こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。
4月の入社まであと3ヶ月弱なのに、今になって内定辞退…。現場からは人手不足と言われているのに、新卒採用計画人数が未達成のまま…。
この時期に「なんとか4月の入社式までに、あと数人採用したい!」という事態に陥ってしまったときに、「新卒紹介」を利用するという解決策があります。
中小企業にとって、この「新卒紹介」はどんなメリット、デメリットがあるのか。今回は、そのポイントをまとめてみました。
今からでも4月入社に間に合う!新卒紹介の3つのメリット
新卒紹介は一言でいえば、人材紹介会社のキャリアコンサルタントが学生に面談し、学生の価値観や志向性などをヒアリングした上で、自社に合う学生を紹介してくれるサービスです。
まずはそのメリットからみてみましょう。
メリット➀急な採用計画にスピード対応
新卒紹介は、企業情報をキャリアコンサルタントが直接学生に紹介するので、就職情報サイトのようにWEB掲載情報の原稿を作成する必要がありません。
そのため採用準備の負担が少なく、今からの急な採用計画でも4月入社に間に合わせることができます。
メリット➁知名度に関係なく学生にアプローチできる!
就職情報サイトには多くの企業情報が掲載されているので、学生も全ての情報に目が通せるわけではありません。
時間がないなかでさっと目を通して気になった企業をじっくり見る…ということになりますが、その時にはどうしても知名度や、その企業の商品が身近なものかどうかなどに興味が左右されやすくなります。このため、就職情報サイトでは知名度が低かったり、B to Bの商材を扱っていたりする中小企業では学生の目に留まりにくいのが現状です。
しかし、新卒紹介ではキャリアコンサルタントが学生に対して企業を紹介するので、知名度に左右されることなく、学生にアプローチできます。
キャリアコンサルタントという「第三者」からの情報提供は、学生が自社に対して新たに興味をもつ大きなきっかけになるでしょう。
メリット③「自社に合いそうな人」を紹介してくれる
キャリアコンサルタントが学生と面談し、学生の志向性や価値観を整理して理解した上で、自社に合いそうな学生を紹介してくれるので、ある程度のスクリーニングができた状態で学生に会えます。
さらに、面接後に学生が自社に対してどんな印象を持っていたかをキャリアコンサルタントを通じて確認できるため、選考プロセスを通じてお互いの不安や懸念点、ギャップなどを解消しながら選考を進めることができるでしょう。
メリット④成功報酬型なので採用できないときのコストはゼロ!
中途採用時の人材紹介と同様に、新卒採用も成功報酬型の料金体系なので、コストが発生するのは採用できた時のみです。採用しなかった場合には、コストがかからないので、「お金をかけたけど、結局採用できなかった」「コストが無駄になった」ということがありません。
新卒紹介の気になるデメリットは?
そうはいっても、新卒採用にもデメリットはあります。導入を考える前に、デメリットについても現実を知っておきましょう。
デメリット➀採用した時にコストが発生する
採用するまではコストが発生しませんが、学生を採用した際には当然紹介料が発生します。もちろん、中途採用時の紹介料と比較すればコストは低いですが、それでも何人も採用すれば大きなコストになります。
就職情報サイトへの掲載コストと比べた時に、そのコスト感は中小企業にとっては大きな懸念点になるでしょう。
しかし大卒求人倍率が1.74倍(2017年卒)と売り手市場が続く現在の新卒採用環境では、就職情報サイトだけでは採用できないリスクが大きいのも現状です。このコストとリスクのバランスを、どのように捉えるかが判断のポイントです。
デメリット➁今の時期に内定していない学生って大丈夫?
この時期からの学生の紹介となると、
「今の段階でも内定していない学生へのアプローチなんでしょ?いい学生がいないんじゃないの?」
という懸念もあるかと思います。しかし実は、「今の時期に内定していない」からといって「ポテンシャルが低い」わけでは決してありません。特に2017年卒新卒採用は、企業の説明会や選考時期が2016年3月~5月に集中したので、この時期に「自分が何をやりたいのか」を見つけられなかったために、内定を取り損ねている学生もいます。
その中には、やりたい方向性さえ見いだせればしっかり頑張れる、ポテンシャルのある学生もいます。また、何かの資格を目指していたなど、事情があって就職活動のタイミングに活動できなかっただけの学生もいます。
もちろん「どこの企業でも評価されなかった」という学生もいますが、それは今までの面接で自分の考えをうまく伝えられなかっただけで、キャリアコンサルタントの面談を通じてそれが改善されていることもあります。
「この時期に内定をもらっていない学生」には、このようにいろいろな背景があります。いい人材かそうでないかは、会ってみないとわからないのです。
いかがでしたでしょうか。
メリット・デメリットはいろいろありますが、新卒紹介はサービスを利用して、学生を紹介してもらっても納得できずに採用に至らなければコストは発生しません。
採用できなかった時のコスト的なリスクがないからこそ、今から「新卒新入社員を採用しなければならない!」というときの解決策として、一度試してみるのもよいでしょう。
名大社の新卒紹介は、「名大社新卒ナビ2017」と連動して今活動中の学生にアプローチします!
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