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中小企業でも勝負できる!学生にとって魅力的なインターンシップとは?【3】

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第3回 中小企業だからこその体験型プログラムを

今、新卒採用活動で多くの企業が導入し、その重要性が年々増してきているインターンシップ。

株式会社リクルートキャリア就職みらい研究所「就職白書2016-インターンシップ編-」(2016.2.16)によれば、「内定者の中に自社のインターンシップ参加者がいた」と回答した企業は66.5%と前年から20.1ポイントも増加しており、インターンシップが採用の応募集団形成に重要な施策になっていることが伺えます。

同調査では従業員300人以下の企業のインターンシップ実施状況は41.5%という状況なので、これからインターンシップの導入を検討する中小企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インターンシップの約8割が1日で完結する現状をふまえ、「1日完結型で中小企業でも勝負できる魅力的なプログラム」について具体的に考えてみたいと思います。

 

学生に人気が高いのは現場での仕事体験

では学生は、どんなインターンシップのプログラムに興味を持っているのでしょうか。

それを知るためにも株式会社マイナビが発表した「2016年度マイナビ大学生インターンシップ調査」(2016.11.17)から、学生が最も興味を持つインターンシップと、実際に参加したインターンシップの内容について回答した結果をみてみましょう。

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これをみると、学生の満足度が高い内容は

  • 1位:実際の現場での仕事体験(37.3%)
  • 2位:実際の仕事のシミュレーション体験(16.9%)
  • 3位:会社見学・工場見学・職場見学(16.4%)

となっています。

学生は、「特定の企業のことをよく知りたい」「志望企業や志望業界で働くことを経験したい」と考えているため、実際の仕事に近い体験ができるプログラムが満足度につながっているようです。

しかし、実際に参加したインターンシップの内容をみてみると、

  • 1位:グループワーク(企画立案、課題解決、プレゼンなど)(58.0%)
  • 2位:人事や社員の講義・レクチャー(40.6%)
  • 3位:会社見学・工場見学・職場見学(29.7%)

という結果になり、学生が興味を持ち、満足度の高い内容と、実際に参加したインターンシップには乖離があることがわかります。

現在インターンシップを導入しているのは大企業が多いため、1日開催のインターンシップで大人数の学生を対象に行いやすいグループワークや、講義・レクチャーが中心となっているのが反映されているのでしょう。また、現場での仕事体験や仕事のシミュレーション体験は、初心者の学生に体験してもらうには、その業務の吟味はもちろん、プログラム中も学生の活動に社員の目が行き届かせる必要があります。

大人数が参加するインターンシップではこれは少し難しいですが、小規模で開催する中小企業のインターンシップならば、本来学生に人気の高い実際の現場での仕事体験や、仕事のシミュレーション体験の対応もなんとかできるのではないでしょうか。

実際に東海地方の中小企業のインターンシッププログラムをみてみると、この「現場での仕事体験」や「シミュレーション体験」を実施している企業が複数見受けられます

では「実際の現場での仕事体験」や「実際の仕事のシミュレーション体験」にはどのようなものがあるのか、みてみましょう。

 

➀プログラミング、設計、部品組み立てなどの仕事体験例

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これは実際に社内の現場で業務を体験する、実践型のプログラムで、自社の業務や新入社員が配属される部署の業務の一部を、数時間かけて学生に体験してもらうものです。体験する業務の例としては、システムのプログラミング、回路設計、部品設計、組み立て作業や工場の現場体験、資料作成などがあります。

準備などは大変ですが、学生は実際の経験を通じて仕事のイメージをより具体的に持つことができるため、学生からの満足度は最も高いプログラムとなっています。

 

➁実際の仕事のシミュレーション体験例

これは業務そのものではありませんが、実際の商材や実際の課題を用いてシミュレーションで体験してもらうプログラムです。

【仕事のシミュレーション体験例】

  • 自社の商材の説明を聞いて、消費者に対する広告戦略、PR戦略をまとめる
  • 現在の事業課題を説明し、その課題解決のための提案を行う
  • 新製品のマーケティングプランを考え、企画書にまとめる
  • 顧客企業の課題に対して、自社の商材を使った提案をまとめる

これらは、シミュレーション体験をする際に、自社の商材の説明だけでなく、市場のポジション、強みなども詳しく説明することができ、体験を通じてより深く自社を理解してもらうことができます。

 

どちらも「社員の関わり」がポイント

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こうした体験型のプログラムの良さは、具体的な仕事内容を知るのはもちろんですが、その仕事が社会に提供する価値は何なのか、社員がどんな思いでその仕事に向き合っているかという情報を、業務の説明やアドバイスを通じて学生に伝えやすい伝わりやすいことにあると思います。

学生への指導やアドバイスなどがある分、学生と社員の接点は学生同士のグループワークや講義型のプログラムよりも多くなるでしょう。

結果として、そのコミュニケーションを通じてその企業や業務をより深く理解できるだけでなく、

  • 「ここの先輩の雰囲気はよさそうだな」
  • 「ここの会社は働きやすそうだな」

と社員に対する親近感を持ちやすくなります。

だからこそ単なる体験だけでなく、「実務を通じて社員とより濃いコミュニケーションができるように」ということを意識し、サポートする社員にもその点を共有できると、インターンシップがより効果的になると思います。

今回紹介したのは、自社の仕事内容を知ってもらうための体験型プログラムでしたが、体験型プログラムには、「社会人としてのスキルを学ぶ」「就職に役立つことを実践で学ぶ」という体験の軸もあります。企業の事業内容紹介の時間は設けつつも、「学生の就職活動を応援する」というスタンスで、企業の印象をアップし、そのアドバイスを通じて社員の雰囲気や企業の考え方を知ってもらうというものです。

企業によっては、学生に実務を実践してもらうようなプログラムを企画しにくいこともあるでしょう。そんな時は、こうした切り口からプログラムを設計するというやり方もあります。次の第4回では、このアプローチからの「実践型」のプログラムについて、ご紹介させていただきます。

 

※参考データ

株式会社リクルートキャリア就職みらい研究所「就職白書2016-インターンシップ編-

株式会社ディスコ 「【2017年度就活生モニター調査】インターンシップに関する調査

株式会社マイナビが発表した「2016年度マイナビ大学生インターンシップ調査

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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