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学生を不安にさせない!内定者フォローとは?【4】

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第4回 内定者フォロープランを考える時のポイント

こんにちは。採用と人材育成のコンサルティングを行う株式会社アールナインの小松です。

このテーマでは、学生を不安にさせない内定者フォローについて、「懇親会」や「先輩社員へのインタビュー」など具体的なフォロー企画のポイントをご紹介してきました。最終回となる第4回では、内定後からの段階別の内定フォローの目的と内定フォローを考える時のポイントをまとめてみたいと思います。

 

今後はもっと必要になる?内定者フォローの重要性を改めて確認!

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2017年卒採用では、全国の民間企業の求人総数73.4万人に対し、学生の民間企業就職希望者数は42.2万人。大卒求人倍率が1.73倍だった2016年卒採用に引き続き、2017年卒採用も1.74倍と売り手市場となりました(リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2017年卒)」)。

18才人口は緩やかな減少傾向にありますが、少子化で大学に入りやすくなっている分、大学進学率は高くなり、大学進学者の人数は横ばいから微増傾向にあります。しかしこの先、全体の人口が少なくなっていることからも劇的に増えることはないでしょう。さらに今後不景気で企業の大卒求人数が減少したとしても、一部の優秀な学生に内定が集中します。

よって、学生の「売り手市場」傾向は今年に限らず続くことが予想され、辞退者を出さずに内定者全員の入社を目指す内定者フォローも、引き続き重要となってくるでしょう。

 

内定の段階にあわせて重点項目を意識

その内定者フォローですが、内定からの時期に合わせてその目的とポイントを意識しておくと、内定者フォロープランが立てやすくなります。

そこで一例として、内定からの時期による内定フォローの目的と施策例をまとめてみました。

➀内定直後

目的:内定者の志向や強みを確認する。

施策例:人事との面談・ランチ・飲みに行くなど

ポイント

まずは内定者をよく理解できるよう、じっくり話をききましょう。選考プロセスでのフォロー中に内定者とコミュニケーションが取れている場合でも、「内定」をもらい「入社」が前提になったこの時点で改めて、学生の意識が「入社」に向けて変われるように場を設けると効果的です。

人事がしっかり話を聞いてくれることが、学生が企業に対して好感度や入社への意欲を高める第一歩となります。今後の内定フォローの効果を高めるためにも、まずは学生と人事の間で信頼関係を築いておきましょう。

➁内定から3ヶ月以内程度

目的:内定者に事業内容や社内の雰囲気を理解してもらう。内定者同士、顔見知りになってもらう。

施策例:工場・社内見学、社内アルバイト(単発業務的なものでOK)、内定者同士の懇親会など。

ポイント

就職活動開始から早い段階で内々定が出た学生は、十分に企業理解をしていないこともあります。この時期に改めて事業内容の理解を深めていきましょう。そのために、工場見学や社内見学、社内アルバイトなどの機会を設けます。この時点の社内アルバイトは、社風を体験してもらう目的なので、「手が足りないところのお手伝い」で何でも構いません。

また、内定者が複数名揃ってきた段階で、内定者同士の顔合わせの機会を設け、お互い顔合わせをしておきましょう。内定者同士の懇親会は最初の1回は人事がセッティングし、それ以降は「どんどんやってね」と声をかけ、内定者の自主開催を促します。内定者の人数が少ない中小企業では、内定者同士の一体感・連帯感が高まるほど、辞退のリスクは低くなりますので、内定者同士が仲良くなれるよう場づくり・雰囲気作りをしていきましょう。

③内定から3ヶ月以降~入社1か月前程度まで

目的:内定者に仕事内容を理解してもらう。先輩社員と交流し、入社後の人間関係への不安が解消するようにする。

施策例:先輩社員へのインタビュー、先輩社員を呼んだ懇親会、社内アルバイト。

ポイント

第2回でおススメした「先輩社員へのインタビュー」や「先輩社員との交流」は、事業理解や企業理解が進み、内定者同士の顔見知りになった段階で行ったほうが、より深いコミュニケーションが期待できます。企業や事業の概要を理解したうえで先輩社員と接すれば、質問の質も全く変わってきますし、先輩社員から同じことを聞いても受け止め方が大きく変わってくるでしょう。

④入社1か月前~入社直前まで

目的:学生から社会人へ意識を切り替えてもらう。

施策例:ビジネスマナー研修、社内アルバイトなど。

ポイント

最後の春休み中であるこの時期、内定者フォローを行うのであれば「学生から社会人になるための準備」を本格的にしてもらうことがポイントです。ビジネスマナー研修や、入社後に実際に行う業務に近いような(OJT的な)社内アルバイトなどを通じて、学生から社会人へと意識を切り替えるサポートをしてきましょう。

 

内定から入社までのスケジュールを内定者と共有

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内定後から入社までどのように過ごせばいいのか、学生が不安に思うことも少なくありません。また、企業からのアクションがないと、企業が何を考えているのかわからず、それを不安に感じることもあります。

これらの不安を解消するためには、定期的な連絡や情報をオープンにすることが望ましいといわれますが、中小企業の人事担当は大忙し。新卒採用が終われば中途採用が始まったり、採用以外の業務もあったりと、「定期的」なフォローもそう簡単ではありません。

そこで、内定者フォローは「なんとなく間があいたからやる」ではなく、内定から入社までの大まかなスケジュールを予め作成し、内定者と共有をしておきましょう。

入社までのタイムラインがわかっていれば、内定者の不安は大きく解消します。定期的な連絡がなくて何カ月か間が空いても、次の予定がわかっていれば心配になることはなくなるはずです。

 

内定者フォローは辞退防止のためだけにあらず?!

内定辞退は、企業や仕事内容に関する情報不足から不安や迷いが生まれることが多いものです。内定フォローを通じて、選考プロセスでは伝えきれなかった情報を伝えて、その不安を解消し、入社への意欲を高めていきましょう。

また、入社までの段階で内定者フォローを通じて企業理解が深まっていれば、入社後の育成や職場に慣れるのがスムーズになるため、単に「辞退を防ぐ」だけでなく新入社員教育の側面もあります。何より、きちんとした内定者フォローがあれば、学生は「ちゃんとした会社だな」「期待してくれているんだな」と企業への信頼感や、入社へのモチベーションが上がります。

学生の不安をやる気に変えるような内定者フォローを心がけていきましょう。

ライター紹介

小松 紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン
一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会
1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp
国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp

株式会社アールナイン

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