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就活生が魅力を感じやすい採用担当の適切な距離感とは?【2】

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第2回 就活生が魅力を感じる採用担当に共通する3つのスタンス

採用活動では、採用担当の対応が就活生の意思決定に大きく影響します。

少し前の調査になりますが、株式会社ディスコが行った「2015年度日経就職ナビ学生モニター調査結果」(2014.6)では、就活生に「就職先決定のキーパーソン」を聞いた結果、「人事・採用担当者」という答えが42.2%と、父親や母親を押えて第1位でした。

就職活動で多くの人事採用担当者と接する就活生の印象に残り、魅力を感じてもらう距離感を取るには、どのようなスタンスで臨めばよいのか。

第2回では、就活生が魅力を感じる採用担当に共通するスタンスから学んでみたいと思います。

 

採用担当に惹かれて中小企業に入社を決めたその理由とは…

私は仕事柄、中小企業の新入社員に取材させていただくことも多いのですが、その際に必ず「なぜ今の会社に入社を決めたのか?」と、意思決定の決め手を聞いています。

その理由は人それぞれですが、「採用担当がよかったから」と答える方の「意思決定の決め手にもなりうる印象的・魅力的な採用担当」には次のような共通点があります。

【「採用担当がよかったから」と入社を決めさせた採用担当に共通点する3つのスタンス】

  1. 親身になって話を聞いてくれた
  2. イキイキと楽しそうに仕事をしていた
  3. 社会人として、就職活動全般のアドバイスをしてくれた

では次に、入社の意思決定の決め手となるほどの採用担当のこの3つのスタンスから、就活生が魅力を感じる距離感をつくる秘訣を紐解いてみていきましょう。

 

➀親身になって話を聞く~就活生に人として本気で向き合う

まず1つめが、就活生に本気で向き合い、親身になって話を聞くスタンスです。

新入社員となったかつての就活生たちに取材をしていると、採用担当の「話を聞く姿勢」が企業に魅力を感じる大きな要素になっていたのを感じます。

さらに、就活生に本気で向き合い、

  • 「お前は、本当は何がやりたいの?」
  • 「これに対してはどう考えているの?」

「これから先、社会人として何がやりたいのか」「どう生きていきたいのか」と人生の在り方の根本を問いかけてくれる採用担当に対して、

  • 「自分ではそこまで考えたことがなかった」
  • 「新たな考えるきっかけを与えてくれた」

と心を動かされていた人も数多くいました。

多くの就活生に対応していると、就活のマニュアル本を参考にしてきた同じような話に退屈してしまったり、忙しいあまり1人1人への対応が事務的になってしまったりすることもあるでしょう。

それは致し方ないのですが、だからこそ「企業の事務的な対応」に慣れた就活生は、真剣に話を聞いてくれて、自分に本気で向き合ってくれる採用担当に出会った時に、それが印象として強く残ります。

「この人はぜひ採用したい」と思う就活生の話はしっかりと聞き、人として真剣に向き合っていきましょう。

 

➁「自分もこうなりたい」と思われるように働く~憧れの存在を目指す

2つめに心がけたいスタンスが、就活生が「自分もこうなりたい」と思えるように働くという点です。

第1回でも紹介しましたが、就活生は採用担当に対して、「この人みたいになりたい」「こんなふうに働きたい」という憧れや尊敬の思いがあると、企業(採用担当)とのコミュニケーションに対してかなり前向きになります。

憧れや尊敬の思いがベースにあれば、たとえば面接結果や日程の連絡をしたときなども「すぐに返信や折り返しの連絡が来る」「声が明るい」など、選考過程でのコミュニケーションが好意的に進みます。

しかしその思いがなければ、よほど事業内容や製品内容に強い興味を持っていない限り、企業からの連絡に対する返信や折り返しも優先順位が下がり、志望順位もだんだん下がっていく…という状況になってしまうでしょう。

就活生に「この人みたいになりたい」と思ってもらえるように振る舞うなんて、難しいように感じるかもしれませんが、その秘訣は「今の仕事を楽しんで、好きになること」と、とてもシンプルです。ここに「将来に対し、自分なりのビジョンを持っている」という条件が加わると、就活生にとってはさらに魅力的に写ります。

「仕事をやらされている感」「実はつまらないと思っている感」は、意外にボディランゲージとなって就活生には伝わっています。そしてそれが、「この会社に入社しても、なんかつまらなそう」という印象に繋がって、その企業と距離を置くようになっていきます。

採用活動中は、ぜひ目の前の仕事を楽しむスタンスを心がけていきましょう。

 

➂社会人の先輩として接する~人としての信頼関係を築く

 3つめは、「企業の採用担当としてだけでなく、社会人の先輩として接する」というスタンスです。

採用担当ですから、自社に入社してもらえるように、自社にとってよい情報ばかりを伝えたくなってしまいますが、そこで企業の枠組みを離れて一人の社会人の先輩として客観的にアドバイスしてくれる人に就活生は信頼を感じます

たとえば、選考プロセスも佳境に入れば、他にどんな企業を受けているのか就活生の状況を確認する機会もあるかと思いますが、そんなときでも

「×社よりも、うちの方がやりたいことができるよ」

と単に他社を下げていうのではなく、その企業を選んだ就活生の意志を認めつつ、やりたいことを実現する環境として自社と何が違うのかを客観的に両社のメリットデメリットを伝えると、「この人は自社に都合のいいことだけを話しているわけではない」とそこに信頼が生まれます。それが、「こういう人と一緒に働きたい」という入社への動機づけにも繋がっていくのです。

このような3つのスタンスを心がけ、就活生といい距離感で関係が築けても、最終的には他社に入社を決めてしまうことはもちろんあります。

しかし、「あの会社の採用担当はすごくよかった」という良い口コミが後輩やネットの掲示板で受け継がれ、その後の採用活動にプラスに働くことは大いにあります。就活生に真剣に向き合って積み重ねたコミュニケーションは、決して無駄にはならないのです。

 

さて、次回は3回シリーズの最終回です。

最後は、就活生が魅力を感じやすい距離感でコミュニケーションをとるためのタイミングやツール、受け答えの注意点などコミュニケーションのテクニック、スキルについてご紹介させていただきたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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