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新入社員研修スケジュールの作り方のコツ【前編】

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こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

新入社員を迎え入れる4月まで、あと数か月。採用活動に目途がついてきたら、次は内定者研修など新入社員研修が待っています。

中小企業では、現場が早く人手を必要としていることもあり、外部研修のビジネスマナー研修だけ受講してもらい、あとはOJTで・・・という状況も少なくないのではないでしょうか。今年もこのままでいいのか。あるいは、研修プログラムを見直したほうがいいのか。または、今までは最初からOJTだったけど、今年からは本腰入れて新入社員研修に取り組んでみようか。

今回は、新入社員研修プログラムを検討する時の視点とスケジュールの作り方のコツを前後編でご紹介します。

 

新入社員研修にはいつ頃から準備が必要?

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新入社員研修を検討する際には、プログラムを決めるまでに1)現状把握、2)目的とゴールの設定、3)プログラムの選定というプロセスが必要です。

そこで最初に、それぞれのプロセスに必要なスケジュール感を確認しておきましょう。

中小企業であれば、他の業務も担当しながら新入社員研修も企画することになるかと思いますので、それも考えますと、

  1. 現状把握に1か月~1か月半程度
  2. 新入社員研修の目的を経営者と確認するのに半月から1か月
  3. 研修プログラムの選定・企画に1か月程度

くらいが目安となります。

逆算すると、もし「入社前にビジネスマナー研修くらいは済ませたい」と第一弾を内定者研修として3月に行うのであれば、遅くても12月には現状把握のリサーチを始めるのがおすすめといえます。

 

1)まずは現状把握から~今年の課題を再確認

では、次にそれぞれのプロセスのポイントを確認していきたいと思います。今までの新入社員研修を見直すにしても、今年から本格的に新入社員研修を行うにしても、どちらにしても必要なのが、「現状把握」です。

今年の(もし、今年は採用していなければ直近の)新入社員とその受け入れ先で教育担当となった先輩社員に、現状の課題を確認しましょう。

【今年の新入社員に確認したいこと】

 (新入社員研修を行っている場合)

  • 新入社員研修で役に立ったことは何か。
  • 現場に配属されてから、「これは研修で知っておきたかった」と困ったことは何か。
  • 「次の新入社員は、これを研修で学んでおくとよい」と思うことは何か。

(新入社員研修を行っていない場合)

  • 入社後現場に配属されて、困ったことは何か。
  • 「これについては、研修で学びたかった」と思うことは何か。

【新入社員の教育担当となった先輩社員に確認したいこと】

  • 新入社員の教育を担当し、「現場に配属される前に知っておいてほしい・身につけておいてほしい」と思った知識やスキルがあったか。それは何か。
  • 今年の新入社員を教育する際に感じた課題は何だったか。
  • 現場に配属される前に、新入社員は何を学んでおいたほうが指導しやすいか。

これらは記述式のアンケートで確認すると簡単ではありますが、もし新入社員が毎年数名程度であれば、ぜひ面談して、質問をしながら話を聞いてみましょう。直接話をしたほうが、現場が感じている本当の課題や不満などをより確認しやすくなります。

 

2)新入社員研修の目的とゴールを明確にする

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1)の現状確認で、「ビジネスマナー研修が役に立った」「パソコンスキルはもう少し、研修でやってもいいのではと思った」「社会人としての自覚が足りない」など目に見えやすいポイントが出てくると思います。

しかし、それで十分というわけではありません。

今度はその現状の課題も踏まえながら、新入社員研修で何ができ、どのような状態になっていることが望ましいのかという「人材育成」の視点も踏まえて、研修の目的とゴールを明確にしていきましょう。

新入社員研修の目的は一般的には

  1. 学生から社会人の意識の切り替え
  2. 企業の理念やビジョンの浸透
  3. ビジネスマナーの理解
  4. 社内での過ごし方(人事制度や社内イベント、社内の施設の使い方)の理解
  5. 同期の仲間意識の醸成、一体化
  6. 社会人としての基礎能力を身につける(パソコンスキル、コミュニケーション力など)
  7. 実務能力の習得

が挙げられます。

「学生から社会人への意識の切り替え」や「同期の仲間意識の醸成、一体化」などは、特別なプログラムを設けなくても(もちろん、研修会社にはこの目的に適したプログラムもありますが)一連の新入社員研修を通じて、得られるものではあります。

しかし、企業の理念やビジョンの浸透は、その目的を達成するには、経営理念やビジョン、事業内容や商品やサービスが社会に提供している価値などを改めて詳しく説明するプログラムが必要です。座学だけでなく、各事業部を一定期間仮配属としてOJTで体験するのも、事業理解を深めることになるでしょう。

4の「社内の過ごし方」については、「あえて研修しなくてもそのうち慣れる」という考え方もありますが、社内イベントや人事制度の理解を深めてもらえるよう、その背景からきちんと説明するプログラムがあれば、より早く社風に慣れることができます。さらに、6のように現場に配属する前に社会人としてのコミュニケーション力や課題発見・解決力、最低限のパソコンスキルを身につけてほしいのであれば、そうした力を養うプログラムが求められます。

全ての目的をカバーする必要はありませんが、何を目的とするのかを明確にしておくと具体的な研修プログラムの計画が立てやすくなります。

どれを重要視し、何を選ぶかは新入社員をどのように育成したいかという経営者の意向が大きく反映されるので、経営者とコミュニケーションをとりしっかり確認してください。

 

3)必要な研修プログラムをゼロベースで考える

新入社員研修の目的とゴールが決まったら、研修プログラムとスケジュールを企画していきます。

新入社員研修には

  • 社内講師によるプログラム
  • OFF-JTで外部講師・研修会社によるプログラム
  • OJTで、現場で実践するプログラム

がありますが、2)で設定した目的とゴールを達成するために、最も適したプログラムは何か、予算も踏まえながらゼロベースで考えてみましょう。

以上、前編では研修プログラムを企画するまでのプロセスのポイントとスケジュールをまとめさせていただきましたが、後編ではそれぞれの具体的な研修スケジュールや研修プログラムについて、もう少し詳しく紹介していきたいと思います。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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