上位校ともなれば、多くの企業の担当者が訪問しますから、大学と良好な関係を築くには同じ担当者が数年かけて通い続けることが必要で、大学訪問を始めた初年度から成果が期待できるものではありません。

時間はかかりますが、うまく関係が築ければ、学内の合同企業説明会や個別の求人紹介などで、優秀層が多い大学の学生に直接アプローチできるので、「この大学からの学生が欲しい」とターゲットが明確な場合は、極めて有効なアプローチといえるでしょう。

 

大学との関係づくりはどこまですべき?

有効なアプローチとはいえ、東海地方だけでも私立・公立・国立あわせて大学は80以上もあります。さらに1つの大学でも関係構築に時間がかかるとなれば、「いったいどこまでやればいいのだろう」と途方もなく感じてしまいませんか。

終わりが見えない業務は、ついつい後回しにしがちになってしまいますが、時間がかかる大学との関係構築は、取り組むのであれば今すぐにでも始めたほうがよいものです。

そこで、今から始めるのであれば、まずはどこの大学とどんな関係を築きたいか、内定者がいる大学、過去に採用した実績がある大学、社内で活躍している人材の出身校などを踏まえて、「特に関係を築きたい、注力大学」をいくつかリストアップし、アプローチする大学を絞って始めましょう。

最初はあまり欲張らず、採用担当者の他の業務量に応じて、2~3校であっても確実に訪問やフォローができそうな数に絞ったほうが活動しやすいかと思われます。

というのも、本気で信頼関係を構築したい大学であれば、メールや電話だけの連絡や、1~2回訪問して終わりではなく、何回も足を運び、会う時間はたとえ短くてもいいから小まめに情報提供を行い、それを何年か続けることが必要だからです。

採用担当に十分なマンパワーがあればできる限り多くの大学と関係構築を行い、応募母集団形成につなげたいところですが、中小企業では他の業務と兼務していたり、1人の採用担当が新卒も中途もすべての採用業務を担当していて1年を通じて多忙だったりすることもありませんか。

マンパワーが足りないなかで、最初から手広く「数討てば当たる」方式で接触を広げてしまうと、結局どこの大学との関係づくりも中途半端になってしまいかねません。

最初は2~3大学からでも、その大学としっかりした関係が築ければ決して少なくはありません。まずは小さく始めて、訪問と丁寧なフォローを繰り返し、最初は求人票の設置、次に学内企業説明会への参加や学生への紹介などを目標にし、進めていきましょう。

 

大学訪問のポイントは?

今まで大学訪問をしたことがないと、少し躊躇してしまうかもしれませんが、基本的に学生に多くの企業の求人を紹介したいと考えている大学では、電話などでアポイントを取れば、訪問するのは難しいことではありません。

今まで全くコンタクトがなかった大学であれば、まずは就職支援室やキャリアセンターなどに連絡し、アポイントを取りましょう。

その際に、「卒業生を採用したら非常に活躍してくれているので、ぜひまた御校から採用したい」など卒業生を採用した実績があり、活躍していると聞けば、大学の担当者との距離も最初から縮めやすいと思います。

アポイントがとれたら、いよいよ関係づくりが始まります。大学訪問で関係構築をするためのポイントは3つありますので、確認しておきましょう。

まず1つめは、訪問の目的をはっきりさせること。訪問の目的は企業から情報提供を行いつつ、大学で開催される学内企業説明会のスケジュール、その他学生と接点を持てるようなイベントやセミナーなどの種類やスケジュール、学生に自社を紹介してもらうためのキーマンなどを確認することにあります。

情報提供だけでなく、各大学のHPを事前に確認しながら、訪問の機会には必ず質問を用意し、大学担当者からも情報を引き出してきましょう。

2つめは、大学担当者にとっても、嬉しい情報を提供すること。大学訪問を歓迎してもらうには、訪問の際に提供する情報の質も重要です。たとえば、「他よりも早く、まだ公開されていない情報を優先的に」という情報などは歓迎されるでしょう。

情報提供する内容としては、

  • 公開されていない自社の選考情報
  • セミナーや説明会、会社(工場)見学会などイベント情報
  • ××大学生だけを対象としたイベント(説明会、会社見学会、先輩社員との交流会など)の開催
  • インターンシップの募集情報

などがよいでしょう。

3つめは、大学訪問後のアクションです。お礼のメールはもちろんですが、質問をもらっていたらすぐに対応する、「求人票をおいているけど反応がない」と聞いたら、求人票をわかりやすく訂正するなど、できるかぎり、訪問をきっかけに何らかの行動につなげるように意識すると、より関係構築も進むと思います。

もし大学訪問はしているけれども、なかなか関係作りがうまくいっていないのであれば、上記3つのポイントのどこかに問題があるかもしれません。ぜひ一度、訪問内容について振り返ってみてください。

大学訪問は、2018年卒採用に即効性があるものではありませんが、将来の新卒採用に向けて今から始めるのも賢明な判断かと思います。

従来の募集手段ではなかなか応募が集まらない、または新卒採用計画人数が達成できないという課題を抱えているのであれば、その解決策の1つとして、大学との関係づくりを検討してみるのはいかがでしょうか。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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